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ゴミ屋敷に住んでいる人の心理状態は孤独やストレス!救い出す方法を徹底解説

ゴミ屋敷に住んでいる人の心理状態は孤独やストレス!救い出す方法を徹底解説
著者 坂本 貴志

「ゴミ屋敷に住んでいる人が身近にいて、なんとかしてあげたい」
「なんでゴミ屋敷に住むようになってしまったんだろう」
「ゴミ屋敷に住んでいる人を何とか救い出したい」

このようなお悩みを抱えていませんか?ゴミ屋敷に住んでいる人は精神状態が悪く、自分で状況を改善できない場合がほとんどです。放置していると、さらに悪化して周囲に悪影響を及ぼしてしまうでしょう。

そこで本記事では、ゴミ屋敷に住んでいる人の心理状態や救い出す方法を紹介します。

ゴミ屋敷に住んでいる人を早い段階で救い出せると、状況の悪化を防げます。「ゴミ屋敷から早く救い出したい」「周囲とのトラブルを未然に防ぎたい」と感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読んで分かること

  • ゴミ屋敷に住んでいる人の心理状態
  • ゴミ屋敷に住み続ける3つのリスク
  • 救い出す方法

ゴミ屋敷に住んでいる人の心理状態7つ

ゴミ屋敷に住んでいる人の心理状態7つ

ゴミ屋敷に住んでいる人の心理状態として、以下の7つが考えられるでしょう。

  1. 孤独や疎外感に悩まされている
  2. 過度なストレスで余裕がない
  3. 物を買うのが好き
  4. 片づけるのを面倒に感じている
  5. 物を捨てられない
  6. 自分1人で抱えこもうとする
  7. うつ病などの病気や精神疾患を抱えている

いずれか1つでも当てはまっていないか、チェックしてみてください。

孤独や疎外感に悩まされている

1人で暮らしていると、孤独を感じやすくなるものです。孤独を感じると寂しさを埋めるために、物を捨てられなくなるケースがあります。結果的に依存症になり、ゴミをため込む状態が続いてしまうのです。

孤独や疎外感に悩んでいる人は、周囲に対する協力を求めている場合があります。ゴミ屋敷に住んでいる人が周りにいるときは、まずコミュニケーションを取ることから始めてみましょう。

過度なストレスで余裕がない

ゴミ屋敷に住んでいる人の特徴として、仕事などのストレスで余裕がないことが挙げられます。あまりに忙しくゴミを捨てずにため込んでしまい、そのまま過ごしてしまっているケースがほとんどです。

ストレスが増えていくと自分に無関心になり、普段の生活習慣を放棄するセルフネグレクトに陥る恐れがあります。セルフネグレクトになると食事や仕事のやる気がなくなり、ゴミの処理もできなくなるので注意が必要です。

ゴミをさらにため込んでしまうため、早期のカウンセリングや診察が求められます。

物を買うのが好き

買い物依存症で買い物をし続けてしまい、物が溜まってゴミ屋敷になるのもよくあるパターンです。最初は楽しんで買い物をしていたのに、エスカレートして結果的にゴミ屋敷と化してしまう場合があります。

買い物依存症の原因は、ほとんどの場合がストレスです。必要のない物まで買ってしまうのが症状なので、心療内科を受診させて改善を促しましょう。

片づけるのを面倒に感じている

もともとの性格から片づけが面倒くさいと感じていて、ゴミを捨てられずにゴミ屋敷になっているケースもあるでしょう。やろうと思っているものの、先延ばしにする癖があって改善できない状態が続きます。

そのままにしていると、どんどんゴミが増えて状態が悪化していきます。自分1人で解決できないことが多いので、手伝うもしくは業者に頼んでゴミを処分してもらうのが手段として有効です。

物を捨てられない

物を大切にする性格の人は捨てずにため込んでしまい、住んでいる家をゴミ屋敷にしてしまう場合があります。とくに物を捨てると、もったいないと感じている人に多いパターンです。

必要な物はともかく、いらない物まで捨てるのがもったいないと感じ始めていることがあります。解決するためには、相談に乗って必要な物と不要な物を仕分けてあげることが大切です。

自分1人で抱えこもうとする

悩みや病気を抱えていても誰にも話さず、自分1人で背負いこんでいる場合があります。プライドが高い人、周りに迷惑をかけたくないという人に多いです。

自分で何とかしたいとは感じているものの結局行動に移せず、ゴミが溜まり続けてしまいます。相談に乗ることで解決できる可能性があるので、積極的なコミュニケーションを心がけるといいでしょう。

うつ病などの病気や精神疾患を抱えている

うつ病やセルフネグレクト、ため込み症など精神疾患を抱えており、ゴミ屋敷を作っている場合があります。パニック状態で何もできず、ゴミをどんどんため込んで悪循環に陥ってしまうのです。

相談に乗るだけでは解決できない場合があるので、心療内科、もしくは精神科を受診させる必要があります。病院に見てもらわない限り根本的な解決ができないため、いくつか候補を紹介できるようにするといいでしょう。

ゴミ屋敷に住んでいる人が心理的に取りやすい行動3つ

ゴミ屋敷に住んでいる人が心理的に取りやすい行動3つ

ゴミ屋敷に住んでいる人が取ってしまう行動に多いのが、以下の3つです。

  1. 物を出しっぱなしにしている
  2. 衝動的な行動が増える
  3. 人の話を聞かない

具体的にどのような行動を取ってしまうのか、1つずつ確認していきましょう。

物を出しっぱなしにしている

物を使ったら出しっぱなしにしてしまう癖があり、結果的にゴミ屋敷を作ってしまうパターンです。片付ける習慣がそもそもないため、ゴミが増え続けてしまいます。

また、いざ必要な物が見つからないと、なくしたと勘違いをして再度買ってしまうケースがあります。物を出しっぱなしにしてしまう人には、片付ける場所を作り整理する習慣をつけることが大切です。

衝動的な行動が増える

ストレスで衝動的に物を買ってしまうだけでなく、片付けないことでどんどんゴミ屋敷にしてしまう人がいます。不必要な物まで買い込んでしまい、状況が悪化してしまうのです。

ゴミが溜まっても気にせず、自分の欲求を先行させてしまうので一向に改善しません。衝動的な行動を取ってしまう人には無理に片づけをさせるのではなく、まずは話を聞いて本人に問題があることを自覚させましょう。

人の話を聞かない

片付けろと言われても聞かないタイプの人もいるので、注意が必要です。そもそもゴミ屋敷だという自覚がないこともあるため、説得するのに時間がかかります。

どうしても人の話を聞かない場合は、行政から強制撤去されるリスクなどを説明しましょう。危機感を煽ることで対応してくれる場合もあるので、試す価値は大きいといえます。

ゴミ屋敷に住み続ける3つのリスク

ゴミ屋敷に住み続ける3つのリスク

ゴミ屋敷に住み続けることで、以下のリスクがあります。

  1. 周囲に悪影響を及ぼす場合がある
  2. 火災につながりやすい
  3. 病気が悪化する恐れがある

すべて確認し、ゴミ屋敷に関するリスクに対して理解度を高めましょう。

周囲に悪影響を及ぼす場合がある

ゴミ屋敷では生ゴミが放置されたままになっている場合があり、悪臭や害虫の原因になります。近隣住民の気分を害してしまい、トラブルに発展しやすくなるので注意が必要です。

とくにゴキブリなどの害虫が発生すると、近隣住民の家に入ってしまうことがあります。周囲に被害を出す前に説得を行い、ゴミ屋敷から救い出しましょう。

火災につながりやすい

ゴミがあふれていると、火の不始末で引火するリスクが高まります。火災につながるので自分の命はもちろん、近隣住民にも重大な被害を及ぼしかねません。

また、ゴミ屋敷には大量のほこりが舞っていることも多く、コンセント周りにたまりやすくなっています。トラッキング火災につながる恐れもあるので、早期の対策が必要です。

病気が悪化する恐れがある

ゴミ屋敷のまま放置していると、ストレスがたまって抱えている病気が悪化しやすくなります。症状が悪化することでゴミ屋敷化も進みやすくなり、悪循環が生まれてしまうのです。

一度症状が悪化してしまうと、立ち直るのに時間がかかってしまいます。本人を守るという意味でも、相談に乗って早期に解決できるようにしましょう。

ゴミ屋敷に住み続けることで発症する病気については「ゴミ屋敷の原因となる病気を9つ紹介!対処法もあわせて解説」でも紹介しています。理解を深めるために、あわせてチェックしてみましょう。

身近な人をゴミ屋敷から救う方法

身近な人をゴミ屋敷から救う方法

身近な人をゴミ屋敷から救うためには、以下の取り組みが大切です。

  1. 相談に乗る
  2. 一緒に片づけをする
  3. 不用品回収業者に依頼する

どのようにすればいいか、1つずつ詳しく解説します。

相談に乗る

ゴミ屋敷に住んでいる人は孤独な生活を送っているケースが多いので、何に悩んでいるのか聞いてみましょう。丁寧にコミュニケーションを取ることで病気の改善につながり、解決の糸口を見つけられる場合があります。

コミュニケーションを取らずに放置していると、何も進展せずいつまで経っても解決につながりません。本人の状態が悪化しないように、早い段階でコミュニケーションを取って解決に導きましょう。

一緒に片づけをする

余裕がある場合は一緒に片付けると、ゴミ屋敷化を防げます。毎日少しずつでもいいので、一緒に片付ける習慣を作るといいでしょう。

ゴミ屋敷に住んでいる人は、自分の力だけでは物を片付けられない状況に陥っていることがほとんどです。手伝うことで早期解決につながる場合もあるので、積極的に支援しましょう。

不用品回収業者に依頼する

話し合った結果、相手がゴミ屋敷を何とかしたいと考えている場合は、業者に頼むのも1つの手段です。業者に任せたほうが早く、安全に作業を進められます。

また、条例や法律にしたがって処分してくれるので、トラブルにつながるリスクを抑えられるのもうれしいポイントです。穏便かつなるべく早めに問題を解決したい場合は、 不用品回収業者への依頼を検討してみましょう。

ゴミ屋敷を片付ける場合にかかる費用

ゴミ屋敷を片付ける場合にかかる費用

ゴミ屋敷の片づけを業者に依頼する場合、大部分は車両費、人件費、処分費を基に算出されます。ゴミの量が多いほど、費用が増えるので注意が必要です。

具体的な相場として、以下の表を参考にしてみましょう。

間取り 料金相場 作業に必要な人数 作業時間
1R・1K 30,000~80,000円 1~2名 1~3時間
1DK 50,000~120,000円 2~3名 2~5時間
1LDK 70,000~200,000円 2~4名 2~6時間
2DK 10,000~250,000円 3~5名 3~7時間
2LDK 120,000~300,000円 3~6名 4~8時間
3DK 150,000~400,000円 4~7名 5~10時間
3LDK 180,000~500,000円 4~8名 6~12時間
4LDK以上 230,000~600,000円 5~10名 7~15時間

あくまでも目安なので、実際に業者へ見積もりを出して費用を確かめてみましょう。ゴミ屋敷の片付けにかかる費用が気になる場合は「ゴミ屋敷の片付け費用の相場を解説!安く済ませるコツも紹介」も参考にしてみてください。より細かな費用相場について解説しています。

まとめ:身近な人をゴミ屋敷から救うためには心理状態を理解することが大切

まとめ:身近な人をゴミ屋敷から救うためには心理状態を理解することが大切

ゴミ屋敷に住んでいる人は孤独やストレスを抱えていることが多く、だれかに助けてほしいと思っている場合がほとんどです。身近な人をゴミ屋敷から救い出したいのであれば、心理状態を理解したうえでサポートする必要があります。

とはいえ、ゴミの量が多いと自分たちだけでは処分するのに時間がかかってしまいます。よりスムーズに処分を進めたいのであれば、不用品回収相談所にご連絡ください。

不用品回収相談所の加盟業者は、各市町村で一般廃棄物収集運搬業許可を取得している信頼性の高い業者のみが加盟しているので、安心して依頼できます。

電話、メールで見積もりだけではなく、気軽な相談からでも可能です。ゴミ屋敷問題で悩んでいる場合は、ぜひお問い合わせください。

   
この記事の著者
坂本 貴志
坂本 貴志
一般廃棄物実務管理者
坂本 貴志
不用品回収相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、不用品回収遺品整理ゴミ屋敷清掃引っ越しに伴う粗大ごみ回収・処分サービスのエキスパート。一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、全国の不用品回収の料金遺品整理の料金ゴミ屋敷清掃の料金も知り尽くし、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。
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