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【絶対脱出】ゴミ屋敷の片付け手順と自力or業者に頼む判断基準6つ

【絶対脱出】ゴミ屋敷の片付け手順と自力or業者に頼む判断基準6つ
著者 坂本 貴志

「ゴミ屋敷を自力で片付けたいのだけど、どうしたらいいのだろう」
「ゴミ屋敷の片付けを頼むと、どこまでしてくれるの?」

ちょっとしたことがきっかけで、家の中にゴミが溜まり、いつの間にか「ゴミ屋敷」といわれるような状態になってしまう人は少なくありません。

そんなあなたに、最初にお伝えします。必ずきれいになるので、安心してください。

とはいえ、ゴミ屋敷を片付けるなら、なるべく費用や時間をかけずに自力でやりたいですよね。

結論からお伝えすると、下記の6つの基準に「1つも当てはまらない」のであれば、自力でも片付けができます。

ゴミ屋敷レベルの6つの基準

上記の中で一番重要なのが、ゴミ屋敷レベルが〈レベル2〉までかどうかです。ゴミ屋敷には、ゴミの量によって5つの「レベル」があります。

▼ゴミ屋敷の5つのレベル

部屋全体にゴミが散乱して床がほぼ見えない状態 「汚部屋」だが、自力で片付け可能なレベル

部屋全体にゴミが散乱して床がほぼ見えない状態

「汚部屋」だが、自力で片付け可能なレベル

場所によってゴミがヒザ下まである まだ自力で片付け可能なレベル

場所によってゴミがヒザ下まである

まだ自力で片付け可能なレベル

場所によってゴミの高さがヒザ上まである 業者に依頼レベル

場所によってゴミの高さがヒザ上まである

業者に依頼レベル

場所によって天井付近まで積み上がる 業者に依頼レベル

場所によって天井付近まで積み上がる

業者に依頼レベル

家の外にゴミが溢れている 業者に依頼レベル

家の外にゴミが溢れている

業者に依頼レベル

レベル3を超えると、火事や自治体の強制介入が起こるリスクがあるので、業者に依頼すべきです。

とはいえ、業者に依頼するのはちょっと…などと、抵抗感があるでしょう。

業者が作業をすることで、ゴミ屋敷であることを近所にバレないか心配です。女性なら、知らない男性に部屋を見られるのは、なおさら嫌ですよね。

実は、ゴミ屋敷の片付け業者には、そのようなあなたの不安に配慮してくれる会社もあります。

バレないようにスタッフの服装を普段着にしたり、女性スタッフを派遣したりするサービスなどがあるので、相談してみると良いでしょう。

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する場合、1Kでおよそ4万円必要です。一軒家になると、20万近くの費用がかかるケースもあります。

ですが、一部の悪質な業者にぼったくられる事件が実際にあるので、業者選びは慎重に行いましょう。

また、自力で片付ける場合も、作業の順序を間違えると効率が悪くなり、ゴミ屋敷を脱出できないかもしれません。

そこでこの記事では、次のことを解説していきます。

この記事を読んで分かること

  • ゴミ屋敷の片付けを自力か業者に依頼するかの判断基準
  • 自力で効率よく片付ける場合の4ステップ
  • 片付け業者に依頼する場合の費用と期間の目安
  • 自分に合った片付け業者の選び方
  • 悪徳業者に騙されないために確認するべき3つのこと
この記事を読めば、自分の家のゴミ屋敷レベルが分かり、自力でできるか、業者に依頼すべきかの判断が付くようになります。

自分で片付けるための効率的な方法や、後悔しない業者の選び方もわかります。

この記事を読んで絶対に、トラブルなくゴミ屋敷から脱出しましょう。ぜひ最後までお読みください。

目次

ゴミ屋敷の片付けを自力か業者に依頼するかを判断する基準6つ

ゴミ屋敷の片付けを自力か業者に依頼するかを判断する基準6つ

勇気を出して「ゴミ屋敷の片付けをしよう」と思った時、なんとか自力で片付けようか、それとも業者に依頼したほうがいいのか、判断に迷いますよね。

まずは、それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

▼片付けを「自力で行った場合」と「業者に依頼する場合」のメリット・デメリット

自力で行った場合 〈メリット〉

  • 人に会わなくてもよい
  • 費用が掃除道具やゴミ袋代程度で済む
〈デメリット〉

  • かなりの時間と労力がかかる
  • 自治体のゴミの分別に従う必要がある
  • 最後までモチベーションが続かない場合がある
業者に依頼した場合 〈メリット〉

  • とにかく早くゴミが無くなる
  • あなたが分別をする必要がない
  • すべて丸投げできる
〈デメリット〉

  • 人(業者)に会う必要がある
  • 費用がかかる(1K:約4万円〜)

それぞれメリット・デメリットはありますが、業者に依頼すると人が家に入る上に、費用もかかります。

まずは自力でなんとかしたいと思いますよね。しかし、家の大きさやゴミの量(ゴミ屋敷レベル)によっては、自力で行うのは難しい場合があります。

業者に依頼する判断基準として、次のようなものがあります。この中で、一つでも当てはまる項目があれば、業者に依頼することをおすすめします。

▼一つでも当てはまれば「片付け業者に依頼するべき」判断基準

ゴミ屋敷レベルの6つの基準

業者に依頼する判断基準とその理由について、くわしく解説していきます。

ゴミ屋敷レベルが〈レベル2〉まで

ゴミ屋敷は、ゴミの量によって、5つのレベルに分けることができます。

このうち、自力で片付けが可能なのは、ゴミ屋敷のレベルが〈レベル2〉までです。ギリギリ自分で片付け可能なラインで、それ以上になると業者に依頼することをおすすめします。

▼ゴミ屋敷の5つのレベル

部屋全体にゴミが散乱して床がほぼ見えない状態 「汚部屋」だが、自力で片付け可能なレベル

部屋全体にゴミが散乱して床がほぼ見えない状態

「汚部屋」だが、自力で片付け可能なレベル

場所によってゴミがヒザ下まである まだ自力で片付け可能なレベル

場所によってゴミがヒザ下まである

まだ自力で片付け可能なレベル

場所によってゴミの高さがヒザ上まである 業者に依頼レベル

場所によってゴミの高さがヒザ上まである

業者に依頼レベル

場所によって天井付近まで積み上がる 業者に依頼レベル

場所によって天井付近まで積み上がる

業者に依頼レベル

家の外にゴミが溢れている 業者に依頼レベル

家の外にゴミが溢れている

業者に依頼レベル

〈レベル2〉までは、身動きが取れるため、作業はさほど大変ではありません。

しかし〈レベル3〉以上では、大量のゴミで動きにくく、移動するだけでかなりの手間と時間がかかります。

さらに、次のような危険性が増します。他の家や人に迷惑をかけてしまうかもしれないため、早急に業者に依頼するべきです。

▼レベル3以上で増す危険性

  • 火事になる可能性が高くなる
  • 害虫や悪臭で健康被害が出る
  • 近隣の住民から苦情が出る
  • 自治体が強制介入する場合がある

※ゴミ屋敷条例を定めている市区町村は88市区町村(参考:一般財団法人 地方自治研究機構 「ごみ屋敷に関する条例」

家の広さは3DK以内まで

自力で片付けが可能な家の広さの限界は「3DK以内」までです。

3DK以上だと、かなりの時間も労力もかかる上、非常に大きなエネルギーが必要だからです

たとえば、一人暮らしのワンルームでさえ、業者に依頼すると4〜5時間はかかります。3DKでゴミが大量にあると、1〜2日では終わらない可能性があるでしょう。

また、いくら片付けてもゴミが無くならないので、モチベーションが切れてしまう可能性もありあす。

「片付けよう!」という決心が鈍らないように、業者に依頼して、一気に片付けることをおすすめします。

洗面・キッチン・浴室など水回りの使用ができる

洗面やキッチンなどの水道が、ゴミで埋まって利用出来ない場合は、自力での片付けは難しいと言えます。

長年の汚れや、積もったほこりの掃除をするには、大量の水が必要だからです。水回りが使用できないと、片付けをしながら雑巾がけができず、手や身体が汚れてもすぐに洗い流せません。

水道が利用できない場合、いちいち水の入ったバケツを用意したり、外の水道を使用したりしていては、片付けのスピートが落ちてしまいます。濡れティッシュやタオルをいくら用意していても間に合いません。

浴室・洗面・キッチンなどの水回りがどれも利用できない場合は、業者に依頼しましょう。

ペットボトル・缶・プラスチックの弁当箱など捨てやすいゴミである

自力で掃除を行うには、ゴミの内容のほとんどが「生活ゴミ」、又は「捨てやすいゴミ」であることも大切です。

掃除のモチベーションを保つには「スピード」が重要だからです。

本や服など、捨てるのに判断が必要な品が大量にある場合、かなりの時間がかかってしまいます。一つ一つに捨てるかどうか迷うことが多く、作業がなかなか進みません。

反対に、ペットボトルや缶、プラスチックの弁当箱などは、自治体指定のゴミ袋にどんどん入れて、そのまま捨てることが出来ます。分別するだけなので、作業自体はさほどしんどいものではありません。

次のようなものが大量にある場合は、思い切って業者にお任せしましょう。捨てるかどうか判断する手間がなくなり、短時間で片付いてしまいます。

捨てる判断がつきにくい品物

  • 本、雑誌
  • 古い書類、写真
  • 収集したもの、コレクション
  • 服や靴、昔のブランド品、使っていないけど高価なもの
  • 贈答品、引き出物(皿、タオル類)、使わないけど新品であるもの

これらを自力で処分するには、自分の中で「捨てるための基準」が必要です。2章の「【STEP2】捨てるものと捨てないもののルールを書き出す」を参考にしてください。

粗大ゴミ(家具や家電)が積み上がっていない

家具や家電などの粗大ゴミが多い場合、個人では対応出来ません。

粗大ごみはそれぞれの自治体により定義や出し方などの細かいルールがあり、簡単に廃棄できるものでは無いからです。

たとえば、可燃ごみの場合は、ゴミ袋にまとめて指定日に出せば終わりです。しかし、粗大ゴミの場合は、自治体に有料で申し込みをする必要や、処理場に持ち込まなければならない場合もあります。

また、大型の家具や電化製品になると、重くて自分だけで運び出すことが出来ません。

粗大ゴミが多い場合は、業者に依頼したほうが良いでしょう。

各地域によって粗大ごみの定義やルールは異なる粗大ゴミは各地域によって定義やルールが異なります。住んでいる自治体のホームページなどで、必ず確認してくださいね。

インターネットで「自治体名」「粗大ゴミ」のキーワードで検索しましょう。

▼粗大ゴミの定義の例

  • 一番長い辺が金属製品で30cm以上のもの、それ以外(プラスチック製品、木製品など)で50cm以上のもの。事前申込により有料で回収(横浜市)
  • 30cm角を超える大型ゴミ。事前申込により有料で回収(名古屋市)

害虫がいない

害虫がいないかどうかも、自分で掃除が可能であるかの決め手になります。特に、ゴキブリが苦手な人にとっては、大きな問題ではないでしょうか。

ゴミを拾うたびにゴキブリが出ると、掃除をする気力が無くなり、部屋に入ることすらできない可能性もあります。さらに、テレビやエアコンなどのコードがゴキブリにかじられ、漏電して火事になるリスクまであるのです。

また、生ゴミが多い場合は、ハエや虫の卵が見つかる場合もあり、苦手な人は片付けどころではなくなるでしょう。

部屋全体に燻製剤を炊いてから掃除する方法もありますが、今までゴミの下に潜んでいた虫が、一斉に出てくる危険性もあります。

生ゴミや生活ゴミが少ない場合は、比較的虫が少ないので、苦手な人でも大丈夫でしょう。

【4つのSTEPで解説】自力でゴミ屋敷を片付ける手順

【4つのSTEPで解説】自力でゴミ屋敷を片付ける手順

自力でゴミ屋敷を片付ける場合、ただやみくもに始めるのはやめましょう。作業が思うように進まず、モチベーションが下がることにもなりかねません。

ある程度の準備をし、大まかなゴミの分別をしながら進めてくださいね。そうしないと、ゴミを出す段階になって分別のやり直しをすることになり面倒です。

また、「捨てるもの」「捨てないもの」の判断基準が無いと、その都度悩むことになり、時間だけがかかってしまいます。

まずは準備を整えてから、ステップに沿って進めていくと、効率よく作業が進みます。

▼自力でゴミを片付ける場合の4つのステップ

自力でゴミを片付ける場合の4つのステップ

なお、自治体によってはゴミの資源分別基準が厳しく、分別するだけで疲れてしまう場合があります。

せっかくの「片付けよう!」という勇気が、しぼんでしまうこともあるので、しんどくなったら業者を頼ってくださいね。

【STEP1】段ボール、ゴミ袋などの道具を準備する

まずは、片付けをするための道具を準備します。

次のようなものがあると、片付けがはかどるので、ぜひ用意しておきましょう。

▼片付ける前に準備しておくもの

ゴミ袋 自治体指定の「可燃ごみ」「不燃ごみ」「プラスティック」「ペットボトル」などの分別ゴミ袋は必須
ダンボール・大きな袋 大切なもの、残しておくものを、ゴミと区別するために用意しておく
ゴム手袋 躊躇なくゴミをつかめるので、作業がスピードアップする
マスク ホコリや汚い空気を吸わないように、マスクをつけて作業をする
メガネ(防塵用など) 細かいゴミが目に入らないように、防塵や花粉用メガネがあると便利
洗剤や雑巾などの清掃用具 汚れや液垂れなどを、すぐに清掃できるように準備しておく
ガムテープ ゴミを簡単にまとめるためにあると便利
殺虫剤 ゴミの下には、害虫が潜んでいる可能性が高いので準備しておく
捨てても良い服 大量のゴミを片付けると服が汚れるので、捨てて良い服を着用する

分別に厳しい自治体の場合、ルール通りにゴミ出しをしないと、回収してくれない場合もあります。ゴミ袋は、必ず自治体指定の袋を準備しましょう。

また、片付け途中で、大切な物や、残しておきたい物が出てくることもあります。ゴミに紛れてしまわないように、ダンボールや大きな袋(目立つ色付きが良い)を用意して、どんどん入れていくと良いでしょう。

その他の物も、いざという時にあると便利です。用意しておくことをおすすめします。

【STEP2】捨てるものと捨てないもののルールを書き出す

「捨てる」「捨てない」を判断する、明確なルールを作りましょう。作業が効率良くなり、精神的にも楽になります。

ルールを決める前に、自分が次のどちらのタイプか考えてみましょう。

  • タイプA:とにかく物を溜め込んでしまう人
  • タイプB:分別が面倒でゴミが捨てられない人

それぞれのタイプ別にルールを作ると、次のようになります。

▼タイプA:とにかく物を溜め込んでしまう人のルールの一例物を溜め込んでしまう人は、次のようなルールを決めるとよいでしょう。

  • 「いつか使う」「いつか着る」という考えはやめて、「使っていないもの」は、すべて処分する
  • 2年以上着ていない服、読んでない本などは、すべて処分する
  • 残しておくべき大切なものは、ダンボール一箱分と決めて、後はすべて処分する
  • 数年後も使っていないだろうな、と思うものはすべて処分する

▼タイプB:分別が面倒でゴミが捨てられない人のルールの一例資源ゴミの分別が厳しい地域では、分別するだけでも時間と手間がかかり、疲れてしまいます。

しかし、今回だけは細かい分別は忘れて、大雑把に「可燃」・「不燃」・「粗大ゴミ」に分けて処分することをおすすめします。

  • 書類や雑誌、日用品、その他、燃やしても影響が無いものは「全て可燃ゴミ」とする
  • 洋服や書籍なども、今回はリサイクルなど考えずに「可燃ゴミ」とする

物を捨てるルールが必要なわけ片付けのルールが必要なのは、物を捨てるということが、とても難しく、勇気がいる行為だからです。基準がないと、捨てるたびに迷いが出て、作業がなかなか終わらなくなってしまいます。

一口に「ゴミ」といっても、それらは過去のあなたに関わってきた物ですから、それらを切り捨てるような気持ちになるかもしれません。

または、いつかは使うかもしれない、高かったからもったいない…という想いもあるでしょう。

同じように苦しんでいる人たちも、物を捨てるルールがあることで、ゴミ屋敷から脱出できていますよ。勇気を出して、実践してみましょう。

【STEP3】ゴミの出し方の確認をする

ゴミの出し方の確認をしましょう。地域によっては、資源ゴミの分類が厳しい場合があります。

せっかくゴミを出しても、間違っていると回収してくれない可能性もあるので、事前にゴミの出し方を確認しましょう。

資源ゴミの分類が厳しい場合、分別をするだけでも頭を使いますし、手間も時間もかかります。

分類が必要なゴミが大量にある場合は、思い切って業者にお任せしてしまうと、精神的に楽になりますよ。

▼自治体のゴミの出し方で確認するべきこと

  • 「何曜日」に、「どこ」で、「何」を回収するのか
  • 出せないゴミの確認(粗大ごみなど)
  • どこまで分別する必要があるのか

《細かい分別が必要な自治体に注意!横浜市の例》

かさ:骨格がプラスチックの場合は可燃ごみ。金属製の場合は分解し、金属部分(小さな金属ゴミ)と布・ビニール(可燃ごみ)に分けて出す、など。

【STEP4】「玄関→廊下→各部屋→収納」の順番で片付ける

片付ける順番

【STEP4】「玄関→廊下→各部屋→収納」の順番で片付ける

いよいよ片付けに入ります。まずは、玄関から廊下までを片付けて、各部屋のゴミを出すための通り道を確保しましょう。

片付けを部屋の奥から始めてしまうと、ゴミを詰めた袋が出入りする経路を塞いでしまい、効率が悪くなります。

玄関や廊下のゴミが片付いてから、各部屋の片付けに移りましょう。

収納(押入れやクローゼット)は、最後に片付けます。洋服や贈答品、食器など、比較的緊急性の少ないゴミ(生ゴミではない)である場合が多いので、後回しで大丈夫です。

▼片付けワンポイントまずは、可燃ゴミからどんどんゴミ袋に入れていきましょう。その都度ペットボトルや不燃ごみなどを分類していると、作業効率が落ちてしまいます。

また、可燃ゴミは、ゴミ出しできる曜日が多いので、こまめに捨てることもできます。

可燃ゴミがある程度片付いてから、ペットボトル、缶やビンなどに移ると、見つけやすくなることも大きなメリットでしょう。

初めは「このひと袋を埋める!」と目標を決めて、今目の前にあるものを手に取って、袋に入れてみてください。ひとつ入れたら、次は3つ、5つ…と、少しづつ捨てることに慣れていきましょう。

ゴミ屋敷を業者に依頼するときの料金の相場と期間の目安

ゴミ屋敷を業者に依頼するときの料金の相場と期間の目安

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した時の、料金の相場と作業時間の目安は次のようになります。

間取り 作業人数 作業時間目安 参考料金(税込)
1K・1R 1人~ 4時間〜 42,900円~
1DK 1人~ 5時間〜 50,050円~
1LDK 2人~ 6時間〜 77,000円~
2DK 2人~ 7時間〜 114,400円~
2LDK 2人~ 8時間〜 134,200円~
3DK 3人~ 2日〜 141,900円~
3LDK 3人~ 2日〜 184,800円~
4DK 4人〜 2日〜 235,400円〜

参考:不用品回収相談所「ゴミ屋敷清掃の参考料金

料金や作業時間は、家の大きさやゴミの量、地域、業者によっても異なります。

また、部屋の大きさは関係なく、トラックの積載量による「積み放題プラン」で料金を設定している業者もあります。

まずは見積もりをしてもらい、料金に何が含まれているのか、追加料金がかからないか必ず確認しましょう。多くの業者では、料金の中に次のものが含まれます。

▼料金に含まれているものの例

  • 人件費
  • 車両費
  • ゴミの処分代
  • 家電リサイクル料金(必要な場合)
  • 業者管理費(業者が作業全体を管理するための経費で全体の10%が目安)
  • オプション料金(エレベーターへの養生、エアコンの取外し費用、特別なゴミやクリーニングなど

片付け費用の相場について更に詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

また、積み放題のプランについて、詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

ワンルームの片付け費用は、およそ40,000円〜

ワンルームでは、ペットボトルやお弁当などの生活ゴミが多いケースでは、約40,000円〜が目安となります。

業者は基本的に1人で対応し、作業時間は4時間程度です。

ただし、ゴミの量がかなり多い場合や不燃ゴミや大きな家具が多い場合は、料金が高くなります。

一軒家(3LDK〜)の片付け費用は、およそ180,000円〜

一軒家(3LDK〜)が丸ごとゴミ屋敷の場合、ゴミの量がかなり多いため、約180,000円〜が目安になります。

3人以上がチームとなって作業することになり、作業期間も2日以上必要になるでしょう。

大きな家具や重い家電など、粗大ごみ・不燃ごみがなどが多い場合は、さらに費用がかかることもあります。

業者への費用をなるべく抑えるためのコツゴミ屋敷の片付け費用は、決して安くはありません。

少しでも費用を抑えるには、業者に見積もりをしてもらう前に、可燃ゴミなどの量を減らしておくと良いでしょう。費用が安くなると思えば、捨てるモチベーションが上がるかもしれません。

また、費用を抑えるために、次のこともおすすめします。

  • できる範囲で、自治体のゴミのルールに従ってゴミの分別をしておく
  • トラックの積載量による「積み放題・定額料金」を利用する
  • 複数の業者に相見積もりを取って、納得のいく業者を利用する
  • まだ使えるものを買い取りしてくれる業者を選ぶ

〈ケース別〉ゴミ屋敷を片付け業者に依頼するときの選び方

〈ケース別〉ゴミ屋敷を片付け業者に依頼するときの選び方

ゴミ屋敷を業者に依頼した場合、どのような業者に依頼するべきかわかりませんよね。

実際にインターネットで検索すると、たくさんの業者が出てきて、その中から選ぶのはとても大変です。

しかし、自分の希望や状況に合わせて選ぶようにすると、見つけやすくなりますよ。

たとえば、次のようなケースに該当する方も多いのではないでしょうか。

これらのケースについて、実際に片付け業者に依頼するときの選び方

これらのケースについて、実際に片付け業者に依頼するときの選び方を見ていきましょう。

近所になるべくバレないようにしてほしい場合

ゴミ屋敷であることを近所の人にバレなくない場合は、そのような配慮やサービスをしてくれる業者を選びましょう。

バレないための配慮として、次のようなサービスをしてくれる業者があります。

  • 作業員の服装をユニフォームではなく、普段着が選べる
  • 作業の時間帯を選べる(早朝・深夜など)
  • 運搬トラックを離れた場所に駐車してくれる

作業着ではなく普段着なら、「友達が片付けを手伝っている」ように見えるので、バレにくいです。作業の時間も、近所の人がいない深夜などの時間帯を選択できると良いでしょう。

また、トラックを自宅前ではなく、離れた場所に駐車してくれる業者もあります。

ホームページに書かれていなくても、対応可能な場合があるので、相談してみましょう。

「目立ちにくいだろう」と早朝や深夜に作業を依頼した方が良いと考えがちですが、場合によっては、かえってバレやすくなります。特に、マンションなどは音や振動が響きやすく、ちょっとした物音でも気になってしまうので注意が必要でしょう。住んでいる立地にもよりますが、外が騒がしい日中のほうがバレにくいケースがあります。

汚部屋程度の場合

汚部屋程度なら、「街の便利屋さん」に依頼すると、費用を抑えられる可能性があります。

ゴミ屋敷の専門業者よりも、最低価格や作業の価格帯自体が低いため、半額程度になることもあるでしょう。

ただし、便利屋さんの中には「一般廃棄物収集運搬業」を持っていない業者もあります。

その場合、依頼できる作業は「片付け」「分別」「清掃」だけに限られてしまいます。ゴミ出し自体は自分で行う必要があるので、作業内容をよく確認してください。

汚部屋程度でも依頼して大丈夫!最近では「ゴミ屋敷」とまではいかない「汚部屋」の場合でも、業者に依頼する人は増えています。

「こんな部屋を誰にも見せたくない」
「この程度で業者を呼ぶのは恥ずかしい」

など、躊躇するかもしれませんが、汚部屋は特別なことではありません。

あなたと同じように、引っ越しや家族が亡くなった方、仕事が忙しくてゴミ屋敷になった方は、たくさんいます。

自分で一つ一つ処分するのは、辛く、時には涙が出て、どうしても作業が進まなくなりがちです。人から見たらゴミでも、自分に取っては大切なもの。まるで自分の体の一部のように感じ、悲しくなることもあるかもしれません。

そういうときこそ業者に依頼しましょう。部屋がきれいになると、今まで悩んでいたことが嘘のように、心が晴れ晴れしますよ。

私もできる汚部屋の片付け!自分に合ったレベル別の最適な手順とは」の記事もぜひご参考くださいね。

遺品整理などの場合

ゴミ屋敷が「亡くなった方の家」の場合、通常の片付け業者ではなく、遺品整理専門の業者に依頼をすることをおすすめします。

遺品整理専門の業者は、遺品整理士の資格を持っているからです。遺品に関する法令に沿って家の清掃・遺品整理・解体・仕分けなどができるライセンスです。

遺族では探しきれない「残しておくべきもの」「貴重品」「印鑑」などを見つけ出し、適切に保管します。

また、遺品の供養や、希望によってはお坊さんによる供養も手配してくれます。通常の業者では対処できない仏壇や神棚なども適切に対応してくれるので、安心しておまかせすることが出来ますよ。

※「遺品整理士」は、一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する民間の資格です。

「遺品整理士」の資格だけでは、ゴミの引き取りは出来ません。

ゴミの運搬・処分まで行える「一般廃棄物収集運搬業」の資格があるか、確認が必要です。

貴重品・不用品などを買い取ってほしい場合

貴重品や、まだ使える不用品などが多い場合は、不用品買い取りサービスを行っている業者に依頼しましょう。買値がつけば、片付け費用を抑えることができます。

個人では価値がわからないものでも、専門家が鑑定することで、思わぬ値段が付くこともあるでしょう。

ただし、高級品であっても、需要が無いものは値段が付かないこともあります。

▼買い取りが可能な家財例

  • 家電・パソコン・オーディオ
  • 有名メーカーの家具・インテリア
  • スポーツ用品(スキー板や自転車など)
  • ゲーム機・ゲームソフト
  • 楽器
  • ブランド品など

不用品買い取りには、「古物商許可証」か「行商業者証」のライセンスが必要です。買い取りを行う業者は、次の事項を、売り主に告げる告知義務があります。

  • 身分(ライセンス保有者)
  • 目的
  • 買い取り予定品目

また、買い取りを行った際、「売買契約書」を交わす必要があります。売買契約書の内容は次の通りです。

  • 価格
  • 種類
  • 支払い期間
  • クーリングオフ

これらを行わない業者は「違法」である可能性が高いので、利用は避けるようにしましょう。

女性の一人暮らしの場合

最近では、女性の一人暮らしに対して、最大の配慮をしてくれる業者も増えています。女性スタッフがいる業者を選ぶことも可能です。

女性の一人暮らしの場合、男性スタッフが部屋に入ることに対して、恥ずかしさや不安を感じることもあるかもしれません。

しかし、心配しないでください。特にコロナ禍以降は、生活スタイルの変化により女性のゴミ屋敷も増えています。業者に依頼することは、全く恥ずかしいことではありません。

ただし、ゴミの片付けには、重いゴミや力仕事がつきものです。荷物の状況によっては、男性スタッフが必要な場合もあるので、業者によく相談してみることをおすすめします。

以上、ケース別の業者の選び方を解説しました。

業者の選び方について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてくださいね。

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ゴミ屋敷の片付け依頼で悪徳業者に騙されないために確認すべき3つのこと

ゴミ屋敷の片付け依頼で悪徳業者に騙されないために確認すべき3つのこと

ゴミ屋敷の片付け依頼で、悪徳業者によるぼったくりなどが多数報告されており、注意が必要です。

片付け費用は、決められた基準がなく、あくまで業者が見積もった金額になります。誠意のある業者なら、ある程度根拠のある料金を提示し、特別なケースを除き追加料金がかかることはありません。

しかし、中には追加料金やオプションなどを加算し、最後になって請求する悪質な業者もいます。そのような業者に騙されないためにも、次の3つは必ず確認するようにしましょう。

次の3つは必ず確認するようにしましょう。

それぞれ説明していきましょう。

一般廃棄物収集運搬業のライセンスがある

一般廃棄物収集運搬業許可 家庭ゴミを引き取って運搬してもらうために必要な許可

※この許可がないと処理費用を貰ってゴミを引き取ることは出来ない

片付け業者に一般廃棄物収集運搬業のライセンスがあるか、必ず確認しましょう。業者の中には、無許可で営業し、後にトラブルになる可能性があるからです。

ゴミの片付けや、持ち出しをするには一般廃棄物収集運搬業の資格が必要です。

このライセンスは、国や行政から適正な審査を受けて取得する必要があり、違法なことをするとすぐに剥奪されてしまいます。そのため、ボッタクリや転売される可能性は低く、安心して依頼することができます。

なお、一般廃棄物収集運搬業許可は、市町村が許可を出しています。

たとえば、東京都武蔵野市で許可を得ていても、杉並区で営業することができません。そのため、住んでいる自治体の許可証であるかどうかも確認する必要があるでしょう。

このような業者に注意!次のような業者は、明らかに無許可で営業している可能性が高いので注意が必要です。

  • 「産業廃棄物収集運搬業許可」「古物商」のライセンスのみで回収している
  • ホームページに「無料回収」と記載されている
  • 町中でスピーカーを使って宣伝している廃品回収業者

産業廃棄物収集運搬業許可では「不要品」の回収は可能ですが、ゴミの収集はできないので注意しましょう。

また、「無料回収」としながら、後で高額請求されたり、ネットで勝手に売られているケースもあります。

町中を宣伝しながらトラックで回っている廃品回収業者も、無許可の場合が多いので、避けたほうが良いでしょう。

過去に行政指導が入っていない

過去に行政指導が入った「悪質な業者」ではないか確認しましょう。業者の候補が見つかったら、インターネットで「業者名」「行政指導」で検索すると、情報が出てきます。

過去には、ホームページには「定額パック!追加費用なし!」と書かれているにもかかわらず、ゴミをトラックに積んだ後に、事前説明のない費用を追加するという事例が発生しています。

中には、「定額2万円」のはずが、50万円以上請求された例もあり、消費者庁から行政指導が入っています。

契約をする際は、追加料金が本当にかからないのかよく確認しましょう。

追加費用を請求する業者はこのような説明をしている!

  • 不用品が想定以上に重い
  • 不用品の大きさが事業廃棄の対象となり料金がかかる
  • 定額料金以外に別途処分料がかかる
  • リサイクル料金がかかる
  • クレジット手数料がかかる
  • ホームページに記載されている金額は「トラックに荷物を平積みした場合」の金額である

詳しくは消費者庁「不用品・粗大ごみ回収サービスを提供する事業者に関する注意喚起」をご覧ください。

料金体系が分かりやすく追加費用が発生しない

見積もり後に追加費用が発生しないか必ず確認しましょう。

片付け費用は片付け業者によって異なります。まずはホームページなどで料金を把握しておき、見積もりの際にどこまで含まれているかを確認します。

相場や、料金に含まれているサービスについては、ゴミ屋敷を業者に依頼するときの片付け料金の相場と期間」を参考にしてください。

ぼったくり業者について、事例など、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

貴重品の取り扱いについて貴重品を見つけたらどうするか、ルールをきちんと説明してくれる業者を選ぶことも大切です。

積まれたゴミの中には、貴重品やお金が紛れていることがよくあります。悪徳業者の中には、だまって持ち帰るスタッフや、貴重品などの確認をよくせずに片付けをするケースもあります。

反対に、貴重品の取り扱いが慎重で、貴重品を入れる専用BOXを用意している業者もいるので、まずは相談してみましょう。

また、他の人にとっては「ゴミ」でも、あなたや本人にとっては大切なものもありますよね。その場合も、あらかじめ申し出ておくことで、きちんと保管してくれるはずです。

もう二度とゴミ屋敷にしない!簡単にできる5つの防止策

もう二度とゴミ屋敷にしない!簡単にできる5つの防止策

「ゴミ屋敷」になってしまうのは、決して性格の問題ではありません。好きでゴミ屋敷にしてしまう人はいませんよね。

人によって、さまざまな事情やきっかけがあるはずです。ですから、再びゴミ屋敷にしないためには「こうすればいい」と断定できるようなものはないでしょう。

しかし、できるだけゴミが溜まらないようにする「コツ」はいくつかあります。

▼二度とゴミ屋敷にならないために簡単にできる5つのコツ

二度とゴミ屋敷にならないために簡単にできる5つのコツ

この章では、そんなコツをご紹介します。ほんの少しでも、あなたの片付けのお役に立てることを願います。

「1日5分だけ」片付けをやる

1日のうち、「5分間だけ」と決めて、片付けをしてみましょう。

「5分」なら片付けの敷居が下がり、「まあ、とりあえずやってみよう」という気持ちになりやすいためです。5分のつもりが、気分が乗って、大掃除になることもあるでしょう。

確かに「片付け」や「掃除」は時間も手間もかかるし、5分間なんて大したことは出来ないと思うかもしれません。

しかし、5分間でできることは意外にあります。次の中から「今日はこれだけやる!」と決めると、行動しやすくなります。

▼5分でできること

  • 目についた範囲のゴミを、ゴミ袋の中にどんどん入れる
  • 床に落ちている物を拾う
  • 気になっている汚れを拭き取る
  • ゴミの分別を行う
  • 朝ならゴミを捨てに行く

自分の好きな曲をかけながら、朝や夜のルーティーンとして、習慣化できれば最高ですね。

物を買う前に「購入した後」について考える

物を購入する前に、少しだけ「購入した後」について考えてみましょう。

購入するときは「必要!」と思っても、商品を持ち帰ったり、家に届いたりすると、意外と使わないことはありますよね。

そういう品物が溜まってしまうと、収納スペースがなくなり、気がついたら生活空間を圧迫してしまいます。掃除もしにくくなるので、「汚部屋」や「ゴミ屋敷」への第一歩になってしまうのです。

物を溜め込まないためにも、つぎのようなことを考えてみましょう。

  • 本当に今必要なものか(バーゲンや値下げなどにつられていないか)
  • これを置く十分なスペースはあるのか
  • 同じような物をもっていないか
  • ゴミになった場合、捨てるのは面倒ではないか

また、欲しい物があった場合、「3日経ってもほしい!と思えば購入する」というルールを決めると、1度冷静になるので効果的です。

「なんとなく」購入するのをやめるだけでも、ゴミを減らす第一歩になりますよ。

定期的に自宅に「友人」を呼ぶ

友人が来ることで、必然的に大掃除をしなくてはならなくなります。

普段では気にしないようなゴミや汚れも、人の目に触れると考えると、必死になって片付けるようになるでしょう。

定期的に人を呼ぶことで、自然ときれいな部屋を保つことができますよ。

定期的に「お掃除代行サービス」を依頼する

ゴミ屋敷が1度きれいに片付いたら、その状態をキープするために「お掃除代行サービス」を利用しても良いでしょう。

月に数回依頼するだけで、片付けに対する心理的なストレスから開放され、気持ちに余裕が生まれます。

代行してもらえる内容は、部屋の片付け、整理整頓、水回りの清掃はもちろん、ゴミの分別や仕分けなども行ってくれます。

費用は、月に2回、3時間のお掃除代行で、1ヶ月約15,000円〜20,000円が目安です。

お掃除を定期的に代行してもらうことで、心を休ませる時間を持つことができるはずです。

「24時間ゴミ出し可能」なマンションを選ぶ

忙し過ぎて、ゴミを出すタイミングが合わなかったり、ついつい忘れてしまう人は、「24時間ゴミ出し可能」なマンションを選ぶという方法もあります。

マンションには、建物の中に「ゴミステーション」を設けているタイプがあります。片付けよう!と思い立ったときや、外出時についでにゴミを出せるので、部屋にゴミが溜まりにくくなります。

入居者ならいつでもゴミ出しをすることが可能で、ゴミ出しの曜日や時間、天候を気にする必要がありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ゴミ屋敷は、必ず片付ける事ができます。

自力が無理な場合は、勇気をだして業者に依頼すると、あっという間に片付けが終了しますよ。不安に寄り添ってくれる業者もいるので、まずは相談してみてくださいね。

ここで、この記事を振り返ってみましょう。

◎ゴミ屋敷の片付けを自力か業者に依頼するかを判断する基準

  • ゴミ屋敷レベルが〈レベル2〉まで
  • 家の広さは3DKまで
  • 洗面・キッチン・浴室など水回りの使用ができる
  • 捨てやすいゴミである
  • 粗大ごみが積み上がっていない
  • 害虫がいない

◎自力で片付ける場合の4つのステップ

  • 【STEP1】段ボール、ゴミ袋などの道具を準備する
  • 【STEP2】捨てるものと捨てないもののルールを書き出す
  • 【STEP3】ゴミの出し方の確認をする
  • 【STEP4】「玄関→廊下→各部屋→収納」の順番で片付ける

◎ゴミ屋敷を業者に依頼するときの料金の相場と期間の目安

間取り 作業人数 作業時間目安 参考料金(税込)
1K・1R 1人~ 4時間〜 42,900円~
1DK 1人~ 5時間〜 50,050円~
1LDK 2人~ 6時間〜 77,000円~
2DK 2人~ 7時間〜 114,400円~
2LDK 2人~ 8時間〜 134,200円~
3DK 3人~ 2日〜 141,900円~
3LDK 3人~ 2日〜 184,800円~
4DK 4人〜 2日〜 235,400円〜

◎ゴミ屋敷の片付け依頼で悪徳業者に騙されないために確認すべき3つのこと

  • 一般廃棄物収集運搬業のライセンスがある
  • 過去に行政指導が入っていない
  • 料金体系が分かりやすく追加費用が発生しない

◎もう二度とゴミ屋敷にならないために簡単にできる5つの防止策

  • 「1日5分だけ」片付けをやる
  • 物を買う前に「購入した後」について考える
  • 定期的に自宅に「友人」を呼ぶ
  • 定期的に「お掃除代行サービス」を依頼する
  • 「24時間ゴミ出し可能」なマンションを選ぶ

あなたの家やお部屋が片付いて、元のように綺麗で快適な生活ができることを願っています。

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この記事の著者
坂本 貴志
坂本 貴志
一般廃棄物実務管理者
坂本 貴志
不用品回収相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、不用品回収遺品整理ゴミ屋敷清掃引っ越しに伴う粗大ごみ回収・処分サービスのエキスパート。一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、全国の不用品回収の料金遺品整理の料金ゴミ屋敷清掃の料金も知り尽くし、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。
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