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お金がない人がゴミ屋敷を片付ける方法3選|安く業者に依頼するコツも解説

お金がない人がゴミ屋敷を片付ける方法3選|安く業者に依頼するコツも解説
著者 坂本 貴志

「お金がないとゴミ屋敷は片付けられないの?」
「業者に頼む以外の選択肢はある?」
「業者に依頼しないと厳しそうだから、安く済ませる方法を知りたい!」

業者にゴミ屋敷の片付けを任せると、数十万円単位のお金がかかる場合があります。そのため、お金がないと依頼できないと思ってしまう人は、少なくありません。

しかし、ゴミ屋敷の片付けはお金をかけなくても十分に可能です。自分では対応できない作業や清掃だけ業者の手を借りることで、費用を大幅に抑えられます

この記事では、お金がないときにゴミ屋敷を片付ける手順や、少ない費用で業者に頼むコツを紹介します。

お金をかけずにゴミ屋敷をきれいにしたい方は、ぜひご一読ください。

この記事を読んで分かること

  • お金をかけずにゴミ屋敷を片付ける方法
  • 自力でゴミ屋敷を掃除する手順
  • 安く効率的に業者に依頼するポイント

お金がない人がゴミ屋敷を片付ける方法3選

お金がない人がゴミ屋敷を片付ける方法3選

お金がない人がゴミ屋敷を片付ける方法を3つ紹介します。

  1. 自力で片付ける
  2. 清掃費用を借りて業者に頼む
  3. 自治体の制度を利用する

3つの方法を組み合わせると、より効果的にゴミ屋敷を片付けられるはずです。ひとつずつ詳しく見ていきましょう

自力で片付ける

自力でゴミ屋敷を片付ける場合は、まずゴミの処分から行いましょう。本格的な清掃をするためには道具を買い揃えなければなりませんが、ゴミの処分はゴミ袋と軍手さえあればできます

とくに集中的に捨てるべきゴミは、以下の3種類です。

  • 包み紙やダンボールなどの紙類
  • ペットボトルや食品容器などプラスチック類
  • 食べ残しや食品くずなどの生ゴミ

上記のゴミが減るだけでもゴミ屋敷の状態は改善します。自力でお金をかけずにゴミ屋敷を片付けるなら、まずは道具がなくても取り組めるゴミの処分から始めてみてください。

清掃費用を借りて業者に頼む

お金がないときにゴミ屋敷の片付けを業者に依頼したい場合は、以下の方法で清掃費用を工面できないか試してみてください。

  • 親族から費用を借りる
  • ローンを組めるか調べる
  • クレジットカード支払いができる業者を選ぶ

もちろん、いずれの方法でも後日お金を返さなければならないため、借り過ぎに注意して必要最低限の金額を借りましょうまた、手数料や利子が発生するため、借りた金額よりも多く返さないといけなくなる点にも注意してください。

自治体の制度を利用する

ゴミ屋敷の片付けにかかる費用は本人負担が原則です。一方で、ゴミ屋敷の問題は近隣住民に深刻な悪影響を及ぼすことから、一部の自治体では支援制度を条例で定めています。

経済的な理由から片付けができない場合は、行政の制度や地域のボランティア団体の支援が受けられないか問い合わせをしてみましょう。例えば、以下の自治体ではゴミ屋敷の片付けを支援する条例を定めています。

お住まいの自治体でどのような対応や選択肢があるのかは、実際に市役所などで確認してみてください。

お金がない人でもゴミ屋敷の片付けは必要?放置のリスク

お金がない人でもゴミ屋敷の片付けは必要?放置のリスク

お金がないためにゴミ屋敷を放置すると発生するリスクは、以下の2つです。

  • 健康面や精神面に悪影響を及ぼす
  • 行政代執行を受ける恐れがある

2つとも実害があるため、できるだけ早めに対処しておきましょう。

健康面や精神面に悪影響を及ぼす

ゴミ屋敷は大量の不用品とゴミが積み重なり、不衛生な環境になるため、喘息やアレルギーをはじめとしたさまざまな健康被害を及ぼします。また、それにともなってうつ病などの精神疾患になるリスクも高まります。

つまり、ゴミ屋敷を放置すると身体的にも精神的にも悪影響があるため、症状が出る前に対応をしないといけません。

ゴミ屋敷が原因で発生する病気に関しては、以下の記事がおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。

行政代執行を受ける恐れがある

行政代執行とは、行政が家の所有者に代わって適正な管理を行うことをいいます。ゴミ屋敷の場合は、行政によるゴミの強制撤去です。

近隣住民に悪臭や害虫の発生で悪影響が出たり、火災の危険があったりすると、行政から改善要求が行われます。何度も改善要求が出されても変化が見られない場合は、行政代執行の対象となってしまいます。

行政代執行によるゴミ屋敷の強制撤去にかかった費用は、すべて家の所有者に請求されるので、絶対に避けなければなりません。また、自分で業者に依頼して撤去した場合よりも高額になる場合も多いので、ますます経済的に切迫することも考えられます。

お金がない人が自力でゴミ屋敷を片付けるポイント3つ

お金がない人が自力でゴミ屋敷を片付けるポイント3つ

お金がない人が自力でゴミ屋敷を片付けるポイントを3つ紹介します。

  1. 家の入口となっている場所から片付ける
  2. 片付ける部屋を決めて一部屋ずつ掃除する
  3. 数日に分けてコツコツ片付ける

やみくもに片付けをしても、ゴミ屋敷はなかなかきれいになりません。これから紹介するポイントを参考に、取り組んでみてください。

家の入口となっている場所から片付ける

ゴミ屋敷からゴミを出しやすくするために、玄関や窓など、入り口となっている場所の周辺から片付けを始めましょう。

この段階では、明らかにゴミとわかる容器や紙類をひたすらゴミ袋に入れていきます。ある程度ゴミ袋が溜ったら、すぐに捨てられるように縛っておきましょう。

ゴミの収集日をチェックして、忘れずにゴミステーションに持っていきます。ゴミの全体量が減っていけばゴミ屋敷の出入りが簡単になり、この後の片付け作業がしやすくなります。

片付ける部屋を決めて一部屋ずつ掃除する

ゴミ屋敷への出入りが容易になったら、片付ける部屋を一部屋に決めて掃除します。

一度に複数の部屋を掃除すると労力がかかり過ぎて、中途半端に終わってしまう可能性が高いです。一方で、一部屋に労力を集中すれば掃除の成果も確認しやすく、達成感を得られるはずです

もし、ゴキブリなどの害虫が大量に発生している部屋であれば、作業前に燻煙材を焚いて作業しやすい環境を整えてから始めてください。どこから始めようか迷ったときは、ゴミ屋敷の出入口に近い場所にある一番狭い部屋がおすすめです。

ゴキブリが発生しているゴミ屋敷で駆除する方法について知りたい方は、以下の記事がおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。

数日に分けてコツコツ片付ける

お金をかけずにゴミ屋敷を自力で片付ける場合は、コツコツと数日~数週間かけて一部屋を掃除するつもりで、取り組みましょう。

1日で一気に片付けようとすると作業後の疲労度が高く、継続するのが難しくなってしまいます。また、ゴミの分別やまとめるのにも時間がかかり、収集日に大量のゴミを捨てないといけなくなるため、肉体的・精神的に負担が大きいです。

片付け作業に慣れるまでは、無理をせずにコツコツと何日もかけて、一部屋ずつきれいにしていきましょう。

お金がない人がゴミ屋敷の片付けを業者に安く依頼するコツ5つ

お金がない人がゴミ屋敷の片付けを業者に安く依頼するコツ5つ

ゴミ屋敷の片付けを業者に安く依頼するコツを5つ紹介します。

  1. 自力ではできない作業だけ依頼する
  2. 買取り対応している業者を選ぶ
  3. 不用品回収業者の閑散期にする
  4. 複数社から見積もりを取る
  5. 分割払いができる業者を選ぶ

取り入れればお金がなくても、ゴミ屋敷の片付けを業者に安く依頼できます。それぞれ確認していきましょう。

自力ではできない作業だけ依頼する

自力ではできない作業だけ業者に依頼すれば、費用を抑えられます。ゴミ屋敷の片付けをすべてお任せで依頼すると、数十万円単位の見積もりが出されることも珍しくありません。

例えば、ワンルームのゴミ屋敷を作業者1人で片付けてもらうだけで、少なくとも43,000円ほどかかります。しかし、軽トラ1台に不用品を積めるだけ積んで、処分を依頼した場合は20,000円程度に抑えられます。

任せっきりにすると高く付いてしまうので、自力で捨てられるゴミは自分で処分しましょう。そのうえで、大型家電の運び出しやエアコン清掃など自分ではできない部分を業者に担当してもらえば、安く依頼できます。

買取り対応している業者を選ぶ

不用品の中には買取対象になるものが含まれているケースが少なくありません。そこで、売却できるものはお金にして、片付け費用に充てれば安く済ませられます。

自力で片付ける過程で以下のような不用品を集めておきましょう。いずれもいい値段でば売れる可能性がある物です。

  • プリンターやスマートフォンなどの電子機器類
  • 昭和のオモチャや楽器などの娯楽用品
  • ゴルフやサーフボードなどのスポーツ用品

ある程度集まったら、リサイクルショップやフリマサイトで販売してみてください。

不用品回収業者には買取サービスを提供している業者もあるため、Webサイトで調べて見積もりを取る際に査定をお願いすると手間が省けます。買取可能な物が多くあるほど、実際の費用負担を少なくできます。

不用品回収業者の閑散期にする

ゴミ屋敷を清掃する業者にも繁忙期と閑散期があり、料金が安くなる可能性がある閑散期に作業を依頼しましょう。

実際に3・9・12月は引越しや大掃除などの繁忙期になるので、ゴミ屋敷の片付けを依頼すると高くついてしまいます。そのため、引越しや大掃除の繁忙期は必ず避けましょう。

また、土日祝日は引き合いが多い傾向にあるので、可能であれば平日に依頼するのがおすすめです。

閑散期に不用品回収業者のWebサイトをチェックすると、割引クーポンを掲載していたり、期間限定キャンペーンを実施していたりします。見積もりを取る前にチェックしてみて、有効に活用しましょう。

複数社から見積もりを取る

お金がないときは複数の業者から見積もりを取り、同じ作業内容でより安く、かつサービス内容がいいところを選びましょう。

数社から見積もりを取ると料金の相場がわかるようになるため、価格交渉ができるかもしれません。ただし、あまりにも料金が安すぎる場合は注意してください。作業をしてから追加費用を請求されるトラブルが起きているからです。

下見をしてもらう際に、担当者に見積もりの金額が作業後に変わらないことも確認しておきましょう。

分割払いができる業者を選ぶ

クレジットカードの分割払いに対応している不用品回収業者を選べば、一度にまとまった支払いをせずに済みます。中には、現金の分割払いを用意している業者もあるため、クレジットカードを持っていない人でも依頼できます。

ゴミ屋敷の下見や見積もりを依頼する際に、分割払いに対応しているか確認してみてください。毎月の支払い金額や分割の回数などを担当者に相談すれば、最適なプランを提示してくれるでしょう。 

つまり、一括で支払うお金がなくても、分割払い対応の業者を選べばゴミ屋敷の片付けにすぐに着手できます。

ゴミ屋敷の片付けにかかる費用相場

ゴミ屋敷の片付けにかかる費用相場

ゴミ屋敷の片付け費用は、部屋の間取りや不用品の量によって異なるため、参考料金であっても4万~24万円前後とかなり幅があります。部屋の間取りを基準にして、参考料金を列挙すると以下の通りです。

部屋の間取り 作業者人数 料金目安(税込)
1K・1R 1人~ 43,000円~
1DK 1人~ 50,000円~
2LDK 2人~ 135,000円~
3LDK 3人~ 185,000円~
4LDK以上 4人~ 244,000円~

実際には現場の下見に基づいて、正確な金額が決まります

ゴミ屋敷の片付け費用の決まり方や実例ついては、以下の記事がおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ:お金がないときこそ賢くゴミ屋敷を片付けるチャンス

まとめ:お金がないときこそ賢くゴミ屋敷を片付けるチャンス

お金をかけずにゴミ屋敷の片付けは可能ではあるものの、難易度は高めです。とはいえ、生活に不自由がないくらいに家が機能している場合は、なんとか自力でも片付けられるでしょう。

まずはゴミの全体量を減らすところから始めるのがおすすめです。ゴミを減らしてから業者に依頼するだけでも、かかる費用を抑えられる可能性があります。

ゴミが減ってきたら、自力ではできない特殊な作業や大型家具の処分などを業者に依頼すれば、少ない出費でゴミ屋敷をきれいにできます

不用品回収相談所では、お金をかけずにゴミ屋敷を片付けたいというご要望に合う不用品回収業者をご紹介します。

不用品回収相談所の提携業者は、お住まいの自治体から認定を受けた許可業者のみを厳選。片付けたいゴミ屋敷の下見と見積もりは無料対応しています。

ご要望がありましたら、気軽にお聞かせください。

   
この記事の著者
坂本 貴志
坂本 貴志
一般廃棄物実務管理者
坂本 貴志
不用品回収相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、不用品回収遺品整理ゴミ屋敷清掃引っ越しに伴う粗大ごみ回収・処分サービスのエキスパート。一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、全国の不用品回収の料金遺品整理の料金ゴミ屋敷清掃の料金も知り尽くし、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。
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