「ゴミ屋敷にゴキブリがいる!どうやって駆除すればいい?」
「放置するとやっぱり迷惑かな?」
「ゴミ屋敷を片付ければいなくなるのかな?」
見ただけで不快感をおぼえるゴキブリは、その場で駆除するだけでは十分ではありません。市販の害虫駆除剤では一時的にゴキブリの数は減らせるものの、しばらくしたらまた増殖してしまいます。
したがって、ゴキブリは駆除するだけでなく、後々も発生しにくい環境を整えることが重要です。ゴキブリを放置すると、健康被害や火災の原因になるリスクもあるため、早急に対処すべきです。
この記事を読んで分かること
ゴミ屋敷でゴキブリが大量に発生する理由を、2つ説明します。
詳しく見ていきましょう。
ゴミ屋敷はゴキブリにとって快適な環境が揃っているため、大量発生しやすいです。ゴキブリにとって快適な環境は、以下の2つです。
とくにダンボールは上記2つをいずれも満たしているため、棲みつきやすい場所と言えます。段ボール以外にも、ゴミ屋敷は隠れる場所が多いため、ゴキブリに棲み処を提供しているようなものです。
ゴミ屋敷内に食べ残しや、処分していない生ゴミなどがあると、ゴキブリのエサになってしまいます。ゴキブリは雑食性であり、残飯だけでなく、死んだ昆虫や本の表紙なども食べます。
ゴミ屋敷はあらゆる場所にゴキブリのエサになるものがあるため、大量発生する環境が整っているのです。
ゴキブリ駆除には手間と時間がかかる一方で、放置すると以下2つのリスクがあります。
長期的に見ると大きな被害を及ぼす恐れがあるため、それぞれ把握しておきましょう。
ゴキブリは狭く熱がこもる場所を好む傾向にあり、条件を満たしている場所の一つがコンセントの周辺です。コンセントから発生した火花がゴキブリのフンや、自身の身体に着火して火災の原因になることがあります。
実際に火災の原因調査の結果、出火したコンセントの端子の中から大量のゴキブリの死がいが発見された事例は、少なくありません。
他にもエアコンや冷蔵庫など家電の内部にゴキブリが侵入し、電気コードをかじって漏電させ、火災に発展したケースもあります。したがって、ゴキブリの大量発生を放置すると火災が起きるリスクが高まると言えるでしょう。
ゴキブリが原因で、食中毒やアレルギーなどの健康被害を及ぼすことも考慮すべきです。
ゴキブリはトイレや排水口などの不衛生な場所を通り、家に侵入してくることから、足や体には細菌やウイルスが付着しています。ゴキブリが調理器具や食器に触れると、赤痢菌やサルモネラ菌などが人に感染するリスクがあります。
また、ゴキブリの死がいやフンを放置すると空気中に浮遊し、気づかないうちに吸い込んでアレルギーや喘息を引き起こしかねません。ゴキブリを放置すると、住人にあらゆる健康被害を及ぼすので、早急に駆除する必要があります。
ゴミ屋敷に発生したゴキブリの退治方法を3つ紹介します。
すでに実行していても効果が見られない場合は、まだ試していない駆除方法をぜひ試してみてください。それぞれ確認していきましょう。
見つけたゴキブリをすぐに駆除できる殺虫スプレーは、手軽な駆除方法と言えます。殺虫スプレーはゴキブリの背後から吹きかけるのが効果的です。
一方で、ゴキブリを見つけたときにしか使えず、数秒間薬剤を当て続けなければならないことがデメリットと言えます。また、殺虫スプレーに含まれている薬剤によっては耐性を持っており、そもそも隠れているゴキブリは駆除ができません。
卵にも効果がないので、根本的に駆除するのであれば他の方法と併用しましょう。
部屋全体に物が多いゴミ屋敷では、部屋ごとに燻煙剤を使ってゴキブリを駆除する方法が有効です。部屋全体に殺虫成分を散布できるため、広い範囲でゴキブリを駆除できます。
ただし、燻煙剤を使用する前にゴキブリの逃げ道を塞いで、部屋全体に殺虫成分が広がるように使わなければなりません。使用するとしばらくは部屋に入れないため、作業完了まで時間もかかります。
また、ゴキブリの卵に対しては効果が薄いため、繰り返し使用する必要があります。独特な臭いもあり、近隣に迷惑をかける可能性もあるため、燻煙剤の使用には周囲の配慮も必要です。
設置型の駆除エサ剤を部屋の隅に置くことも、ゴキブリ駆除に効果的です。駆除エサ剤は、知らない間に動き回っているゴキブリに毒エサを食べさせて駆除する薬剤です。
駆除エサ剤を食べたゴキブリのフンや、駆除成分で死んだ個体を食べたゴキブリも駆除できるため、継続的な効果があります。
取扱いも簡単で、毒エサの入った容器を置くだけです。設置する場所を多くすれば、駆除の効果が増すでしょう。
ただし、ペットなど飼っていると誤飲してしまう危険性があるので、設置する場所に制限が生じます。
ゴミ屋敷のゴキブリは、駆除して終わりではありません。駆除後の対応を間違えてしまうと、時間が経った頃にまた発生してしまう恐れがあります。
この章では、ゴキブリを発生させない方法を2つ紹介します。
それぞれ確認していきましょう。
ゴキブリの発生を防ぐには、エサになるものと隠れる場所になるゴミを減らす必要があります。つまり、ゴミ屋敷全体を掃除してゴミを完全に処分することで、ゴキブリの隠れる場所を潰せるので、根本的に駆除できます。
一度に片づけられない場合は、常温で放置されている食べカスやキッチン周りの油汚れなどの掃除を優先しましょう。食べ物だけでなくダンボールや食品の包み紙などもエサになるため、忘れずに捨てるようにしてください。
ゴキブリのエサを少なくできるので、増殖を抑えられます。
そのうえで整理整頓をして、ゴキブリの潜伏できそうな場所を作らないようにすれば、増殖を防げます。
ゴキブリは食べ物の腐敗臭だけでなく、フンや虫の死骸の臭いにも集まる特性があるため、部屋全体を清潔な状態にしましょう。
ゴキブリの通り道となる床や壁に、洗剤スプレーや消毒用エタノールをかけて拭き取るだけでも効果的です。
ただし、1回消毒しただけだとしばらくしたら他の虫の死骸や食べ物の臭いが付いてしまいます。状態を維持するためには定期的に掃除と消毒を行い、ゴキブリにとって棲みにくい環境にすることが大切です。
消毒と掃除はゴミ処分とセットで行いましょう。
ゴミ屋敷はゴキブリにとって居心地がいい環境であるため、大量発生しやすいです。駆除する際はまず、市販の殺虫剤でゴキブリを減らした後に不用品の処分や消毒を行いましょう。
また、家の中を清潔に保つため、定期的に掃除をするようにしてください。
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