「栃木市では粗大ゴミをどうやって処分すればいい?」
「とちぎクリーンプラザに持ち込むのと戸別収集、どちらがお得?」
とお悩みではありませんか?栃木市では、粗大ゴミの処分方法として戸別収集やとちぎクリーンプラザへの持ち込み処分など、いくつかの選択肢があります。また、市では「おいくら」というリユースプラットフォームと提携し、処分前のリユース推進にも力を入れています。
本記事では、栃木市で粗大ゴミを処分する方法や料金について解説します。また、無料で処分できる方法や粗大ゴミ以外のゴミの分別方法などもお伝えするので、ぜひご覧ください。
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この記事を読んで分かること
今すぐ栃木市で不用品回収を依頼したい場合は「栃木市の不用品回収相談所」にお問い合わせください。市では処分できないものも回収可能な信頼性の高い業者を紹介します。見積もりは無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。
栃木市では、縦・横・高さのうち、いずれか一つの辺が60cmを超えるものを粗大ゴミとして扱います。これは明確な基準で、一般的な指定ゴミ袋に入らない大型のものが対象となります。
主な粗大ゴミは以下の通りです。
注意点として、石油ストーブは60cm以下であっても、その性質から粗大ゴミとして扱われます。これは、内部に残った灯油などが火災の原因となる危険性を考慮しているためです。
栃木市では、以下のような品目は粗大ゴミとして市で収集・処分できないものに指定されています。
家電リサイクル法の対象機器 | テレビ(液晶・ブラウン管)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコン(室外機を含む) |
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その他処理困難物 | 農薬、ガスボンベ、消火器、ペンキ、灰、バイク、タイヤ、耐火性金庫、ピアノ、石・砂・農機具、コンクリート、カワラ・建築廃材 |
家電リサイクル法対象品については、購入した電気店等に引き取ってもらうか、郵便局で「家電リサイクル券」を購入してから指定取引場所(共同陸運:栃木市岩舟町静和474-4)に搬入してください。
その他処理困難物については、買い替える時に引き取ってもらうか、専門業者、またはクリーン推進課(0282-31-2447)にご相談ください。
これらの品目は粗大ゴミとして出せないため、それぞれ適切な専門ルートで処分するようにしましょう。
栃木市では、戸別収集と持ち込み処分の2つの方法に加えて、不用品回収業者による処分も可能です。状況にあった処分方法を選んでください。
栃木市では有料・要申込による戸別収集サービスを実施しています。
申し込み先 | 粗大ゴミ受付専用ダイヤル |
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電話番号 | 0282-31-2448 |
受付時間 | 月曜日~金曜日(祝日を除く)午前9時~午後4時(正午~午後1時は受付休止) |
申込期限 | 収集希望日の1ヶ月前まで |
手続きの流れ
申し込みから収集まで通常でも1ヶ月から1ヶ月半ほどかかるため、引越しなど期限が決まっている場合は特に早めの連絡が不可欠です。
自分で処理施設まで運搬できる場合は、とちぎクリーンプラザへ直接持ち込む方法も選択できます。有料・重量制となっています。
持ち込み先 | とちぎクリーンプラザ |
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住所 | 栃木市梓町456番地32 |
電話番号 | 0282-31-2446 |
受付時間 | 月曜日~土曜日 午前8時30分~午後4時30分 |
休業日 | 日曜日、祝日(振替休日含む)、1月2日、1月3日 |
処理手数料 | 10kgにつき250円(消費税込み) |
手続きの流れ
料金は重量制で、10kg未満の端数は10kgとして計算されます(例:12kg持ち込んだ場合は20kg分の料金、つまり500円が必要)。軽いものであれば戸別収集より安く済む可能性がありますが、重い家具などは高額になることもあります。
市の収集日程に合わない場合や自力搬出が困難な場合は、民間の不用品回収業者に依頼する方法もあります。
不用品回収業者なら市では処分できないものも回収可能で、分別・運搬作業を全て業者が対応してくれます。また、急ぎの場合は即日対応も可能で、営業時間外(早朝・深夜)対応も相談できるため、忙しい方には特に便利です。
重要な注意点として、必ず栃木市から「一般廃棄物収集運搬業許可」を得ている正規の業者を選ぶことです。無許可の業者に依頼した場合、回収された不用品が不法投棄されるリスクがあり、その場合、排出した本人も責任を問われる可能性があります。
「時間がなくて粗大ゴミを出せない」「自分では運び出せない重いものがある」という方は、「栃木市の不用品回収相談所」にお問い合わせください。適切な許可を受けた業者をご紹介します。無理な営業はいたしませんので、ぜひお気軽にご相談ください。
栃木市では、粗大ゴミの処分に以下の料金が設定されています。戸別収集は品目別固定料金、持ち込み処分は重量制料金となっています。
品目 | 料金 |
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シングルベッド、170cm以下の家具 | 1,000円~2,000円 |
ダブルベッド、応接セット | 3,000円 |
正確な料金は、申し込みの電話をした際に確認することになります。品目ごとに細かく設定されているため、事前に処分したい品物のサイズや種類を確認しておくとスムーズです。
処理手数料 | 10kgにつき250円(消費税込み) |
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重量制のため、軽い家具や家電であれば戸別収集より安く処分できる可能性があります。ただし、10kg未満の端数も10kgとして計算されるため、少量の場合は割高になることもあります。
戸別収集の場合は、市から送られてくる納入書を使って金融機関の窓口で手数料を支払います。持ち込み処分の場合は、とちぎクリーンプラザで重量を測定後、その場で現金にて支払います。
市の粗大ゴミ収集では有料となりますが、栃木市ではリユース(再利用)を積極的に推進しており、処分前にこれらの方法を試すことをおすすめします。おいくらでリユースする方法と、解体して小さくする方法があります。
栃木市は株式会社マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」と連携協定を結んでいます。
このサービスは、一度の申し込みで複数のリユースショップ(リサイクルショップ)から買取価格の見積もりを取ることができる一括査定サービスです。
まだ使える状態の良い家具や家電であれば、売却してお金になる可能性があります。複数の業者が査定するため、最高額で売れるチャンスがあり、多くのショップが出張買取に対応しているため、大型の粗大ゴミでも手間がかかりません。
また、栃木市は地域情報サイト「ジモティー」とも連携しており、買取価格がつかないような品物でも、まだ使えるものであれば無料で引き取ってくれる人が見つかる可能性があります。
粗大ゴミをノコギリなどで解体し、60cm以下にして通常のゴミ袋に入れて出すことは可能です。
ただし、家電リサイクル法対象品目(テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコン)については、解体しても法律で定められた方法での処分が必要となります。また、解体後の各部材は素材ごとに適切に分別する必要があり、木材は「もやすゴミ」、金属部分は「もやさないゴミ」として出してください。
解体には相応の手間と時間がかかるため、時間と労力を考えると、適切な処分料金を支払って処分する方が効率的な場合も多いでしょう。
栃木市では5種14分別のきめ細かな分別ルールが設けられています。主な分別区分は以下の通りです。
参考:一般廃棄物(家庭ゴミ)の出し方(栃木市) / ゴミと資源の分け方・出し方(栃木市)
生ゴミや柔らかいプラスチック、革製品、木・枝などが対象です。生ゴミはよく水切りをし、木や枝は長さ60cm以下、太さ10cm以下に切って出してください。主な例は以下の通りです。
出し方:「もやすゴミ専用袋」に入れ、自治会名(町名・字名)と氏名を記入して出します。
参考:一般廃棄物(家庭ゴミ)の出し方(栃木市) / ゴミと資源の分け方・出し方(栃木市)
新聞紙と新聞の折り込みチラシが対象です。袋には入れず、ひもで十文字にしっかりと束ねて出してください。
出し方:ひもで十文字に束ね、新聞紙の上面に「栃木市所有」とマジック等で記入します。
参考:一般廃棄物(家庭ゴミ)の出し方(栃木市) / ゴミと資源の分け方・出し方(栃木市)
雑誌、書籍、カタログ、紙箱、トイレットペーパーの芯、封筒などが対象です。感熱紙(レシート)、写真、カーボン紙、匂いのついた紙などはリサイクルできないため「もやすゴミ」に出してください。主な例は以下の通りです。
出し方:ひもで十文字に束ねます。小さな紙類は、紙袋に入れて口をひもで縛るか、ホチキスで留めて出します。
参考:一般廃棄物(家庭ゴミ)の出し方(栃木市) / ゴミと資源の分け方・出し方(栃木市)
断面が波状になっているダンボール箱が対象です。平らに折りたたみ、ひもで十文字に束ねます。
粘着テープや宅配便の伝票は必ず剥がしてください。
出し方:平らに折りたたみ、ひもで十文字に束ねます。
参考:一般廃棄物(家庭ゴミ)の出し方(栃木市) / ゴミと資源の分け方・出し方(栃木市)
内側が白い牛乳パックやジュースのパックが対象です。内側が銀色のものは「もやすゴミ」に出してください。
出し方:中をよくすすぎ、切り開いて乾かしてから、ひもで束ねて出します。
参考:一般廃棄物(家庭ゴミ)の出し方(栃木市) / ゴミと資源の分け方・出し方(栃木市)
飲料用・食料用の缶とビン(ペットフードの缶も含む)が対象です。中を軽くすすぎ、缶とビンを一緒に「空カン・空ビン専用袋」に入れて出してください。主な例は以下の通りです。
金属製のフタやプラスチックのキャップは「もやさないゴミ」に出してください。
出し方:「空カン・空ビン専用袋」に缶とビンを一緒に入れ、自治会名(町名・字名)と氏名を記入します。
参考:一般廃棄物(家庭ゴミ)の出し方(栃木市) / ゴミと資源の分け方・出し方(栃木市)
飲料、しょうゆなどが入っていた、リサイクルマーク(PET1)が付いているボトルが対象です。キャップとラベルを外し、中をすすいでから出してください。主な例は以下の通りです。
キャップは「もやさないゴミ」、ラベルは「もやすゴミ」に分別してください。
出し方:「ペットボトル・食品用トレイ専用袋」に入れ、自治会名(町名・字名)と氏名を記入します。
参考:一般廃棄物(家庭ゴミ)の出し方(栃木市) / ゴミと資源の分け方・出し方(栃木市)
肉や魚、惣菜などが入っていた発泡スチロール製のトレイが対象です。きれいに洗い、乾かしてから出してください。
出し方:ペットボトルと同じ「ペットボトル・食品用トレイ専用袋」に入れ、自治会名(町名・字名)と氏名を記入します。
参考:一般廃棄物(家庭ゴミ)の出し方(栃木市) / ゴミと資源の分け方・出し方(栃木市)
携帯電話、デジタルカメラ、リモコン、ACアダプター、40cm×20cm以下のノートパソコンなどが対象です。ゴミステーションには出せません。主な例は以下の通りです。
本体やメモリーカードのデータなど個人情報は、消去してから処分してください。
出し方:市役所、各総合支所、とちぎクリーンプラザに設置されている専用の回収ボックスに入れます。
参考:一般廃棄物(家庭ゴミ)の出し方(栃木市) / ゴミと資源の分け方・出し方(栃木市)
硬いプラスチック製品、陶磁器、ガラス類、金属類、傘、電球などが対象です。透明または半透明の袋に入れて出してください。主な例は以下の通りです。
割れたガラスや刃物などは、新聞紙などで厚く包み、袋に「キケン」と表示してください。
出し方:透明または半透明の袋に入れ、自治会名(町名・字名)と氏名を記入します。
参考:一般廃棄物(家庭ゴミ)の出し方(栃木市) / ゴミと資源の分け方・出し方(栃木市)
蛍光管、乾電池、水銀体温計、使い切ったライター、スプレー缶、カセットボンベが対象です。それぞれ適切な処理方法で出してください。主な例は以下の通りです。
スプレー缶・カセットボンベは必ず中身を使い切り、風通しの良い屋外で穴を2ヶ所以上開けます。他のゴミとは別の透明な袋に入れて出してください。
出し方:スプレー缶・カセットボンベは別の透明な袋に、その他は一つの透明な袋にまとめて入れ、自治会名(町名・字名)と氏名を記入します。
参考:一般廃棄物(家庭ゴミ)の出し方(栃木市) / ゴミと資源の分け方・出し方(栃木市)
本記事では、栃木市の粗大ゴミの処分方法を解説しました。栃木市における粗大ゴミの処分方法は、戸別収集やとちぎクリーンプラザへの持ち込み処分のほか、不用品回収業者への依頼があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットから考えて、納得のいく処分方法を選んでください。
「手間をかけずに処分したい」「重い家具をまとめて捨てたい」「時間がないので急いで処分したい」という方は、「栃木市の不用品回収相談所」にお問い合わせください。
自治体の許可を得た不用品回収業者をピックアップし、それぞれの見積もり比較することによって、悪質業者による被害のリスクも回避できます。不用品回収相談所では、一般廃棄物収集運搬業許可を取得した業者をご紹介しています。見積もりは無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。