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ゴミ屋敷業者の全てがわかる|料金相場・選び方・必須チェック項目9つ

ゴミ屋敷業者の全てがわかる|料金相場・選び方・必須チェック項目9つ
著者 坂本 貴志

「ゴミ屋敷の対処がもう自力では難しいから業者に頼みたい。初めてだからどこまで対応してくれるのか分からない」
「ゴミ屋敷の対処を業者にお願いしたいけれど、費用面が気になって不安。作業料金はどのくらいする?」

この記事を読んでいる方は、このような疑問を持っているのではないでしょうか。

これまでゴミ屋敷の対処を業者に依頼したことがなければ、特徴や費用など分からないことも多いので、不安ですよね。

詳しくは後述しますが、ゴミ屋敷業者の作業範囲や作業時間、作業料金はおおよそ以下の通りです。

【ゴミ屋敷業者の作業範囲・作業時間・作業料金の目安】

作業範囲 ゴミや不用品の片付け(分別や搬出、収集、運搬、処分)がメイン

※清掃は別途追加する必要がある

作業時間 1時間~15時間

※ゴミや不用品の量などによって変わる

※状況によっては一週間以上かかる場合もある

作業料金 4万3千円~25万円前後

※ゴミや不用品の量などによって変わる

ゴミ屋敷業者によって上記の内容が大きく異なることは少ないですが、実際に依頼するときは注意しなけばなりません。

実は、中には適切な営業をせず、依頼した後に事前説明のない金額を請求するなどトラブルを起こすゴミ屋敷業者も存在します。

ゴミ屋敷業者選びを成功させるポイントは、依頼前に悪質業者であるかを見極めることです。

そこでこの記事では、ゴミ屋敷業者に初めて依頼しようとしている方が、悪質業者を選ばないために知っておくと良い以下の内容をまとめて説明します。

この記事を読んで分かること

  • ゴミ屋敷業者への依頼前に知っておくべき基礎知識
  • 【間取り・状況別】片付け費用のシミュレーション
  • ゴミ屋敷の片付け費用を少しでも安く抑える方法
  • ゴミ屋敷業者へ依頼する前に知っておくべきトラブル事例
  • ゴミ屋敷業者を選ぶときのチェックポイント9つ
  • ゴミ屋敷業者に依頼するまでの流れ

読んでいただければ、良質なゴミ屋敷業者はどこかを見極められるようになります。

トラブルを起こさないゴミ屋敷業者へ依頼でき、ゴミ屋敷もスムーズに気持ち良く片付くでしょう。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

ゴミ屋敷業者への依頼前に知っておくべき基礎知識

1. ゴミ屋敷業者への依頼前に知っておくべき基礎知識

ゴミ屋敷業者に初めて依頼するという方は、ゴミ屋敷業者の作業範囲や作業時間、作業料金をイメージできていないのではないでしょうか。

そこでまずはゴミ屋敷業者はどのような業者なのかを知っていただくために、次の3つを通してゴミ屋敷業者の基礎知識を紹介します。

  1. ゴミ屋敷業者の作業範囲
  2. ゴミ屋敷業者の作業時間の目安
  3. ゴミ屋敷業者の作業料金の相場

順番に見ていきましょう。

ゴミ屋敷業者の作業範囲|基本は「片付け」がメイン

ゴミ屋敷業者の作業範囲は、ゴミや不用品の「片付け」がメインです。

「片付け」の指す内容は業者によって変わる場合もありますが、一般的には、以下の作業内容が該当します。

【ゴミ屋敷業者が行う作業範囲】

作業内容 概要
①分別 可燃や不燃などゴミや不用品を分ける
②搬出 ゴミや不用品を部屋から運び出す
③収集 搬出したゴミや不用品を廃棄物保管場所に集める
④運搬 廃棄物保管場所からゴミや不用品を処分する場所へ運搬する
⑤処分 運搬されたゴミや不用品を処分する

これらの作業は全て、自治体のルールに従って行われるため、どの業者も基本同じです。

ここで「清掃はどうなの?」と思われた方もいるかもしれません。実は、ゴミ屋敷業者の片付けの作業範囲は上記がメインで、片付け後の清掃は含まれないことが多いです。

以下は、ゴミ屋敷業者が対応しないことが多い作業の例です。

【ゴミ屋敷業者が対応していないことも多い作業の例】

作業名 概要
簡易的な清掃 簡易的な以下の清掃

  • ホウキによる掃き掃除
  • 一般的な薬剤や掃除道具を使った清掃 など
ハウスクリーニング 専門的な薬剤や掃除道具を使った生活汚れの清掃
特殊清掃 専門的な薬剤や掃除道具を使った以下の清掃

  • ウイルスや細菌の殺菌
  • 体液や血液、ペットの糞尿など腐敗物の除去
  • ペットの死骸などの腐敗臭の消臭
遺品整理 遺品整理に関する以下の作業

  • 残す遺品と残さない品の仕分け
  • 残さない品の搬出と収集、処分 など

中には片付け後に簡易的な清掃やハウスクリーニングを行ってくれる業者もいますが、基本的には別途依頼する必要があります。

清掃に関しては、ゴミ屋敷の片付け後の状況によって行う清掃の種類が変わることを押さえておくと良いでしょう。

ゴミ屋敷業者の作業範囲の詳細と清掃まで対応しているかは、業者の公式ページに記載されているので確認してみてください。

ゴミ屋敷業者は作業範囲によって5種類に分かれるゴミ屋敷業者と一言でいっても、作業範囲によって次の5種類に分かれます。

  1. 不用品回収業者
    ゴミ屋敷の不用品の分別と搬出、収集、処分をする業者
  2. ゴミ屋敷専門清掃業者
    ゴミ屋敷の不用品の分別と搬出、収集、処分、清掃まで行う業者
  3. ハウスクリーニング業者
    ゴミ屋敷を専門的な薬剤や掃除道具を使って生活汚れを清掃する業者
  4. 特殊清掃業者
    ゴミ屋敷を専門的な薬剤を使った殺菌や腐敗物の除去、腐敗臭の消臭をする業者
  5. 遺品整理業者
    ゴミ屋敷にある遺品の分別と搬出、収集、処分を対応する業者

一般的なゴミ屋敷業者は「1.不用品回収業者」に該当することが多いです。

対応してほしい作業をあらかじめ明確にしておけば、ゴミ屋敷業者の種類選びに迷わないでしょう。

ゴミ屋敷業者の作業時間の目安|1時間~15時間

ゴミ屋敷業者の作業日数の目安は、1時間~15時間です。

このように幅があるのは、ゴミや不用品の量、作業員の数などによって片付けにかかる時間が変わるからです。

そこで、作業日数のイメージをしてもらいやすくするために、ゴミ屋敷の【間取り別】に作業時間の目安を出してみました。

【ゴミ屋敷の間取り別の作業時間の目安】

ゴミ屋敷の間取り 作業員の数の目安 作業時間の目安
1K・1R 1人~ 1~3時間程度
1DK 1人~ 2~6時間程度
2DK 2人~ 3~8時間程度
3LDK 3人~ 5~12時間程度
4LDK以上 4人~ 6~15時間程度

ただし上記は、あくまでゴミ屋敷の間取りと作業員の数をベースにした作業時間の目安であるため、ゴミ屋敷の状況によっては一週間以上かかることもあります。

実際の作業日数は、ゴミ屋敷業者による現地下見によって分かることが多いので、おおまかな参考にしてください。

ゴミ屋敷業者の作業料金の相場|4万3千円~25万円前後

ゴミ屋敷業者の作業料金の相場は、4万3千円~25万円前後です。

作業料金に関してもゴミや不用品の量によって必要な作業員の数やトラックの大きさが変わるため、このような幅が生じます。

以下は、作業料金を決める要素の一覧です。

  • ゴミや不用品の量
  • ゴミや不用品の量に基づいた作業員の数
  • ゴミや不用品の量に基づいた作業時間
  • ゴミや不用品の量に基づいたトラックの大きさ

ただ作業料金に関しても、業者を利用していただく方がイメージしやすいように、ゴミ屋敷の間取り別の相場を用意しました。

【ゴミ屋敷の間取り別の作業料金の相場】

ゴミ屋敷の間取り 作業員の数 作業料金の相場(税込)
1K・1R 1人~ 4万2千900円~
1DK 1人~ 5万50円~
1LDK 2人~ 7万7千円~
2DK 2人~ 11万4千400円~
2LDK 2人~ 13万4千200円~
3DK 3人~ 14万1千900円~
3LDK 3人~ 18万4千円800~
4DK 4人~ 23万5千400円~
4LDK以上 4人~ 24万4千円~

※上記は、ゴミ屋敷業者の作業範囲である「片付け」の場合の料金相場になります。

実際の作業料金は、ゴミ屋敷業者による現地下見によって決まるので、参考としてご覧ください。

ゴミ屋敷の清掃も依頼する場合はトータルで費用も多くかかるゴミ屋敷の片付けだけでなく、清掃も依頼する場合はトータルで費用も多くかかることは念頭に置きましょう。

ゴミ屋敷専門の清掃(特殊清掃)の料金相場は以下の通りです。

  • 1R/1K…7万~30万円
  • 1LDK~3LDK…13万~50万円
  • 4LDK以上…20万~60万円

ゴミ屋敷に特化した清掃を依頼するのであれば、トータルの相場は「ゴミ屋敷片付けの料金相場+ゴミ屋敷専門の清掃(特殊清掃)の料金相場」と考えると良いでしょう。

【間取り・状況別】ゴミ屋敷業者に依頼した時の費用シミュレーション

2. 【間取り・状況別】ゴミ屋敷業者に依頼した時の費用シミュレーション

ここでは、以下3つの間取りとゴミ屋敷の状況別に片付け費用のシミュレーションをしてみます。

【間取り・状況別のパターン】

間取り ゴミ屋敷の状態
1R/ワンルーム 床の大部分がゴミや不用品で埋まっている状態

床の大部分がゴミや不用品で埋まっている状態

※画像はイメージです

3DK/一軒家 各部屋にゴミや不用品が山積みの状態

各部屋にゴミや不用品が山積みの状態

※画像はイメージです

3LDK/マンション 窓の開閉が難しいほどゴミや不用品が山積みの状態

窓の開閉が難しいほどゴミや不用品が山積みの状態

※画像はイメージです

上記に記載の間取りをクリックすると、その間取りにおけるゴミ屋敷の片付け費用を説明しているページへ飛びます。

片付けたいゴミ屋敷の状態に近い項目をご覧になって、どのくらい費用がかかりそうかのイメージを膨らませるのにお役立てください。

【1R/ワンルーム】床の大部分がゴミや不用品で埋まっている状態

床の大部分がゴミや不用品で埋まっている状態

上記のような床の大部分がゴミや不用品で埋まっているワンルームの片付けの見積もり例は、以下の通りです。

【ワンルームのゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した場合の見積もり例】

費用(税込) 6万8千円
回収したゴミや不用品例
  • 可燃物
  • 不燃物
  • 扇風機
  • ストーブ など
回収したゴミや不用品の量(一部)
  • 可燃:約100kg
  • 不燃:約80kg
トラックの大きさと数 2tトラック1台
作業時間 4時間

ゴミ屋敷業者の作業料金の相場|4万3千円~25万円前後」では、ゴミ屋敷ワンルームの料金相場は4万3千円ほどと説明しました。

しかし、ワンルームから回収されるゴミや不用品は軽トラック(350kgまで積み込み可能なトラック)で対応できることが多いですが、床いっぱいになるほどゴミや不用品が多くあると2tトラック(2,000kgまで積み込みが可能なトラック)が必要です。

この場合は、ゴミ屋敷1DKの料金相場(5万円ほど)と同じくらいの費用になり、ゴミ屋敷ワンルームの料金相場と比べると2万円ほど高くなることがあります。

【3DK/一軒家】各部屋がゴミや不用品で山積みの状態

各部屋にゴミや不用品が山積みの状態

上記のような各部屋がゴミや不用品で山積みの3DKの一軒家の場合、片付けの見積もり例は以下の通りです。

【3DK一軒家のゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した場合の見積もり例】

費用(税込) 19万8千円
回収したゴミや不用品例
  • 可燃物
  • 不燃物
  • 雑誌
  • 洋服タンス
  • 段ボール など
回収したゴミや不用品の量(一部)
  • 可燃:約400kg
  • 不燃:約300kg
トラックの大きさと数 4tトラック2台
作業時間 12時間

ゴミ屋敷業者の作業料金の相場|4万3千円~25万円前後」でも説明した通り、ゴミ屋敷3DKの料金相場は14万円ほどです。

ゴミや不用品が各部屋に山積みになるほど大量であるため2tトラックでは対応できず、4tトラック(4,000kgまで積み込みが可能なトラック)が2台必要になります。

ゴミ屋敷3LDKの料金相場(18万円ほど)と同じくらいの費用になり、ゴミ屋敷3DKの料金相場と比べると5万円ほど高くなることがあります。

【3LDK/マンション】窓の開閉が難しいほどゴミや不用品が山積みの状態

窓の開閉が難しいほどゴミや不用品が山積みの状態

上記のような窓の開閉が難しいほどゴミや不用品が山積みの3LDKのマンションの場合、片付けの見積もり例は以下の通りです。

【3LDKマンションのゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した場合の見積もり例】

費用(税込) 39万8千円
回収したゴミや不用品例
  • 可燃物
  • 不燃物
  • 洋服タンス
  • 収納ケース
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機 など
回収したゴミや不用品の量(一部)
  • 可燃:約600kg
  • 不燃:約400kg
トラックの大きさと数 4tトラック3台
作業時間 24時間

ゴミ屋敷業者の作業料金の相場|4万3千円~25万円前後」でも説明した通り、ゴミ屋敷3LDKの料金相場は18万4千円ほどです。

しかし窓を開けられないほどゴミや不用品が山積みであると、以下の理由から相場と比べて2倍以上の費用が発生することがあります。

  • 4tトラックが3台必要になる
  • 処分費用が高いゴミや不用品を片付けることがある

(リサイクル料金の支払いが必要なテレビや冷蔵庫、洗濯機が該当)

ゴミ屋敷業者の片付け費用を少しでも安く抑える方法

3. ゴミ屋敷業者の片付け費用を少しでも安く抑える方法

ここまで読んでお分かりいただけたように、ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼すると多くの出費があります。

ゴミ屋敷の対処は業者にお願いしたいけれども、少しでも費用を抑えたいのであれば以下3つを実践するのがおすすめです。

  1. 自分で処分できそうなゴミや不用品は自分で対応する
  2. できる限り自分でゴミや不用品の分別をする
  3. 売れそうな不用品はあらかじめ売る

1つずつ見ていきましょう。

自分で処分できそうなゴミや不用品は自分で対応する

自分で処分できそうなゴミや不用品は、自分で対応で対応しましょう。

この対応がゴミ屋敷の片付け費用を安く抑えられるのは、以下3つの理由からです。

  1. ゴミや不用品の回収・処分費用を抑えられる
    ゴミや不用品の種類によって回収・処分費用が発生しますが、ゴミ屋敷業者に回収と処分を依頼するとその分が上乗せされます。
    自分で対応できることを行えば、業者にかかる回収と処分費用を抑えられます。
  2. ゴミや不用品の片付けをする作業員の数を減らせる
    ゴミ屋敷業者の作業料金の中には、作業員の人件費も含まれています。
    作業員の人数が多いほど料金も上乗せされますが、自分で処理できるゴミや不用品の片付けを行っておけば作業員の数を減らせるため、その分の人件費を抑えられます。
  3. 3.集めたゴミや不用品を運搬するトラックのサイズを小さくできる
    ゴミや不用品を運搬するトラックの大きさも、ゴミ屋敷業者の作業料金に影響します。トラックの大きさが大きいほど費用がかかります。
    自分で処理できるゴミや不用品の片付けを行っておけばゴミや不用品の量が減るため、トラックのサイズを小さくでき、その分作業料金を抑えられます。

以下は、自分で行えるゴミや不用品の処理例です。無理なくできそうなことから行うことをおすすめします。

  • 自治体のゴミ処分ルールを確認し、分別が簡単なゴミを捨てる
    (例:生ごみやペットボトル、ビンなど)
  • 簡易的な組み立てな不用品は自分で解体して捨てる
    (例:テーブルや椅子など)

できる限り自分でゴミや不用品の分別をする

処分が難しいのであれば、できる限り自分でゴミや不用品の分別をしましょう。作業員が分別する工数を減らせるため、その分作業料金も抑えられるからです。

ゴミ屋敷の片付けで多く時間を要するのが、ゴミや不用品の分別です。ゴミや不用品の処分は自治体の分別ルールに従って行わなければならず、量が多いほど分別にも時間がかかります。その上お住まいの地域の分別ルールが細かければ、より一層時間がかかるでしょう。

こうしたゴミや不用品の分別だけでも自分で行えばゴミ屋敷業者の作業時間が減るため、費用を削減できます。

本来は自治体で決められたゴミや不用品の分別ルールに従って分別するのが良いですが、途中で挫折しないためにも「紙」や「ペットボトル」、「衣類」など大まかなカテゴリーで分別してみると良いでしょう。

不用品買取りサービスで買い取ってもらう

ゴミ屋敷業者によっては不用品買取りサービスを提供しています。このサービスを利用して不用品を買い取ってもらうのもおすすめです。

買い取ってもらえればお金を得られるため、結果としてゴミ屋敷の片付け費用を抑えられます。

以下はワンルームのゴミ屋敷を片付ける場合の、不用品買取りサービスを利用した人と利用しない人のトータルの片付け費用例です。

【不用品買取りサービスを利用した人】

不用品:洗濯機・エアコン・冷蔵庫(17L以下)

不用品の収集・運搬料金+リサイクル料金(目安)

  1. 洗濯機:約4,800円
  2. エアコン:約3,400円
  3. 冷蔵庫(17L以下):約6,100円

計:約1万4,300円

ゴミ屋敷の片付け料金(目安)

  • 7万円(不用品の収集・運搬料金+リサイクル料金含む)

→不用品3点が合計1万5千円で買い取ってもらえたとすると、片付け料金は結果的に5万5千円

【不用品買取りサービスを利用しなかった人】

不用品:洗濯機・エアコン・冷蔵庫(17L以下)

不用品の収集・運搬料金+リサイクル料金(目安)

  1. 洗濯機:約4,800円
  2. エアコン:約3,400円
  3. 冷蔵庫(17L以下):約6,100円

計:約1万4,300円

ゴミ屋敷の片付け料金(目安)

  • 7万円(不用品の収集・運搬料金+リサイクル料金含む)

→不用品3点は買い取ってもらわなかったため、片付け料金は7万円のまま

上記を見てお分かりいただけるように、同じ片付け料金でも不用品買取りサービスを利用した人の方が結果的に安くなります。

状態によっては買取り金額が少なくなったり、買い取ってもらえなかったりする恐れもありますが、実際に見てもらわなければ分からないため、ゴミ屋敷業者に買取りサービスがあるかを確認してみると良いでしょう。

買取りサービスの有無の調べ方

  • ゴミ屋敷業者の公式ページにある会社概要などで「古物商」の許可を得ているかを調べる
    ※古物商とは、古物(一度使われた物)を売買したり、交換したりする業者をいう
  • 見積もりのときに業者に直接聞く

ゴミ屋敷業者へ依頼する前に知っておくべきトラブル事例3つ

4. ゴミ屋敷業者へ依頼する前に知っておくべきトラブル事例3つ

ここで、ゴミ屋敷業者へ依頼する前に知っておくべきトラブル事例を3つ紹介しましょう。

  1. 料金の安さだけで業者を選んだ結果、後になって高額請求された
  2. 自分にとってゴミや不用品ではないものも片付け処理された
  3. 片付けてもらったゴミや不用品が不法投棄されていた

上記を知っておくことで、ゴミ屋敷業者に片付けを依頼するときにトラブルを回避しやすくなります。順番に見ていきましょう。

料金の安さだけで業者を選んだ結果、後になって高額請求された

ゴミ屋敷業者を料金の安さだけで選ぶとトラブルになることがあります。依頼後に高額請求されて、多大な出費が発生する事例です。

ゴミ屋敷業者の中には、見積もりにおいておおまかな料金だけを提示する業者がいます。おおまかな料金を見せて安いと見せかけ、後で追加料金を請求するのです。

このような業者の事例を、消費者庁が公式ページで以下のように公表しています。

ウェブサイト上で「お得な定額パック 定額パック料金は、全てが込み込みの料金」などの広告・表示をして不用品・粗大ごみ回収サービスを提供する事業者に関する注意喚起|消費者庁

  • 追加料金のない定額パック料金で不用品などの回収サービスを行う旨を表示して集客する・依頼者が定額パック料金で回収できるか問い合わせても、その料金での回収可否を明言しない
  • 不用品などを回収した後に、定額パック料金以上の料金を請求してくる

参考:ウェブサイト上で「お得な定額パック 定額パック料金は、全てが込み込みの料金」などの広告・表示をして不用品・粗大ごみ回収サービスを提供する事業者に関する注意喚起|消費者庁

このようなぼったくりに遭わないようにするためには、見積もりのときに追加料金について説明してくれる業者を選ぶことが重要になります。

詳しくは「追加料金の説明があるか」で説明しているので、ご覧ください。

自分にとってゴミや不用品ではないものも片付け処理された

ゴミ屋敷業者に片付けをしてもらうとき、残してほしいものを伝えないとトラブルになることがあります。

ゴミ屋敷業者は、基本的にはゴミや不用品と判断したものを全て片付けていきます。

自分にとってはゴミや不用品と思っていないものでも、片付けられてしまう恐れがあります。以下がそのトラブルが起きてしまった事例です。

先日ゴミ屋敷片付け業者に片付けを頼みました。

そこから2週間くらい経ってからですがブランド物、15万くらいの財布が1つ無いことに気づきました。

とても親切に対応してくださったので疑ったりクレームいれたりしづらいのですが

もしクレームいれた場合も

盗まれたという証拠もないですし、財布が戻ってくる可能性はないですよね??

戻ってこないのであれば無駄なことで揉めたく無いので諦めようと思ってます‥

引用元:Yahoo!知恵袋

片付けられてしまったものが思い入れのある品や後で使えそうな品であると、取り返しがつかないので注意しなければなりません。

片付けてほしくないものがあれば事前にゴミ屋敷業者に伝えるのがおすすめです。片付けてほしくないものを記載したリストを渡せば、ゴミ屋敷業者が忘れるのを防げるでしょう。

片付けてもらったゴミや不用品が不法投棄されていた

ゴミ屋敷業者に片付けてもらったゴミや不用品が不法投棄されていたというトラブルもあります。

警察が発見し、捨てられたゴミや不用品に記載のあった個人情報に連絡を入れたことで発覚する事例です。

後述することですが、ゴミ屋敷業者は家のゴミや不用品の回収から処分を適切に行うために、以下の対応をする必要があります。

  • 一般廃棄物収集運搬業の許可を市区町村から得る
  • 一般廃棄物収集運搬業の許可を市区町村から得ている業者と提携する
  • 市区町村から一般廃棄物収集運搬の委託を受ける

しかし中には、上記に該当しない業者もいます。このようなゴミ屋敷業者は、不法投棄をする悪質業者であることが多いです。

無許可業者による不法投棄の事例は、環境省が公式ページが以下のように公開しています。

【一般廃棄物収集運搬業の無許可業者に依頼すると招くトラブル事例】

トラブル事例 概要
不法投棄 ゴミや不用品が適切な場所に運搬されない
不適正処理 環境への有害物質(フロンガスや鉛など)が放出される
不適正な管理による火災 発火や延焼のリスクが高まる

参考:廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!|環境省

片付けてもらったゴミや不用品が不法投棄されていると、不法投棄をしたゴミ屋敷業者に依頼した人が罪に問われる恐れがあるため注意しなければなりません。

不法投棄の被害に遭わないためには、上記に該当する業者を選ぶことが大前提です。

ゴミ屋敷業者を選ぶときのチェックポイント9つ

5. ゴミ屋敷業者を選ぶときのチェックポイント9つ

ここからは、いよいよゴミ屋敷業者の選定に入っていきます。

ゴミ屋敷業者を選ぶ際には、下記の9つを確認するようにすれば、業者選びで失敗することはまずないでしょう。

  1. 一般廃棄物収集運搬業の許可を取得しているか
  2. 一般廃棄物収集運搬業の無許可でも片付け可能な条件を満たしているか
  3. 対応してもらうゴミ屋敷と似た片付けの実績があるか
  4. 対応してほしい作業が対象になっているか
  5. 回収してほしい不用品が回収対象であるか
  6. ゴミ屋敷の片付け料金が相場に近いか
  7. 現地下見を無料で引き受けてもらえるか
  8. 作業料金の支払い方法に分割払いの選択肢があるか
  9. 追加料金の説明があるか

1つずつ見ていきましょう。

一般廃棄物収集運搬業の許可を取得しているか

前述と重複しますが、ゴミ屋敷業者が「一般廃棄物収集運搬業」の許可を取得しているかを見ましょう。

許可を得ていない場合、回収したゴミや不用品を法律に沿って適切に処理していない業者である恐れがあるからです。

一般廃棄物収集運搬業というのは、一般廃棄物の処分をする事業のことです。

一般廃棄物というのは、以下のように主に家庭で生じた廃棄物のことをいいます。

【一般廃棄物の例】

種類
可燃ごみ 生ごみ、紙くず、木くず、衣類など
不燃ごみ ガラス、陶磁器、金属、プラスチックなど
家電4品目 洗濯機、エアコン、テレビ、冷蔵庫
粗大ごみ 家電4品目を除く大型の電化製品、家具、自転車など
パソコン パソコン、パソコン周辺機器
自動車 自動車
有害ごみ 乾電池、蛍光灯、体温計など

参考:一般廃棄物の概要|東京都環境局

上記のような家庭で生じる一般廃棄物を処分する事業をするには自治体の許可が必要ですが、ゴミ屋敷業者の中には無許可で営業しているところもあります。

無許可の業者に依頼するのは違法ですし、「片付けてもらったゴミや不用品が不法投棄されていた」のようなトラブルを招く恐れもあります。

このため、ゴミ屋敷業者を選ぶときは一般廃棄物収集運搬業の許可を得ているかを必ず確認しましょう。

一般廃棄物収集運搬業の許可を得ているかどうかは、以下の方法で分かるのでご参考ください。

一般廃棄物収集運搬業の許可業者の調べ方<ゴミ屋敷業者の公式ページの会社概要>

「許認可:一般廃棄物収集運搬業許可(第〇〇号)」などと記載されていることが多い

<ゴミ屋敷のある市区町村の公式ページ>

「(市区町村) 一般廃棄物収集運搬業」などと検索すると、該当する市区町村の公式ページが表示される

「産業廃棄物処理業」の許可業者への依頼はNG!ゴミ屋敷業者の公式ページにある会社概要を見ると、許認可に「産業廃棄物処理業」の記述がある場合があります。

しかし、ゴミ屋敷の片付けを産業廃棄物処理業の許可業者に依頼するのはNGです。

産業廃棄物処理業というのは、企業や工場などが事業活動で生み出した廃棄物を処理する事業のことです。家庭で生じた廃棄物は対象ではありません。

名称が似ているので間違えそうになるかもしれませんが、ゴミ屋敷の片付けは前述した通り一般廃棄物収集運搬業の許可を得ている業者を選びましょう。

一般廃棄物収集運搬業の無許可でも片付け可能な条件を満たしているか

一般廃棄物収集運搬業の許可を取得してない業者でも、ゴミ屋敷の片付けを依頼できるケースがあります。

それは業者が以下の2つの条件を満たしているケースです。

  1. 市区町村から委託を受けている
  2. 一般廃棄物収集運搬業の許可業者と提携している

一般廃棄物収集運搬業の許可を得ていなくても、市区町村からその事業の委託を受けていればゴミ屋敷の片付けを行えることがあります。

一般廃棄物収集運搬業の許可業者と提携している業者も、ゴミ屋敷の片付けができます。ゴミや不用品の分別までは対応し、収集と運搬、処分は許可業者が行うというように提携しながら行うのです。

このため、良さそうと思うゴミ屋敷業者が一般廃棄物収集運搬業の許可を得ていなくても、上記を満たしていれば依頼できます。

上記の条件を満たしているかどうかは、以下の方法で分かりますのでご参考ください。

無許可でも片付け可能な業者の調べ方<ゴミ屋敷業者の公式ページ>

「一般廃棄物の処分は、一般廃棄物収集運搬業者と提携し、適正に対応しています」などと記載されている

<ゴミ屋敷のある市区町村の公式ページ>

「(市区町村) 一般廃棄物収集運搬業」などと検索すると、該当する市区町村の公式ページが表示される

対応してもらうゴミ屋敷と似た片付けの実績があるか

片付けてもらうゴミ屋敷と似た片付けの実績があるかも確認しましょう。

同じようなゴミ屋敷の片付け経験が豊富のため、ゴミ屋敷が早くきれいに片付くことを期待できるからです。同じゴミ屋敷業者でも実績があまりないと、スムーズな片付けを実現することは難しいでしょう。

片付けてもらうゴミ屋敷と同じような片付け実績があるかどうかは、以下の方法で分かるのでご参考ください。

実績の調べ方

  • ゴミ屋敷業者の公式ページにある「事例」や「お客様の声」を見る
    (部屋の間取りや片付け前後の写真、作業時間などの詳細が掲載されているとなお良い)
  • ゴミ屋敷業者へ直接問い合わせる

対応してほしい作業が対象になっているか

対応してほしい作業が対象になっているかを確認しましょう。特に、以下も依頼しようと思っているのであれば注意しなければなりません。

  • ゴミ屋敷片付け後の清掃
  • 不用品の買取

ゴミ屋敷業者の作業範囲は「ゴミ屋敷業者の作業範囲|基本は「片付け」がメイン」で説明した通り、ゴミや不用品の片付けがメインのため、上記は対応していないことが多いです。

ゴミ屋敷を片付けだけでなく清掃でもキレイにしたいのであれば、清掃も含まれているのか、あるいはオプションで追加できるのかを確認しましょう。

もし清掃できなければ、別途清掃業者に依頼します。ただしゴミ屋敷の場合、汚れや匂いが落としきれないといった特殊なケースが多いため、一般的な清掃ではなくゴミ屋敷の清掃に特化した業者(特殊清掃業者)を選ぶ必要があります。

不用品を買い取ってもらいたいのであれば、買取サービスがあるかの確認も必要です。買取サービスがなければ、別途買取りサービス業者を探しましょう。

作業対象の調べ方

  • ゴミ屋敷業者の公式ページで確認する
  • ゴミ屋敷業者へ直接問い合わせる

回収してほしい不用品が回収対象であるか

回収してほしい不用品が回収対象であるかを確認しましょう。

ゴミ屋敷業者は不用品であれば何でも回収してくれるわけでなはく、市区町村が決めたルールに従って不用品を回収します。ものによっては市区町村が回収できないこともあり、該当する場合はゴミ屋敷業者も回収できません。

ゴミ屋敷業者が回収できる不用品は、以下の方法で分かります。

回収できる不用品の調べ方

  • ゴミ屋敷業者の公式ページにある「回収品目」などで確認する
  • ゴミ屋敷業者へ直接問い合わせる

ゴミ屋敷業者が回収できない不用品を処分したいのであれば、以下の方法で回収方法を確認することをおすすめします。

ゴミ屋敷業者が回収できない不用品の回収方法の調べ方<ゴミ屋敷のある市区町村の公式ページ>

市区町村の公式ページ内検索で「回収できないもの」や「収集できないもの」などと入力すると、回収できない品とその処分方法が記載されたページに飛ぶ

<市区町村に直接問い合わせる>

ゴミ屋敷がある市区町村の公式ページに記載の電話番号やメールを利用する

ゴミ屋敷の片付け料金が相場に近いか

ゴミ屋敷の片付け料金が相場に近いかを確認しましょう。確認しないまま選んでしまうと、悪質業者に依頼してしまう恐れがあるからです。

ゴミ屋敷の作業料金の相場=ゴミ屋敷の作業料金の適正価格といえます。

特に相場と比べて安すぎる作業料金を設定している業者は要注意です。安さを鵜呑みにして依頼してしまうと、以下のようなトラブルに遭う恐れがあります。

・雑な片付けなど質の悪い作業をされる
・後で追加料金を請求される

ゴミ屋敷業者の片付け料金が相場に近いかどうかは、以下の方法で分かるのでご参考ください。

作業料金相場の調べ方

※理由があいまいであれば、依頼は止めるのがおすすめ

現地下見を無料で引き受けてもらえるか

現地下見を無料で引き受けてもらえるかを確認しましょう。

無料で引き受けてくれる業者は、強制的な契約を迫らないことが多いからです。依頼主が複数の業者から見積もりをもらうことに寛容といえるため、幅広い選択肢から自分に合う業者を選べます。

現地下見が無料であるかどうかは、以下の方法で分かるのでご参考ください。

現地下見料金の調べ方

  • ゴミ屋敷業者の公式ページを確認する
  • ゴミ屋敷業者へ直接問い合わせる

作業料金の支払い方法に分割払いの選択肢があるか

作業料金の支払い方法に分割払いの選択肢があるかを確認しましょう。

ゴミ屋敷の片付け料金は決して安くはないため経済的な負担が大きくなりますが、分割払いに対応していればお財布事業に合わせて無理なく作業料金を支払うことができます。

ゴミ屋敷業者への支払い方法としては、現金やクレジットカード、キャッシュレス決済などによる一括払いが一般的です。

しかし作業料金を一括で払うことが難しい場合は、以下の方法で分割払いが可能かを確認することをおすすめします。

分割払いの可否の調べ方

  • ゴミ屋敷業者の公式ページを確認する
  • ゴミ屋敷業者へ直接問い合わせる

分割払いを選ぶときはデメリットも理解しておこうゴミ屋敷の片付け料金を分割で払う場合、そのデメリットも理解しておくことが重要です。

分割払いのデメリットとしては、手数料が作業料金に上乗せされることが挙げられます。作業料金を分割して毎月無理のない範囲で支払うことはできますが、結果的に支払い額が増えるのは注意しなければなりません。

分割払いにする場合は、事前に家計を考慮しながら支払い計画を立てておくことをおすすめします。

追加料金の説明があるか

ゴミ屋敷業者に現地下見を依頼して見積もりを出してもらったら、追加料金の説明があるかも確認しましょう。追加料金の説明がない業者は、悪質業者である恐れがあるからです。

悪質業者は、見積もりの段階では追加料金の可能性については言及せず、おおまかな作業料金しか出しません。依頼後に以下のような項目の料金を上乗せして、高額請求をしてくることがあります。

・作業員の追加料金
・作業員が階段を利用したときの階層料金
・ゴミ屋敷の立地状況による料金
・見積もりには入れていないゴミや不用品分の処理料金

このため、ゴミ屋敷業者に見積もりを出してもらったら、追加料金があるかを以下の方法で必ず確認しましょう。

追加料金の調べ方見積もりのときにゴミ屋敷業者に直接聞く

※説明がない場合は、依頼は止めるのがおすすめ

ゴミ屋敷業者の選び方|おすすめはお住まいのエリアに対応している業者から

6. ゴミ屋敷業者の選び方|おすすめはお住まいのエリアに対応している業者から

ゴミ屋敷業者には、全国展開している業者もあれば、特定のエリアに対応している業者もあります。

基本的には、あなたの地域に特化したゴミ屋敷業者がある場合は、その業者に依頼するのがおすすめです。

業者の状況によっては即時対応してくれる可能性が高いため、ゴミ屋敷問題を早く解決できることを期待できるためです。

当メディアでは、エリア別のゴミ屋敷業者のおすすめを紹介しているので、該当する方はぜひご参考にしてください。

お住まいのエリア別のおすすめゴミ屋敷業者(随時更新)

上記のエリア以外にも、当メディア「不用品回収相談所」では、北海道・東北/北陸・中部/関東/関西/中国・四国/九州・沖縄のエリアに対応しています。

 

不用品回収相談所|対応エリア一覧

さらにこの中から、都道府県や市町村単位であなたにとってベストの業者を選定できるので、気になった方はぜひご相談ください。

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ゴミ屋敷業者に依頼するまでの流れ

7. ゴミ屋敷業者に依頼するまでの流れ

ゴミ屋敷業者に依頼するまでの基本的な流れは、以下の通りです。

ゴミ屋敷業者に依頼するまでの基本的な流れ

①あなたの地域に特化したゴミ屋敷業者を探すGoogleなどの検索エンジンで「(市区町村)ゴミ屋敷 業者」などと検索して探す

※東京や大阪、松江市の場合は、本メディアの以下記事をご参考ください

②ゴミ屋敷業者を選ぶときのチェックポイントを踏まえて、依頼する業者を選ぶ

本記事の「ゴミ屋敷業者を選ぶときのチェックポイント9つ」を参考に選ぶ

③複数のゴミ屋敷業者に見積もりを出してもらう

似た作業内容なのに見積もり料金に差があれば、業者ごとに理由を聞く

④ゴミ屋敷業者を決めて申し込む

業者間で見積もりを比較し、依頼する業者を決める

⑤ゴミ屋敷業者と片付けの日程を決める

いつまでに片付けてほしいか決めておく

⑥ゴミ屋敷業者に片付けを実施してもらう

不用品を買い取ってもらう場合は、事前に自分でゴミや不用品の処分・分別を行う

上記の流れを理解しておけば業者へのスムーズな依頼ができるようになりますので、事前に確認しておきましょう。

ゴミ屋敷業者の利用時に使えるチェックリスト

8. ゴミ屋敷業者の利用時に使えるチェックリスト

ゴミ屋敷業者を利用するときにお使いいただけるチェックリストをご用意しました。

次の3つのシーンで使えるチェックリストになりますので、お役に立てそうであればご活用ください。

  1. ゴミ屋敷業者を選ぶとき
  2. ゴミ屋敷業者による片付け前
  3. ゴミ屋敷業者による片付け時

ゴミ屋敷業者を選ぶときのチェックリスト

以下は、「ゴミ屋敷業者を選ぶときのチェックポイント9つ」で説明したチェックポイント9つをリスト化したものです。

依頼するゴミ屋敷業者を選ぶときにお使いください。

ゴミ屋敷業者を選ぶときのチェックポイント9つのリスト

ゴミ屋敷業者による片付け前に使うチェックリスト

以下は、ゴミ屋敷業者へ申し込みしてから片付けが実施されるまでに行うと良いことのリストです。

ゴミ屋敷の片付け費用を少しでも安く抑える方法」で説明した方法3つと、「自分にとってゴミや不用品ではないものも片付け処理された」のトラブルを回避するために行うと良いことの一覧になります。

ゴミ屋敷の片付け費用を少しでも減らしたり、残してほしいものを片付けられるのを防いだりしたいときにお使いください。

8-2. ゴミ屋敷業者による片付け前に使うチェックリスト

ゴミ屋敷業者に渡す片付けしてほしくないものリスト

以下は、ゴミ屋敷業者に渡す片付けてほしくないものリストの例です。ゴミ屋敷業者による片付けが実施されるときに渡すと良いでしょう。

必要に応じて変更したり、空いている行に片付けてほしくないものを追加したりしてお使いください。

8-3. ゴミ屋敷業者に渡す片付けしてほしくないものリスト

まとめ

ゴミ屋敷業者の作業範囲や作業日数、作業料金はおおよそ以下の通りです。

【ゴミ屋敷業者の作業範囲・作業時間・作業料金の目安】

作業範囲

ゴミや不用品の片付け(分別や搬出、収集、運搬、処分)がメイン

※清掃は別途追加する必要がある

作業時間

1時間~15時間

※ゴミや不用品の量などによって変わる

※状況によっては一週間以上かかる場合もある

作業料金

4万3千円~25万円前後

※ゴミや不用品の量などによって変わる

実際のゴミ屋敷の片付け費用は、ゴミ屋敷業者が現地下見をして見積もりを出してから決まります。

ゴミ屋敷の片付け費用を少しでも安く抑えたいのであれば、以下3つを行うのがおすすめです。

  1. 自分で処分できそうなゴミや不用品は自分で対応する
  2. できる限り自分でゴミや不用品の分別をする
  3. 不用品買取りサービスで買い取ってもらう

ゴミ屋敷業者は次の9つをチェックしながら選ぶと、後でトラブルに遭う恐れが低くなります。

  1. 一般廃棄物収集運搬業の許可を取得しているか
  2. 一般廃棄物収集運搬業の無許可でも片付け可能な条件を満たしているか
  3. 対応してもらうゴミ屋敷と似た片付けの実績があるか
  4. 対応してほしい作業が対象になっているか
  5. 回収してほしい不用品が回収対象であるか
  6. ゴミ屋敷の片付け料金が相場に近いか
  7. 現地下見を無料で引き受けてもらえるか
  8. 作業料金の支払い方法に分割払いの選択肢があるか
  9. 追加料金の説明があるか

ゴミ屋敷業者は、ゴミ屋敷があるエリアに特化している業者を選ぶのがおすすめです。業者の状況によっては、即時対応してくれる可能性が高いといえます。

ゴミ屋敷業者に片付けを依頼するまでの流れは、以下の通りです。

  1. あなたの地域に特化したゴミ屋敷業者を探す
  2. ゴミ屋敷業者を選ぶときのチェックポイントを踏まえて、依頼する業者を選ぶ
  3. 複数のゴミ屋敷業者に見積もりを出してもらう
  4. ゴミ屋敷業者を決めて申し込む
  5. ゴミ屋敷業者と片付けの日程を決める
  6. ゴミ屋敷業者に片付けを実施してもらう

ゴミ屋敷業者に依頼するのが初めてで、うまく進むか不安なことも多い方にとって、この記事がお悩みの解消につながれば幸いです。

   
この記事の著者
坂本 貴志
坂本 貴志
一般廃棄物実務管理者
坂本 貴志
不用品回収相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、不用品回収遺品整理ゴミ屋敷清掃引っ越しに伴う粗大ごみ回収・処分サービスのエキスパート。一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、全国の不用品回収の料金遺品整理の料金ゴミ屋敷清掃の料金も知り尽くし、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。
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