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無料の不用品回収は違法?トラブル事例と信頼できる業者の選び方をご紹介

無料の不用品回収は違法?トラブル事例と信頼できる業者の選び方をご紹介
著者 坂本 貴志

不用品の無料回収を謳う軽トラやチラシを見聞きしたことのある人も多いのではないでしょうか。

実は不用品の無料回収は違法業者が行っている可能性が高いのです。

そこで、違法業者の特徴をはじめ、違法業者を利用した場合によくあるトラブル事例や信頼できる不用品回収業者の選び方などを紹介します。不用品処分の際に役立てましょう。

この記事を読んで分かること

  • 無料を謳う不用品回収業者の可能性
  • 違法な不用品回収業者とのトラブル事例
  • 信頼できる不用品回収業者の選び方

「無料」を謳う不用品回収は違法業者の可能性大

「無料」を謳う不用品回収は違法業者の可能性大

無料を謳う不用品回収業者は違法である可能性が高いといわれています。

その理由をはじめ、違法業者の特徴を紹介していきます。

  1. 無料で不用品を回収・処分するのは難しい
  2. 政府が注意喚起する違法な不用品回収業者の特徴

無料で不用品を回収・処分するのは難しい

一般家庭の不用品の回収は誰でもできるわけではありません。

自治体から「一般廃棄物収集運搬業許可」を得る必要があるのです。

そのうえで、法に従って適切に処分することが求められています。

また、不用品を回収して処分するためには、保管場所や設備機器、人件費といった経費がかかるものです。

それにもかかわらず「無料」で不用品を回収すると、業者は大赤字になってしまうのです。

さらに、エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機といった家電は「家電リサイクル法」の対象となっています。

家電リサイクル法によって、対象の家電を処分する際には必ずリサイクル料金を支払うことになっています。

これらのことを踏まえると、無料で回収する業者が適切に不用品を処分としているとは考えにくいのです。

たとえば、正しく処理せず手抜きをしたり不法投棄したりすることで、費用をかけずに処理していることもあり得ます。

もちろん、これは違法です。ただし、例外として無料で回収してもおかしくないケースもあります。

それは買取業者や輸出業者が回収する場合です。

あまり使用感のない不用品であれば、転売して利益を得ることができるからです。

政府が注意喚起する違法な不用品回収業者の特徴

一般廃棄物収集運搬業許可を取得するのは難しいといわれています。

そのため、業者のなかには、取得しやすい産業廃棄物収集運搬業許可や古物商許可だけで営業しているところも多いのが実情です。

しかし、これらの許可で一般家庭の不用品回収を行うのは違法になります。

産業廃棄物収集運搬業許可は法人の不用品の回収を、古物商許可は中古品の売買を行うためのものだからです。

政府広報オンラインのサイトでは「違法な不用品回収業者の例」をイラスト付きで紹介しています。

サイトによると、違法業者は街中を大音量で巡回したり、空き地を拠点にして回収したりするケースが多いとされています。

また、チラシやHPで「無料回収」「格安回収」などの謳い文句を掲げているところにも注意しましょう。無料や格安で不用品を回収できるとは考えにくいからです。

違法な不用品回収業者とのトラブル事例

違法な不用品回収業者とのトラブル事例

国民生活センターの統計によれば、2016~2020年の間で7000件を超える廃品回収関連の相談が寄せられています。

そのため、不用品を回収してもらうときは注意が必要です。

ここでは、違法な不用品回収業者とのトラブルでよくある事例を紹介していきます。

  1. 不用品を積み込んだ後で高額の費用を請求された
  2. 回収した不用品が不法投棄されていた
  3. 依頼していない物まで強引に回収された
  4. 作業が雑で自宅や家具にキズが付いた

不用品を積み込んだ後で高額の費用を請求された

よくあるトラブルとしては「無料」と謳っていたにもかかわらず、不用品をトラックに積み込んだ後に高額の費用を請求されるケースがあります。

その際、業者からは
「無料なのは回収のみ。作業費用や運搬費用は別途かかる」
と説明されます。

また「無料」と謳っていなくても、さまざまな理由をつけて当初の見積もりよりも高い金額を請求してくることもあるのです。

利用者が断っても
「自分でトラックに積んだ不用品を降ろしてくれ」
と言われたり、高圧的に怒鳴られたりすることもあります。

女性や高齢者が重い不用品を持ち運びするのは一苦労です。

また、怒鳴られると怖いと思ってしまう人もいるでしょう。

そのため、違法業者に言われるがまま料金を支払ってしまうケースも多いのです。

回収した不用品が不法投棄されていた

回収した不用品が不法投棄されるトラブルも数多くあります。

たとえば、不用品のなかにはお金になりそうな金・銀・銅といった資源が含まれている場合があります。

そのため、違法業者はこうした資源だけを抜き取るのです。

そして、残りは山林や河川、マンションのゴミ捨て場などに不法投棄します。

なぜなら、適切に処分しようとしたらお金がかかるからです。

不法に捨てると火災や環境破壊につながる可能性があります。

というのも、不用品のなかには発火するおそれがある電池やプラスチック、有害物質であるフロンガスや鉛などが含まれている場合があるからです。

もし不法投棄が摘発されると、業者には厳しい処罰が課せられます。

処罰を下されるのは違法業者だけではありません。

廃棄物処理法によると、違法業者に依頼した場合も5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、または懲役・罰金両方の処罰が課せられると定められています。

違法業者であることを知らずに頼んだとしても、利用者が責任を問われる可能性もあるのです。

余計なトラブルに巻き込まれないためには、違法業者を利用してはいけません。

依頼していない物まで強引に回収された

利用者が依頼していない物まで強引にトラックに積み込まれて回収されるというトラブルもあります。

不用品を運んでもらう際、業者に家に入ってもらうことになります。

その際、業者が家の中や敷地内に何か持っていける物はないか、物色するのです。

そして、利用者が依頼していないにもかかわらず、強引にトラックに詰め込み、追加料金を請求してきます。

また、貴金属など金目の物を物色し、安く買い叩こうとしてくるケースも後を絶ちません。

違法業者は異常なほど執拗です。追加回収を断っても、根負けするまで家に居座ったり態度を豹変させて高圧的な物言いをしたりして怖がらせるのです。

そのため、とくに一人暮らしや強く反論できない高齢者・女性などは気をつけましょう。

作業が雑で自宅や家具にキズが付いた

業者の顧客サービス意識や作業のクオリティが低いことに起因するトラブルもあります。

そもそも違法行為を平然と行う業者にまともな仕事を期待してはいけません。

通常、大型の不用品を搬出するときはキズがつかないように家の壁や家具などに養生テープを貼り細心の注意を払うものです。

しかし、違法業者は乱暴に運び出そうとするため、家の壁やほかの家具などにキズをつけることがあるのです。

優良な不用品回収業者の場合、損害保険に加入しています。

そのため、家の壁や家具にキズが付いたとしても、弁償してもらえます。

しかし、違法業者は損害保険に未加入の場合が多く、弁償してもらうことは難しいのです。

「無料」という言葉に釣られ、安く済ませようとした結果、高くついてしまう可能性もあります。

信頼できる不用品回収業者の選び方

信頼できる不用品回収業者の選び方

不用品を回収する際のトラブルを避けるためには、信頼できる正規の不用品回収業者を利用するのが一番です。

そこで、信頼できる不用品回収業者の選び方を紹介していきます。

  1. 自治体から不用品回収の許可・委託を受けているか?
  2. 料金は明確に表示されているか?
  3. 会社名や所在地が確認できるか?

自治体から不用品回収の許可・委託を受けているか?

一般家庭の不用品を回収することができるのは、自治体から一般廃棄物収集運搬業許可を得た業者または特別に委託を受けた業者のみです。

これ以外の業者が家庭の不用品を回収するのは違法行為なのです。

「リユース品(中古品)」の回収は、一般廃棄物収集運搬業許可が必要ありません。

そのため、リユース品として一般家庭の不用品を回収すると謳う業者もいます。

しかし、壊れた物やあまりに古い物はリユース品としては認められません。

きちんとした業者を選ぶには、一般廃棄物収集運搬業許可証を持っているか、自治体のHPに委託先として会社名が記載されているかを確認しましょう。

正規の不用品回収業者に依頼をするなら「不用品回収相談所」にお任せください。

一般家庭の不用品を回収するのに必要な一般廃棄物収集運搬業許可を取得しています。

また、全国に30店舗を構える大手チェーンなので、安心して依頼することができます。

料金は明確に表示されているか?

不用品の回収が終了した後に高額な料金を請求してくる業者もいます。

こうしたトラブルを防ぐためには、あらかじめ料金を明確に提示してくれる業者を選ぶようにしましょう。

事前に見積もりを出してくれる業者がおすすめです。

1社だけでなく複数社から見積もりを取れば、だいたいの相場がわかります。

見積もりは無料で、ほかの業者に頼んだとしてもキャンセル料金を取らないところがよいでしょう。

また、見積もりを出してもらったにもかかわらず、作業後に追加料金が発生する場合があります。

見積もりで提示された料金以上の費用は発生しないかどうか、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

なかには「実際にトラックに不用品を積み込んでみないと料金はわからない」という業者もいます。しかし、こうしたセリフは違法業者の常套句です。

このようなことをいわれたら、危険サインだと捉えて依頼しないようにしましょう。

これらの点で安心なのが「不用品回収相談所」です。

見積もりはもちろんのこと、見積もり後のキャンセルも無料です。

作業が終わった後に追加費用が発生することもありません。

安心・安全な料金体系で運営しています。

お客様の利便性を考慮してクレジットカードや電子マネー決済にも対応しています。

会社名や所在地が確認できるか?

不用品回収業者は違法行為が見つかると、廃棄物処理法によって厳しい処罰を受けることになります。

こうした事情から、違法業者は摘発を避けるために所在地を明らかにしていません。

トラック1台で全国各地を転々としているのです。業者に頼むときはトラックに会社名が記されているのかチェックしましょう。

そして、その会社名で登記がされているのか、インターネットで検索したら会社のHPが出てくるのか、会社のHPには所在地が明記されているかを確認します。

また、違法業者は証拠を残すことを嫌がるため、領収書の発行を頼んでも発行してくれないところがほとんどです。

依頼する前に領収書を出してもらえるかどうか尋ねてみましょう。断られたら要注意です。

まとめ:信頼できる不用品回収業者をお探しの方は不用品回収相談所にご相談ください。

まとめ:信頼できる不用品回収業者をお探しの方は不用品回収相談所にご相談ください。

無料で不用品を回収してくれる業者は魅力的です。

しかし、買取以外で無料回収を行うのは難しいでしょう。

そのため、違法業者が行っている場合が多いのです。

トラブルに巻き込まれないためには、信頼できる不用品回収業者を利用することが大切です。

不用品にお困りであれば、一般廃棄物収集運搬業許可を取得している加盟業者を紹介してくれる「不用品回収相談所」にお問い合わせください。

   
この記事の著者
坂本 貴志
坂本 貴志
一般廃棄物実務管理者
坂本 貴志
不用品回収相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、不用品回収遺品整理ゴミ屋敷清掃引っ越しに伴う粗大ごみ回収・処分サービスのエキスパート。一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、全国の不用品回収の料金遺品整理の料金ゴミ屋敷清掃の料金も知り尽くし、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。
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