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遺品整理の費用相場|費用例4パターンを徹底解説【相場一覧表付】

遺品整理の費用相場|費用例4パターンを徹底解説【相場一覧表付】
著者 坂本 貴志

故人を亡くし、残された遺品を前にして、

「自分で遺品整理するのは大変だけど、業者に任せると費用はいくらかかるの?」
「後で高額請求されないか心配…」

と感じていませんか?

総務省の調査によると、遺品整理の平均費用はおよそ30万円です。

令和2年遺品整理のサービスをめぐる現状に関する調査結果報告書

出典:総務省「令和2年遺品整理のサービスをめぐる現状に関する調査結果報告書」を加工

ただし、遺品整理の費用は、作業する「部屋の広さ」や「部屋数」に比例して料金が高くなります。

部屋が広くなるほど「物の量」が増え、「作業時間」が増え、「作業人数」も多くなるため、料金は高額になるのです。

そのため、間取り別に費用を考えるとシンプルでわかりやすいといえますよ。

間取り別で遺品整理の費用相場をお伝えすると、以下のとおりです。

【間取り別の遺品整理費用の相場一覧】

間取り 相場料金 作業人数 作業時間
1R・1K 3~8万円 1~2名 1~2時間
1DK・2K 5~12万円 2~3名 2~4時間
1LDK・2DK 7~20万円 2~5名 2~6時間
2LDK・3DK 12~40万円 3~7名 3~10時間
3LDK・4DK 17~50万円 4~8名 5~12時間
4LDK以上 22万円~ 4~10名 6~15時間

※2024年6月現在の価格です。

しかし、遺品整理にかかる費用は、部屋の状態やその他の要素によっても金額が大きく変わるので注意が必要です。

上記の表だけで遺品整理の費用を確認し、

「これほど安いなら依頼しよう」
「思ったよりも高いから依頼するのをやめようかな」

と判断してしまうと、

「実はもっと依頼費用が安く、依頼する選択をすれば良かった!」
「実はもっと依頼費用が高く、依頼しない選択をすれば良かった!」

と後悔することになりかねません。

そこでこの記事では、遺品整理の費用相場について、費用が変わる要素を解説したり、遺品整理費用の実例をご紹介したりしながら、よりご自身のケースにいくらかかるかイメージしやすいよう解説します。

この記事を読んで分かること

  • 遺品整理の費用相場
  • 遺品整理の費用が変動する5つの要素
  • 遺品整理サービスの費用を安く抑えるコツ

この記事を読むことで、費用の相場がわかり、より安く納得できる金額で業者にお任せできるようになりますよ。

ぜひ最後までお読みください。

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遺品整理の費用相場

遺品整理の費用相場

はじめに、間取り別の遺品整理費用の目安と、基本費用に含まれるサービス内容を見ていきましょう。

【間取り別】遺品整理の費用相場

まずは最もシンプルでわかりやすい費用相場として、間取り別の遺品整理の費用をお伝えします。

遺品整理の費用は、以下のように、整理する部屋の広さや部屋数が多いほど高くなっていきます。

【間取り別の遺品整理費用の相場一覧

間取り 相場料金 作業人数 作業時間
1R・1K 3~8万円 1~2名 1~2時間
1DK・2K 5~12万円 2~3名 2~4時間
1LDK・2DK 7~20万円 2~5名 2~6時間
2LDK・3DK 12~40万円 3~7名 3~10時間
3LDK・4DK 17~50万円 4~8名 5~12時間
4LDK以上 22万円~60万円 4~10名 6~15時間

※2024年6月現在の価格です。

というのも、部屋が広くて部屋数が多いほど物の量が多く、仕分けや運搬作業に時間がかかり、人件費が上がる、と考えられるからです。

手っ取り早く、おおよその費用相場を知りたい場合は上記の表を参考にしてみてください。

ただし、先にもお伝えしたとおり、遺品整理費用は間取りだけでなく、そのほかの要素でも金額が変動するのを知っておく必要があります。

費用がどのような要素で変動するのかについては、2章「遺品整理の費用は部屋の広さ以外の要素で金額が変動する」で詳しく解説しているので、あわせて確認しましょう。

ちなみに上記の遺品整理費用の内訳には、次の項目が含まれています。

【遺品整理費用の内訳】

人件費 1人あたり2~3万円/終日
車両費用 2tトラック1台あたり1.5~2万円
不用品仕分け費用 1室あたり4,000~8,000円※2024年6月現在の価格です。

※上記に加えて、粗大ごみ処分費用、家電リサイクル料金などが上乗せされます。

遺品整理の基本的な費用に含まれる作業内訳

遺品整理の費用とあわせて、「費用の範囲で何ができるのか」も知っておきたいところです。

遺品整理の「基本費用」で行うサービスには、一般的に以下の項目が含まれます。

【遺品整理の基本費用で行ってもらえるサービス】

建物の養生
  • 作業前に建物の壁や床などを保護します。
遺品の仕分け
  • 手元に残す品と業者が引き取って処分する品に仕分けします。
  • あわせて、貴重品(遺言書や契約書類など)を探す場合もあります。
不用品の回収、処分
  • 不用品を回収し、廃棄・リサイクルします。
買取品の査定
  • 買取品があった場合は、査定額を料金から値引きします。
作業後の清掃
  • 遺品を片付けた後に掃き掃除などの簡易的な掃除をします。
合同供養
  • 不用品のうち、人形などそのまま処分することに抵抗のあるものを複数名合同で供養します。

さらに建物を解体したい、特殊清掃をお願いしたいなどの要望がある場合はオプションで依頼できる場合があります。

基本料金に含まれるサービスは、上記の表の建物の養生から合同供養までと考えるとよいでしょう。

遺品整理の費用は部屋の広さ以外の要素で金額が変動する

遺品整理の費用は部屋の広さ以外の要素で金額が変動する

1章で費用相場をご紹介しましたが、遺品整理の費用は「部屋の広さ以外」の下記要素でも、金額が変動します。

部屋の広さ以外で費用が変動する要素5つ

  • 遺品の量
  • 処分品の種類
  • 買取品の有無
  • オプションサービス
  • 建物の構造

部屋の広さが同じであっても、上記の要素で金額が変わってしまいます。

そのため「どんな項目で費用が変動するのか把握する」ことで、ご自身のケースでは、費用相場から金額が「増えるのか」「減るのか」想定することができるでしょう。

それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

遺品の量

遺品整理費用の金額を左右する1つめの要素は「遺品の量」です。

なぜなら、遺品の量によって作業時間が変わるためです。

物の量が多ければ多いほど、仕分けや運搬作業に時間がかかり人件費が上がるため、費用は高くなっていきます。

「部屋の広さ=遺品の量(※)」と考えて以下の表を見てみると、遺品の量が増えるほど、料金が高額になっているのがわかるでしょう。

【間取り別の遺品整理費用の相場一覧

間取り 相場料金 作業人数 作業時間
1R・1K 3~8万円 1~2名 1~2時間
4LDK以上 22万円~60万円 4~10名 6~15時間

※2024年6月現在の価格です。

写真や間取り図で見てみると、「遺品の量(部屋の広さ)」が増えるほど、作業時間や作業人数が増え、料金が高くなりそうなことがイメージできるのではないでしょうか。

【1Kの部屋】

【1Kの部屋】

【4LDKの間取り】

【4LDKの間取り】

また「部屋の広さから想定される遺品の量」を超える物量に対応してもらう場合は、作業量・作業人数が増えるため、先にお伝えした「間取り別費用相場」よりもさらに値上がりします。

「1Kで部屋いっぱいに荷物が積みあがっている場合」と「2DKでほとんど荷物がない場合」なら、部屋数が多くても2DKの方が片付けしやすそうですよね。

いわゆる「ゴミ屋敷」レベルになると1Kで30万円という事例もあり、遺品の量によって相場の2倍以上の金額が必要になることもあります。

このように、物量が多ければその分費用が高額になると考えましょう。

※部屋が広くて部屋数が多いほど物の量が多く、仕分けや運搬作業に時間がかかり人件費が上がる、と考えることができるためです。

処分品の種類

2つめの要素は「処分品の種類」です。

もし、処分品の中に

  • 処分費用が別途必要になるもの
  • 運ぶ手間がかかるもの

があれば、その分費用が上乗せされます。

「処分費用が別途必要になるもの」としては、家電リサイクル法で指定されている以下の家電があります。

【家電リサイクル料金】

家電の種類 家電リサイクル料金
エアコン 990円(税込)
液晶テレビ(小) 1,870円(税込)
液晶テレビ(大) 2,970円(税込)
冷蔵庫(小) 3,740円(税込)
冷蔵庫(大) 4,730円(税込)
洗濯機・衣類乾燥機 2,530円(税込)

※2024年6月現在の価格です。
※料金はメーカーによって変動します。

したがって、処分品にエアコンなどの家電があれば、家電リサイクル料金が上乗せされると考えられます。

また「運ぶ手間がかかるもの」の例としては以下のものがあります。

  • 大型の金庫など、大きくて重いため人手がかかる荷物
  • ピアノなど玄関やエレベーターを通れずベランダから運ぶ必要がある荷物

運ぶ手間がかかる物品の費用目安としては、以下を参考にしましょう。

作業内容 料金相場
金庫処分(25~110kgの耐火金庫) 5,400~27,500円前後
ベランダ搬出(人力) 15,000~30,000円前後
ベランダ搬出(クレーン) 30,000~50,000円前後

※2024年6月現在の価格です。

このように処分品の種類によって、遺品整理の費用が高くなるケースがあることを知っておきましょう。

買取品の有無

3つめの要素は「買取品の有無」です。

もしも遺品の中に買取品があれば、遺品整理の費用から「買取金額を値引き」できるのです。

具体的な値引き金額は買取品の状態にもよりますが、いくつかの例をご紹介します。

【買取金額例】

  • 例1
    買取金額:7,500円
    買取品目:テレビ、洗濯機、ヒーター、ヘルメットなど
  • 例2
    買取金額:18,000円
    買取品目:洗濯機、紙類、カバン、仏具、時計など
  • 例3
    買取金額:20,000円
    買取品目:テレビ、棚、カメラ、鉄くずなど

※2024年6月現在の価格です。

そのほか、服やカバン、おもちゃ、人形、本や切手なども買取の対象になります。

したがって、遺品の中に買取品があれば、少し負担が軽くなる可能性があるといえるでしょう。

オプションサービス

4つめの要素は「オプションサービス」です。

追加でオプションサービスを依頼した場合は、基本料金に上乗せしてオプション料金がかかります。

よくあるオプションサービスは次のとおりです。

【ハウスクリーニング】※基本サービス内の簡単な掃除に加え、基本的な清掃・脱臭をします。

間取り 相場料金
1R・1K 15,000~25,000円
1DK・2K 25,000~35,000円
2LDK・3DK 40,000~55,000円
3LDK・4DK 55,000~70,000円
4LDK以上 60,000円~
エアコン 8,000~15,000円
お風呂・浴槽 10,000~20,000円
トイレ 6,000~10,000円

※2024年6月現在の価格です。

【特殊清掃】汚れや臭いがひどい場合に特殊な掃除を行います。

オプションサービス 相場料金
汚物除去 50,000円~
消臭・消毒 30,000円~
害虫駆除 12,000円~

※2024年6月現在の価格です。

【エアコンなどの取り外し】エアコンや畳などを取り外します。

取り外すもの 相場料金
エアコン 0~6,000円
3,000円~
風呂釜 10,000円~

【遺品供養】現地での供養や供養後のお焚き上げをします。

オプションサービス 相場料金
現地訪問供養 20,000~70,000円
お焚き上げ(ダンボール) 3,000~10,000円
お焚き上げ(神棚・位牌) 30,000~50,000円

※2024年6月現在の価格です。

【廃車手続き代行】自動車やバイクなどの廃車手続きを代行します。

オプションサービス 相場料金
自家用車 15,000円~
バイク 8,000円~

※2024年6月現在の価格です。

【解体工事】家屋や物置を解体します。

解体するもの 相場料金
家屋(1坪あたり) 20,000~50,000円
物置・倉庫 15,000~30,000円

※2024年6月現在の価格です。

「オプションサービスを利用したら思ったよりも料金が上がってしまった!」ということのないよう、

  • 見積の際にしっかりサービス内容と料金を確認すること
  • 必要のない有料オプションは付けないようにする

といったことに気を付けましょう。

建物の構造や立地

5つめの要素は「建物の構造や立地」です。

遺品の量や依頼したサービスにかかわらず、建物の構造や立地が原因で料金が上がってしまうことがあります。

その理由は、建物の構造や立地によって、作業時間が増えるケースがあるからです。

たとえば、部屋とトラックを往復する場合に、部屋が1階にある場合とエレベーターなしの4階にある場合では、4階の部屋の方が時間がかかりますよね。荷物を運ぶごとに何度も階段を上下するため、全体の作業時間に相当の差が出るでしょう。

このように、荷物を運ぶための作業時間が増えれば人件費も上がるため、費用増加につながるのです。

費用が増加する例としては、以下のものがあります。

【建物の構造や立地によって費用が増加する例】

  • エレベーターなしの2階以上の部屋
  • 近隣に駐車場がない建物
  • 駐車場から荷物搬出入専用の長い通路を通らなくてはならない建物
    (高層マンションなど)
  • 養生の範囲が多い建物
  • 山間部や離島など業者の営業所から遠方にある建物

料金がどの程度上がるかは状況によるので、見積もりの際に確認しましょう。

一方で、作業時間が短くなりそうな以下の場合は値下げ交渉してみることをおすすめします。

【遺品整理の作業時間が短くなる可能性のあるケース】

  • 敷地が広く、庭や駐車場など建物のすぐ目の前で作業が可能な場合
  • 取り壊しやリフォーム予定で、養生が不要な場合

遺品整理サービスを利用する際の費用例4パターン

遺品整理サービスを利用する際の費用例4パターン

ここまで遺品整理サービスは部屋数や建物の状況によってどのくらい料金が変わるのかをお伝えしました。

よりご自身の状況に近いパターンを見つけて、リアルに近い金額を把握しておくため、3章では遺品整理サービスを利用する際の費用例を4パターンご紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

パターン1:1Kの和室のお部屋

1つめのパターンは、1Kの和室のお部屋」です。

室内には、押し入れに入りきらないほどの荷物があり、写真や貴重品などの捜索もあったため、細かく仕分けをしながらの作業となりました。

以下の費用には不用品の解体・処分費用、家電リサイクル費用も含まれています。

間取り別の費用相場において、1Kは3〜8万円が相場。

細かい仕分けや、不用品の解体、処分や家電リサイクルなどがかさんで、費用は相場よりも高い「12万3,000円」となりました。

【詳細情報】

費用 123,000円

ポイント!「処分品の種類」「オプション」などによって費用が高くなっている。

作業場所 東京都
間取り 1K
作業時間 2時間
作業人数 2名
現場の状況 押し入れに入りきらない大量の荷物

写真や貴重品の捜索依頼

パターン2:2DKのお部屋

2つめのパターンは「2DKのお部屋」です。

依頼主はすぐに遠方の自宅へ戻ってしまったため、業者は鍵を預かっての作業となりました。

2DKのお部屋で遺品整理を行う場合、相場では7~20万円。

実際にかかった費用は「153,000円(作業料金180,000円-買取値引27,000円)」となっており、相場の範囲内で作業が進んだ例といえます。

また、買取値引きが全体の費用を下げる要素となっています。

【詳細情報】

費用 153,000円(作業料金180,000円-買取値引27,000円)

→相場範囲内の金額

ポイント!「買取品による値引き」が、全体の費用を下げる要素となっている。

作業場所 愛知県
間取り 2DK
作業時間 5時間
作業人数 2名
現場の状況 依頼主が遠方のため賃貸物件のカギ返却まで業者に一任

パターン3:3DK(戸建て)の場合

3つめのパターンは「3DK(戸建て)」のパターンです。

間取り別の費用相場において、3DKは12~40万円が相場です。

実際の費用は「180,000円」となっており、相場の中でも安く抑えられた例といえます。

このパターンでは、状態の良い家具や家電があったため、買取を行っており、費用負担を軽減することができています。

【詳細情報】

費用 180,000円(作業料金200,000円-買取値引20,000円)

→相場範囲内の金額

ポイント!「買取品による値引き」が、全体の費用を下げる要素となっている。

作業場所 神奈川県
間取り 3DK(戸建て)
作業時間 13時間
作業人数 7名
現場の状況 エアコン・照明の取り外し

パターン4:5LDK(戸建て)+物置の場合

4つめのパターンは「5LDK(戸建て)+物置」です。

5LDKのお部屋で遺品整理を行う場合、その相場は22万円~60万円となっています。

実際にかかった費用は「380,000円」となっており、おおよそ相場の範囲内で作業が進んだ例といえるでしょう。

このパターンでは、敷地まで車が侵入できないうえ、駐車スペースがなく道路使用許可を提出して作業を実施。また、搬出作業で50メートルほど歩く必要があり、仕分け作業よりも搬出作業に時間がかかるといった状況でした。

通常よりも作業時間が伸びたために、その分の費用が加算されています。

【詳細情報】

費用 380,000円

→おおよそ相場の範囲内だが、その中では少し高め。

ポイント!「建物の向上や立地」によって費用が加算されている。

作業場所 宮城県
間取り 5LDK(戸建て)+物置
作業時間 2日
作業人数 4名
現場の状況 依頼主が遠方のため立ち合いなし

敷地まで車で侵入できず50メートル離れた場所での作業

遺品整理サービスの費用を安く抑える4つのコツ

遺品整理サービスの費用を安く抑える4つのコツ

遺品整理を業者に依頼する場合、できれば費用を安く抑えたいと考えるのは自然なことです。

ここでは遺品整理サービスの費用を安く抑えるためのコツを、以下4つご紹介します。

遺品整理サービスの費用を安く抑えるコツ

  • 自分でゴミや不用品を捨てる
  • 家具や家電をリサイクルショップへ持ち込む
  • 買取サービスを利用する
  • 複数の遺品整理業者から見積もりを取る

それぞれ詳しく見ていきましょう。

自分でゴミや不用品を捨てる

1つめのコツは「自分でゴミや不用品を捨てる」ことです。

2章でお伝えしたとおり、遺品の量が多いほどトラックの台数や人数、作業時間が多くなるため、費用が高額になります。

ですから、あらかじめ自分でゴミや不用品を捨てることで、費用を抑えることができるのです。

たとえば、部屋に物が山積みになった部屋よりも、不用品が片づけられてすっきりした部屋の方が、少人数かつ短時間で作業を終えることができますよね。

できるだけ自分でゴミや不用品を処分して、遺品整理の費用を抑えましょう。

以下の処分品をあらかじめ捨てておくだけでも、費用は抑えられます。

【おすすめの処分品】

可燃ゴミ

(燃えるゴミ)

  • 家庭ゴミのほとんどは可燃ゴミ
  • 自治体の回収が週に何度かあるので処分しやすい
スプレー缶、ライター

電池、固形燃料

  • 発火の危険があるため業者から追加料金をとられることがある
  • 自分で処理すれば、家庭ゴミとして無料で回収してもらえる
粗大ゴミ

かさばるもの

  • 全体的な荷物の量を減らすことができる
  • プラスチックの衣装ケースやカラーボックスなど軽いものでOK
  • ゴミ処理施設にまとめて処分品を持ち込める自治体もある

家具や家電をリサイクルショップへ持ち込む

2つめのコツは「家具や家電をリサイクルショップへ持ち込む」ことです。

1つめのコツと同じように物を減らすことで費用を抑えられるうえ、処分費用を節約できるからです。

たとえば、処分品に洗濯機がある場合、「遺品整理で廃棄してもらう」のと「リサイクルショップを利用する場合」では以下のような違いがあります。

  • 遺品整理で廃棄してもらう場合:リサイクル料として2,300円かかる
  • リサイクルショップを利用する場合:無料引き取り・買い取ってもらえる場合がある

このようにリサイクルショップを利用すれば遺品整理費用を抑えられるのです。

もしリサイクルショップを探す余裕がなければ、買取サービスのある遺品回収業者に依頼するのが良いでしょう。

買取サービスを利用する

3つめのコツは「買取サービスを利用する」ことです。

遺品の中から買い取ってもらえるものがあれば、買取金額分のお金が手に入ります。

その結果として、遺品整理の全体費用を抑えることにつながるのです。

最も手間をかけずに買取サービスを利用する方法としては、「ネット宅配買取サービス」があります。

この方法を利用すると、買い取ってほしいものを段ボール箱に入れて送るだけで査定と入金をしてもらえます。

また、買取対象は本や家電のほか、健康食品、アーティストグッズやおもちゃなど幅広いので、状態の良いものがあればネット買取サービスを利用することをおすすめします。

箱詰めなどの作業が負担に感じる場合は、家具家電と同じように買取サービスのある遺品回収業者へ依頼しましょう。

複数の遺品整理業者から見積もりを取る

4つめのコツは「複数の遺品整理業者から見積もりを取る」ことです。

というのも、1社からの見積もりでは、適正な金額なのかどうか判断できないのです。

複数の業者から見積もりを取れば極端に高額な悪徳業者を避けることができますし、見積もりを依頼した時の担当者の対応から業者の雰囲気をつかむことができます。

したがって複数の業者から見積もりを取得するようにしましょう。

安く依頼するためには、見積もり取得時に以下のポイントを意識しておくことをおすすめします。

【遺品整理業者に安く依頼するために、見積もり取得時に意識すべきポイント】

◆優良な遺品整理業者に依頼する

以下に当てはまる優良業者を選びましょう。

  • Webサイトで会社名や所在地、過去の実績などの情報を確認できる
  • 遺品整理士が在籍している
  • 一般廃棄物収集運搬業の許可を持っている

◆見積書の内容が適切な業者に依頼する

以下のように見積書の内容が適切かどうかを確認しておきましょう。

  • 会社名や所在地、担当者名が記載されている
  • 料金の内訳が詳細に記載されている
  • 「追加料金なし」の文言がある

◆他社にも見積もりを取っていることを伝える

競合他社がいると知ると、業者が見積もり金額を下げることが多いため、相見積もりを取得していることを伝えるようにしましょう。

◆急ぎでなければ日程を業者都合に合わせる

作業日を業者の都合に合わせることで、値引き交渉の条件にできるため、おすすめです。

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まとめ

この記事では、遺品整理の費用相場に関する情報や、遺品整理費用を安くするコツなどをご紹介しました。

改めて、本記事の内容をおさらいしてみましょう。

◆遺品整理の費用相場

間取り 相場料金 作業人数 作業時間
1R・1K 3~8万円 1~2名 1~2時間
1DK・2K 5~12万円 2~3名 2~4時間
1LDK・2DK 7~20万円 2~5名 2~6時間
2LDK・3DK 12~40万円 3~7名 3~10時間
3LDK・4DK 17~50万円 4~8名 5~12時間
4LDK以上 22万円~ 4~10名 6~15時間

※2024年6月現在の価格です。

◆遺品整理の基本的な費用に含まれる作業内訳

  • 人件費
  • 車両費用
  • 不用品仕分け費用
  • ゴミの処分費用

◆遺品整理の費用は部屋の広さ以外の要素で金額が変動する

  • 遺品の量
  • 処分品の種類
  • 買取品の有無
  • オプションサービス
  • 建物の構造

◆遺品整理サービスの費用を安く抑える4つのコツ

  • 自分でゴミや不用品を捨てる
  • 家具や家電をリサイクルショップへ持ち込む
  • 買取サービスを利用する
  • 複数の遺品整理業者から見積もりを取る

遺品整理の費用を調査する際の参考となれば幸いです。

   
この記事の著者
坂本 貴志
坂本 貴志
一般廃棄物実務管理者
坂本 貴志
不用品回収相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、不用品回収遺品整理ゴミ屋敷清掃引っ越しに伴う粗大ごみ回収・処分サービスのエキスパート。一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、全国の不用品回収の料金遺品整理の料金ゴミ屋敷清掃の料金も知り尽くし、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。
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