「ワンルームのゴミ屋敷を片付ける費用が知りたい」
「優良業者の見分け方が知りたい」
「業者には依頼したいけれど、安く抑えたい」
ゴミ屋敷の片付けを不用品回収業者に依頼する場合、費用について気にされる方は多いのではないでしょうか。ワンルームのゴミ屋敷を片付ける際にかかる費用は、ゴミの量や部屋の状態によって変わります。
少しでも費用を安く抑える方法や、自力で片付けようとした際のデメリットについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読んで分かること
ワンルームのゴミ屋敷の片付け費用の目安を、以下の2つの状態から紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
ゴミに埋め尽くされて足の踏み場がない部屋の片付けにかかる費用は、約4.3万円からです。
ワンルームで足の踏み場がない程度だと作業人員は1名、作業時間も2~3時間程度で済むでしょう。目安としては一人暮らしで、ゴミが溜まり始めて1年未満の状況を想定しています。
ゴミが天井まで溜まっている状態になると、片付け費用は10万円以上かかることもあります。先述の床が見えない状態よりも金額が跳ね上がる理由は、作業人員が2名以上になり、所要時間も増えることが想定されるからです。
天井近くまでゴミが溜まってしまうと、必要なものかどうかを確認しながらの片付けになるので、時間と労力がかかり、その分費用が高くなります。
本記事ではワンルームのゴミ屋敷の片付け費用について解説していますが、それ以外の間取りの費用については、以下の記事にて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
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ゴミ屋敷を片付ける際の費用の内訳は、大きく分けると以下の4つです。
それぞれ解説します。
回収したゴミを処分するにあたって、ゴミの重さに応じて処分費がかかります。
また、家電リサイクル法の対象家電を処分する際は、別途リサイクル料金が発生します。家電リサイクル法対象家電は、以下の4種類です。
上記の家電が多いほど処分費用も高くなるので、事前に確認しましょう。
当日の作業に必要な人数に応じて、人件費も変動します。ワンルームのゴミ屋敷の片付けは1人でも行えるものの、分別や処分に時間がかかると判断されれば、3人以上で作業を行うこともあります。
人件費は従業員1人1日につき20,000~25,000円程度が相場と考えてください。
当日の片付けに使うトラックの大きさと台数に応じて、車両費は変動します。ゴミ屋敷の片付けで使われるトラックの種類は、主に以下の3種類です。
トラックのサイズが大きく、台数が多いほど、費用は高くつきます。
依頼する場所や日時によっては、追加費用が発生するケースもあります。実際に追加費用が発生するケースは、以下の通りです。
業者によってプランや追加費用は異なるので、事前に問い合わせましょう。
ワンルームのゴミ屋敷を片付けたいと考えていても「お金がないから手を付けられない」という人も、多いでしょう。
お金がない人は、以下3つの方法を取り入れてみてください。
ワンルーム程度の広さであれば、時間をかければ自力でも十分に片付けられます。一度ですべてをきれいにしようとせずに、計画を立てて少しずつ処分していくことが大切です。
経済的に厳しくても、ワンルームのゴミ屋敷を片付ける方法はあるので、放置しないようにしましょう。
お金がない人がゴミ屋敷を片付ける方法について知りたい人は、以下の記事がおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
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自力でゴミ屋敷を片付ける際にかかる費用は、主に以下の3つです。
車両をレンタルする場合の目安としては、軽トラックの場合は24時間で8,000円、ライトバンで5,000円程度です。処分費用に関しては、重さに対して料金が加算されます。
ゴミの処分費用は各自治体によって異なるので、自分で片付ける際は事前に確認しておきましょう。
ゴミ屋敷の片付けにかかる費用は、工夫次第で安く抑えられます。おすすめの方法は、以下の5つです。
順番に見ていきましょう。
片付けられるゴミは自分で処分すれば、安く抑えられます。先述の通り、ゴミの処分費用は重さに対して料金が決まるので、あらかじめ少なくすれば安くなります。
ただし、自分でゴミを処分する際は、安全面に十分に注意しながら行ってください。刃物などの危険物がゴミに埋もれており、気付かずに触れてケガをしてしまう、という事態も考えられます。
自治体によってゴミの分別の種類は異なるので、事前に確認してから処分しましょう。
買取サービスを行っている不用品回収業者に依頼すれば、再利用可能な物品などを買取ってくれるので、片付け費用から相殺できます。
まだ使えそうな家具や家電が多いようであれば、買取サービスを提供している不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。買取品目が多ければ、請求金額を安く抑えられるどころか、買取費用でプラスに転じることも期待できます。
見積もりを取ってもらうときは価格交渉を行うことも、安く抑える有効な方法です。その際に、あらかじめ予算を伝えておくとスムーズに進められます。
料金体系が明確な不用品回収業者であっても、依頼者に合わせて柔軟に対応してくれる業者も多いです。あらかじめ伝えた予算に合わせて料金やサービスプランを提案してくれるので、納得できる不用品回収業者を選びましょう。
インターネット上で不用品回収業者を探したら、見積もり書は最低3社からもらうようにしてください。1社のみだと料金の相場観がわからず、サービス内容を比較検討できません。
また、あらかじめインターネットで費用相場を確認してから、見積書をもらうようにしましょう。稀に、依頼者が費用相場を知らないのをいいことに、足元を見て料金を提示してくる業者もいます。
悪徳業者に引っかからないためにも、費用相場を確認してから見積書をもらいましょう。自分の予算に合わせた料金やサービス内容を比較できます。
不用品回収業者に依頼する際は、余裕を持って行動することが大切です。1ヵ月以上前からゴミ屋敷の片付けを準備し、事前に料金相場や不用品回収業者について調べる余裕を持ちましょう。
急いでいると視野が狭くなり、価格交渉などができなくなります。
余裕を持った行動をすればスケジュール調整も行えるので、繁忙月など料金が高くなる時期を避けられます。
ワンルームのゴミ屋敷であれば、自力でも十分に片付けられるものの、以下3つのデメリットがあることは理解しておきましょう。
ひとつずつ解説します。
ワンルームとはいえ、自力でゴミ屋敷を片付けるには膨大な時間と労力がかかります。ゴミを分別して処分するまでの工程を、すべて1人で行うからです。
大量のゴミを1つずつ分別する作業は、根気が要ります。分別したゴミは処理場へ持っていくので、搬出作業もあります。処分するゴミの量によっては、直接処理場に持って行くためにレンタカーの手配も必要になるでしょう。
溜まったゴミの中には危険物や有害物質などが含まれている可能性もあるので、取り扱いには注意が必要です。自力でゴミを処分する際は、長期的なスケジュールを確保しましょう。
ゴミ屋敷を片付けていくと、ゴミに隠れていた害虫や害獣が湧き出てくるうえに悪臭の発生により、近隣住民からクレームが入る可能性もあります。掃除を行うことで、ゴミに隠れていた部分が露出するからです。
自分で片付ける際は、事前に臭いや害虫対策をしっかり行ったうえで、作業を進めましょう。ワンルームだと隣の部屋と距離が近いため、ベランダや玄関から出た虫が隣の家に侵入する恐れがあります。
ゴミ屋敷の害虫対策について知りたい方は、以下の記事がおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
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自分で片付ける際は、処分方法も確認しておかなければいけません。ゴミの分別方法は自治体によって異なるものの、主に以下の4つに分けられます。
住んでいる自治体の収集日に合わせて処分する際は、あらかじめゴミ袋を用意します。粗大ゴミに関しては、事前に自治体へ連絡しましょう。
処理場には営業時間があるので、間に合うように処分する必要もあります。処理場でゴミを処分する際は重さによって料金が変わるため、お金も忘れずに準備しておきましょう。
不用品回収業者にゴミ屋敷の片付けを依頼するメリットは5つあります。
順番に見ていきましょう。
不用品回収業者に依頼すれば、時間と労力をかけることなくゴミ屋敷を片付けられます。経験が豊富で、迅速かつ丁寧に作業をしてくれるスタッフがゴミを分別して搬出し、処分するところまで行ってくれます。
依頼者が行うのは、料金を支払うことぐらいで、時間と労力がかかりません。
不用品回収業者は、近隣住民へも配慮して片付けを行ってくれます。ゴミ屋敷の片付けを自分で行うと騒音や臭い、害虫などによって苦情が発生することも少なくありません。
不用品回収業者であれば害虫が湧いたら駆除用のスプレーで対応し、騒音にも配慮しながら作業を行ってくれます。
ワンルームのゴミ屋敷なら2〜3時間程度で片付けを終わらせられるので、隣近所からの視線を気にする必要もありません。
不用品回収業者に依頼する際にあらかじめ残しておいて欲しいものを伝えると、ゴミを片付ける際に取っておいてくれます。
また、片付け中にまだ使えそうな物品が出てきたときは、不用品回収業者側の判断で残してくれます。ゴミ屋敷の片付けを不用品回収業者に依頼すれば、貴重なものが間違って処分される心配はありません。
不用品回収業者はゴミの片付けと処分に限らず、清掃も行ってくれます。ゴミ屋敷のほとんどは長期間かけてゴミが溜まったことが原因で、壁や床に汚れや臭いが染み付いています。
ゴミを片付けた際に今まで隠れていた部分が露出し、臭いや汚れが目立つので、清掃と除菌も行わないと原状回復はできません。
ゴミ屋敷だった家を自力で清掃や除菌するのは労力がかかり、1人で行うのは大変です。事前の見積もりで、清掃や除菌のサービスも行っているか確認しましょう。
ゴミ屋敷を片付ける際は清掃や除菌まで行うことで、ゴミ屋敷化の再発防止にもつながります。
粗大ゴミを処分する際は、自治体に連絡をして決まった収集日と場所に置く必要があります。
不用品回収業者は粗大ゴミの処分まで一括して行ってくれるので、自治体に連絡をして手続きをする必要はありません。ゴミ屋敷を片付ける際に粗大ゴミも一緒に片付けたい人にとっては、不用品回収業者に依頼するメリットは大きいでしょう。
ゴミ屋敷の片付けを不用品回収業者に依頼すると決めたとしても、何を基準に選べばいいかわからない方も多いはずです。
ここからは、優良業者の特徴を7つ紹介します。
当てはまっている項目が多いほど、信頼できる不用品回収業者と言えます。順番に見ていきましょう。
インターネットで良い口コミが多い不用品回収業者は、優良業者である可能性が高いです。口コミは利用者からの評価なので、信頼性や満足度の高さを示していると言えます。
また、情報収集を行うならSNSも確認してみてください。SNSのほうが、正直な口コミが書かれています。
利用して良かった点や料金のことなど、さまざまな点について良い口コミがある不用品回収業者を選びましょう。
料金体系がわかりやすく明朗会計な不用品回収業者も、信頼してもいいでしょう。追加料金の有無や、料金に含まれるサービス内容まではっきりしていることが重要です。
依頼する際に料金を明確にしておけば、後から追加料金が発生するなどのトラブル防止にもつながります。逆に複雑な料金体系で、質問しなければわからないような業者はおすすめできません。
優良業者であれば、料金に関して質問をしたとしても丁寧に回答してくれます。料金の相談にも乗ってくれるので、気になることがあれば遠慮なく質問してみましょう。
買取サービスを行っている不用品回収業者を選べば、買取った分を請求金額から引いてくれるので、費用を安く抑えられます。
買取サービスを行っている不用品回収業者を選ぶ際は「古物商許可」を取得していることを、確認してください。ゴミ屋敷の片付けに対応している「一般廃棄物収集運搬業許可」では、買取りは認められていません。
まだ使えそうな家具や家電が多い方は、片付け費用を少しでも抑えるために、買取サービスを行っている不用品回収業者から選びましょう。
見積もりを依頼する際は、無料で対応してくれる不用品回収業者を選びましょう。多くの不用品回収業者は無料で見積もりを提示してくれますが、中には人件費やガソリン代などという名目で請求されるケースもあります。
請求すること自体は問題ないものの、多くの不用品回収業者が無料で行っていることから、わざわざ有料の業者を選ぶ理由はありません。
無料で見積もりを出している業者から比較検討したうえで、依頼しましょう。
ゴミ屋敷の片付け実績が豊富な不用品回収業者を選びましょう。豊富な経験に基づいてゴミ屋敷の状況を確認し、見積もりや当日の作業量を正確に算出してくれます。
また、実績が豊富な業者ほど、迅速かつ丁寧に対応してくれることが期待できます。不用品回収業者の実績が豊富ということは信頼されている証拠なので、優良業者の可能性が高いです。
電話対応や接客態度は、信頼性を示す重要な要素です。問い合わせ時の電話対応や見積もり時の担当者の接客が雑な業者に依頼したとしても、丁寧に行ってくれる可能性は低いでしょう。
優良業者は依頼者に信頼してもらうために、電話やメールでの対応はもちろん、清潔感にも気を配っています。料金や実績だけで判断するのではなく、接客態度も見て依頼する業者を選びましょう。
一般家庭からゴミを回収する際は「一般廃棄物収集運搬業」許可が必要です。一般廃棄物収集運搬業の許可を所持していない業者は、不用品回収業を行ってはいけないと決められています。
また、買取サービスを行っている業者に依頼する際は、古物商許可を所持しているかも確認しましょう。古物商許可は、買取った不用品を販売する際に必要な許可です。
許可の有無については、業者ホームページや担当者が提示してくれる名刺に記載されているはずです。「所持していると優良」ではなく「持っていなければ違法」なので、必ず確認してください。
ゴミ屋敷の片付けを依頼する際のステップは、以下の4つです。
それぞれ解説していきます。
メールか電話で問い合わせを行いましょう。
その際に、あらかじめゴミの量やゴミ屋敷になってどれくらいの期間が経つのかなど、詳細に説明してください。予算やいつ頃までに片付けたいかなどを決めて相談すると、その後の流れがスムーズに進みます。
問い合わせを行ったら現地を見てもらい、見積書を作成してもらいましょう。現地を見てもらうことでゴミの量を正確に把握し、必要な作業人員やトラックの台数などを算出してもらいます。
正確な見積書があれば、依頼者側も予算を把握できます。また、見積もりを受け取る際はサービス内容がどこまで含まれているかも確認しましょう。
基本的にはゴミの分別から処理までを行ってくれますが、清掃や除菌作業まで対応している不用品回収業者もあります。
なお、引越しシーズンは繁忙期により値段が高くなる傾向があるので、余裕をもって依頼しましょう。
いただいた見積書の内容に問題がなければ、依頼して作業当日を迎えましょう。作業当日は、依頼者が行うことはほとんどありません。
事前の見積もりの際に不用品回収業者がゴミの量や状況を確認しているので、あとはプロに任せましょう。経験豊富な不用品回収業者の従業員が、ゴミの片付けから搬出作業まで手際よく行ってくれます。
あらかじめ残しておいて欲しいものを伝えておけば、当日は丸投げして問題ありません。
片付け作業が終わったら、清掃と除菌作業を行ってくれます。ゴミ屋敷は長期に渡ってゴミが溜まっている不衛生な状態なので、除菌作業まで行わないと生活を送るのは難しいです。
自分で清掃作業を行うこともひとつの方法ですが、除菌作業も行ってくれるプロにお任せしましょう。業務用の洗剤などを使って徹底的にきれいにしてくれるので、片付け後に気持ちよく過ごせるようになります。
また片づけた後に引越す場合でも、あまりに汚いと管理会社に清掃代を請求されることもあります。今後、高額な費用を請求される事態を避けるためにも、不用品回収業者に依頼する場合は清掃と除菌も依頼しましょう。
ワンルームのゴミ屋敷の片付けを不用品回収業者に依頼する際は、ゴミの量によって料金が変動します。実際にゴミで床が見えない状態と、天井まで達している状態では、費用は大きく変わってきます。
不用品回収業者に依頼する際は、片付け費用の内訳をあらかじめ知っておきましょう。内訳を知ることで、安く抑えられる方法もわかります。
安く抑える方法のひとつが、ゴミ屋敷化したワンルームを1人ですべて片付けようとすることですが、想像以上に時間も労力もかかります。どこから片付けていいかわからない人や時間をかけられない人は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
数ある不用品回収業者の中から選ぶのが難しいと感じている人は、不用品回収相談所がおすすめです。不用品回収相談所は、市町村認定の優良業者のみが加盟しています。
事前の下見や見積もりは無料で行い、料金も安心の明朗会計です。ワンルームのゴミ屋敷の片付けに悩んでいる方は、ぜひ不用品回収業者へご相談ください。