椅子を処分する5つの方法！安く処分するコツや業者の選び方を徹底解説

「椅子を処分したいけれどどの方法が適切？」
「無料で処分することは可能か知りたい」

使わなくなったり壊れたりした椅子の処分に困っている人も多いのではないでしょうか。

結論を先に言うと、分解してゴミ袋からはみ出さないサイズであれば、そのまま家庭ゴミとして捨てられます。

しかしパイプ椅子やゲーミングチェアといった特殊な椅子は、ネジなどのパーツを分別しなければなりません。解体や分別の手間をかけたくない人は、不用品回収業者の利用も検討しましょう。

この記事では以下の点について、椅子を初めて処分する人でもわかりやすいように解説します。

この記事を最後まで読むことで、スムーズに椅子を処分できるようになります。ぜひ参考にしてみてください。

椅子を処分する5つの方法

椅子を処分する5つの方法を紹介します。

手間や予算を比較し、自分に合った処分方法を選んでみてください。

分解してゴミの日に出す

処分したい椅子が自治体指定のゴミ袋に入る大きさであれば、そのまま家庭ゴミの日に出せます。大きい椅子でも、分解してゴミ袋に入れられれば問題はありません。

注意点は、ネジや金具などの金属パーツを、分けておく必要があること。木製の椅子でも、見えないところで金属パーツが使われている場合があります。

解体でノコギリを使用したり、袋に詰めたりと手間はかかりますが、無料でできる処分方法です。

分解の流れと注意点

椅子を分解してゴミの日に出す際は、以下の手順に従うことで効率的かつ安全に作業を進めることができます。

まず、作業スペースを確保し、必要な工具（ドライバー、レンチ、ペンチなど）を用意します。作業時は必ず手袋を着用し、怪我を防止しましょう。

次に、椅子の構造を確認し、分解の順序を決めます。一般的には、布地やクッション材から取り外し、次に金属パーツ、最後に木製パーツという順序で分解していきます。

布地の除去では、ステープルや釘に注意しながら慎重に取り外します。クッション材は環境に配慮し、可能な限り分別することが大事です。

金属パーツの取り外しでは、錆びている場合は潤滑油を使用すると効果的です。木製パーツの分解では、接着剤で固定されている部分は無理に引き剥がさないよう注意しましょう。

分解したパーツは素材ごとに適切に分別し、自治体のルールに従って廃棄します。金属の端部は特に鋭利な場合があるので、取り扱いに注意しましょう。

作業中は十分な換気を心がけ、接着剤や塗料からの有害物質に注意してください。必要に応じて防護マスクを着用してください。

粗大ゴミとして処分

大きい椅子や、ノコギリでは切れないパイプ椅子などは、粗大ゴミとして出す処分方法があります。

例えば大阪市では、粗大ゴミ収集受付センターに連絡したり、有料ゴミ処理券を購入したりして手続きすれば、自治体の収集業者が椅子を回収してくれます。

自治体によっては、ゴミ処理施設に直接持ち込むことでも、椅子を粗大ゴミとして引き渡せるでしょう。

処分費用の目安は、大阪市なら200〜700円です。お住まいの地域によって回収条件や費用が変わるので、事前に確認してから手続きに進みましょう。

粗大ゴミに出す際の流れ

椅子を粗大ゴミとして処分する際は、以下の手順に従うことでスムーズに進められます。

まず、自治体の粗大ゴミ受付窓口やウェブサイトで処分方法と料金を確認します。椅子の種類（ダイニングチェア、オフィスチェア、ソファチェアなど）や素材（木製、金属製、複合素材など）によって分類や料金が異なる場合があるため、注意が必要です。

次に、粗大ゴミ収集の申し込みを行います。この際、椅子の具体的な情報（種類、サイズ、重量、特殊機能の有無など）を正確に伝えましょう。

申し込み後、収集日と料金が指定されます。粗大ゴミ処理券の購入が必要な場合は、指定された方法で購入しましょう。

収集日当日は、指定場所に椅子を出します。キャスター付きの椅子は取り外しが必要な場合があります。布製の椅子は雨対策をし、処理券を見やすい位置に貼り付けましょう。

粗大ゴミに出す際の料金

椅子を粗大ゴミとして処分する際の料金は、自治体によって異なります。一般的に、椅子のサイズや種類によって料金が変動します。

この表から分かるように、椅子の粗大ゴミ処分料金は概ね200円から1,000円の範囲内で設定されています。ただし、自治体によって料金設定の基準が異なるため、必ず事前に確認が必要です。また、これらの料金は改定される可能性があるため、最新情報を自治体のウェブサイトなどで確認することをおすすめします。

不用品回収業者に依頼して処分

運ぶのが面倒という場合や、何脚も椅子がある場合は、不用品回収業者に依頼して処分するのも手です。

希望の日時に回収を依頼でき、指定の場所まで取りに来てくれるため、手間もかからず楽に処分できる方法といえます。

不用品回収業者は、家具や家電など生活に関わるあらゆるものを回収しているため、椅子以外にもまとめて不用品を手放したい時に便利です。業者によっては椅子の買い取りにも対応しており、思わぬ副収入に繋がる可能性があります。

不用品回収業者は地域ごとにたくさんあるため、気になる人は数社に問い合わせてみると良いでしょう。

不用品回収業者に依頼する際の流れ

椅子の処分を不用品回収業者に依頼する際は、以下の手順に従うことでスムーズに進められます。

まず、椅子の処分に実績のある不用品回収業者を選びます。場合によってはオフィスチェアや大型ソファなど、特殊な椅子にも対応できる業者を探しましょう。

次に、選んだ業者に連絡を取り、椅子の回収について問い合わせます。この際、椅子の種類（ダイニングチェア、リクライニングチェアなど）、サイズ、材質（木製、金属製、布製など）、状態（解体の必要性など）を詳しく伝えます。

業者から見積もりを受け取ったら、内容を確認します。椅子の種類や状態による追加料金、解体サービスの有無などをチェックしましょう。

見積もりに納得できたら、回収日時を決定します。この際、椅子の設置場所（2階以上の場合など）や搬出経路（階段、エレベーターの有無）についても伝えておくと、当日の作業がスムーズになります。

回収当日は、業者の到着時間に合わせて在宅し、椅子の場所を案内します。作業完了後は、料金を支払い、必要に応じて領収書を受け取ります。

不用品回収相談所では、許可を取得している業者のみと提携しているため、椅子をはじめ不用品処分について高い信頼・評判をいただいております。

椅子をはじめ不用品処分にお困りの方は一度、気軽にご相談ください。

関連記事：不用品回収の流れ

ネットやバザーなどで売却して処分

まだ使える状態の椅子であれば、フリマ・バザーなどのイベントで売っても良いでしょう。

自分で好きな値段を決められるのが大きなメリットです。休日に地域のイベントに参加するのが手間に感じる人は、ネットを通じてフリマアプリやオークションに出品するのがおすすめです。

フリマアプリは以下のようにいくつかあるため、使い慣れたサービスから出品しましょう。

• メルカリ
• ラクマ
• PayPayフリマ

レアなブランドや、もう生産されていないアンティークな椅子などは定価よりも高値で売れるケースがあります。

しかし地域のイベントでもネット販売でも、必ず買い手が見つかるとは限りません。出店料や販売手数料がかかるケースもあるので注意しましょう。

オークションやフリマアプリを利用する際の流れ

椅子をメルカリなどのフリマアプリで売却する際は、以下の手順に従うことで効率的に進められます。

まず、アプリをダウンロードしてアカウントを作成します。椅子の売買実績を作ると信頼性が高まります。

次に、椅子の出品準備をします。椅子を丁寧に清掃し、特にクッションや布地部分の汚れに注意しましょう。組み立て式の椅子は正しく組み立てた状態で、全体写真、座面、背もたれ、脚部など、複数の角度から撮影します。キズや擦れ、へたりなどがある場合は、それらも明確に写します。

商品説明では、椅子の種類（ダイニングチェア、オフィスチェアなど）、ブランド、素材（木製、金属製、布製など）、サイズ（座面高、全高、幅など）、耐荷重、使用期間、購入時期を詳細に記載します。特殊機能（リクライニング、高さ調節など）があれば、それも強調します。

適切な価格設定のため、同種の椅子の相場を確認します。状態の良い人気ブランドの椅子は比較的高値がつきやすいです。発送時は、椅子を適切に梱包し、傷がつかないよう保護します。大型の椅子の場合、一部分解して発送することも検討しましょう。

買い取り業者に依頼して処分

リサイクルショップなどの買い取り業者に、椅子を売却する方法です。

特に以下のような条件に当てはまる椅子は、高価買取される可能性が高いです。

• 定価が高かった椅子
• ブランド品の椅子
• 比較的新しく状態が良い椅子
• ゲーミングチェアなど機能性が高い椅子

しかし業者の判断によって価格が付かなかったり、高価なものでも数百円で買い叩かれたりすることがあります。椅子を運ぶ手段がない人は、出張買取サービスを活用しましょう。

買取業者に依頼する際の流れ

椅子を買取業者に依頼して処分する際は、以下の手順に従うことでスムーズに進めることができます。

まず、椅子の買取を行っている業者を探します。インターネットや地域の情報誌などを利用して、信頼できる業者を見つけましょう。

次に、選んだ業者に連絡を取り、椅子の買取について問い合わせます。この際、椅子の種類、ブランド、購入時期、状態などの詳細情報を伝えることが重要です。可能であれば写真も送付します。

業者から査定結果と買取金額の提示を受けます。複数の業者に依頼して比較するのも良いでしょう。提示された金額に納得できれば、買取の申し込みを行います。この時、買取方法（店頭持ち込みや出張買取など）と日時を決定するので、準備するようにしましょう。

買取当日は、椅子を指定された状態（クリーニング済みなど）に準備します。買取完了後、代金を受け取り、必要書類にサインします。

メーカーや販売店などの引き取りサービスを利用する

椅子のメーカーや販売店が提供する引き取りサービスは、便利で信頼性の高い処分方法です。以下、KOKUYOを例に挙げながら、一般的な流れを説明します。

まず、椅子のメーカーや購入店舗のウェブサイトで引き取りサービスの有無を確認します。KOKUYOの場合、「既存品引き取りサービス」を提供しています。

次に、サービスの詳細や条件を確認します。多くの場合、新しい製品の購入に伴う引き取りや、一定数量以上の場合に無料となるなどの条件があります。

サービスを選定したら引き取りの申し込みを行い、日程を調整します。この時、引き取り場所や購入製品の配達日（該当する場合）なども決定します。引き取り完了後、必要に応じて引き取り証明書などの書類を受け取りましょう。

メーカー引き取りの参考：KOKUYOの場合

椅子の処分を不用品回収業者に依頼するメリット3つ

椅子の処分を不用品回収業者に依頼するメリットを3つ紹介します。

木製の椅子はノコギリなどで分解すればそのまま、家庭ゴミとして捨てられます。

しかし分解できないほど大きい椅子や、パイプ製のものなどは、不用品回収業者に依頼することで、スムーズに処分できます。

メリットを詳しくみていきましょう。

即日のうちに処分できる

不用品回収業者を利用すると、都合に合わせて処分の日程を決められます。引っ越しの都合などで処分の期限が決まっている場合でも、業者の予約さえ取れればすぐに行動を起こせるのです。 

家庭ゴミとして捨てる場合は、お住まいの地域の指定する方法で処分しなければなりません。決まった曜日にしか収集してもらえないことも多く、すぐに処分したい場合には向いていないでしょう。

部屋に椅子を置いたままにせずすぐに処分したい人には、不用品回収業者がおすすめです。

まとめて処分する場合は安くできる

まとめて処分する場合は、不用品回収業者のほうが、1点1ずつの処分費用を安く済ませられます。例えば2万円のパック料金で椅子1点を回収してもらうのと、10点の不用品をまとめて引き渡すのとでは、1点あたりの料金の差は10倍です。

「最初は椅子だけ処分するはずだったけれど、部屋を整理するにつれ使わない家具がたくさん出てきた」というケースもあるでしょう。このような時はまとめて回収してもらったほうが、料金だけでなく手間も節約できます。

引っ越しなどの理由で椅子の他にも処分するものがある人は、不用品回収業者でまとめ回収してもらったほうがメリットが多いです。

指定場所まで取りに来てくれる

不用品回収業者なら、メールや電話1本で連絡を入れるだけで、椅子がある場所まで回収しに来てくれます。

「大きな車を持っていない」「運ぶための人手を集められない」といった事情があっても、椅子の処分を諦める必要はありません。

あなた自身で運搬用の車を手配したり、運び出しの準備をしたりする必要はなく、当日に椅子を取りに来てくれたスタッフに作業を全てお任せできます。

椅子の処分費用は高い！できるだけ安くする3つのコツ

処分費用をできるだけ安くする3つのコツを紹介します。

「不用品回収業者に依頼したいけれど、少し金額が高い」「できるだけ費用を抑えたい」という人は、ぜひ確認してみてください。

複数の業者に見積もり依頼を出して比較する

複数の不用品回収業者に見積もりを立ててもらうことで、安い業者を見つけやすくなります。1社に絞って見積もりをしてもらう方法では、不用品回収の相場が分からず、極端に高い金額を提案されても気づけません。

料金は、椅子の大きさや他に処分するものの個数によって大きく異なります。実際にサイトに記載されている金額はあくまで目安なので、各業者で実際にかかる費用は見積もりを立ててみなければ分かりません。

料金をより安くするには複数社に見積もりを依頼していることを、不用品回収業者にあえて伝えるのもおすすめです。「ライバル業者よりも安い費用を提案し、自社のサービスをぜひ使ってもらおう」と考える不用品回収業者が存在するためです。

実際に依頼してから「思っていたものと違う」と後悔しないためにも、複数の業者に見積もりを立ててもらい、数字として比較しましょう。

買い取りも行なっている業者を利用する

できるだけ安く済ませるには、買い取りも行なっている不用品回収業者を選ぶと良いでしょう。

売れた分の資金を依頼料の支払いに当てれば、出費額を安く抑えられるためです。もし5,000円の回収プランで、同時に3,000円で買い取ってもらえる品物があれば、負担する金額は実質2,000円です。

また、処分も買い取りも一度に済むため、手間がかかりません。

買い取りサービスの有無は、事前に不用品回収業者へ問い合わせておくことをおすすめします。

引越しなどの繁忙期を避ける

3月〜4月上旬の新生活シーズンや、引っ越し時期などの繁忙期は、不用品回収の料金が高くなるケースがあります。不用品回収を必要とする人が増える時期であるため、あえて高い料金を設定して依頼が殺到しすぎないように調整しているのです。

また、新生活シーズンや引っ越し時期などの繁忙期は不用品回収業者で人手が足りず、やむを得ず値上げをしていることもあります。

急ぎで処分しなければならない椅子でなければ、不用品回収業者が忙しい時期をズラして依頼するようにしましょう。料金を抑えられるだけでなく、希望の日時で予約が通りやすいというメリットもあります。

椅子の処分・回収事例

ここでは、不用品回収相談所の椅子の処分・回収事例についてご紹介します。

紹介する業者は、全て市町村認定の許可業者のみであり、明朗会計や無料での見積もり・下見が好評です。

【神戸市灘区 O様】椅子処分に伴う不用品回収

兵庫県神戸市灘区にお住いの50代男性O様より、椅子処分を含む不用品回収サービスをご利用いただきました。ホームページを通じて当社を知っていただき、その選択理由は「必要な許可を取得している」点でした。

「早く不用品を処分したかったので早急に対応して頂いて助かりました。」とのお言葉をいただき、お客様の緊急なニーズに応えることができました。電話スタッフ、営業スタッフ、作業スタッフの対応にも「満足」との評価をいただきました。

詳細は下記ページにて紹介しておりますので、ご参照ください。

 参考：【神戸市灘区 O様】椅子処分に伴う不用品回収「早く不用品を処分したかったので早急に対応して頂いて助かりました。」

【大阪市阿倍野区 S様】椅子処分に伴う不用品回収

大阪府大阪市阿倍野区にお住いの50代男性S様より、椅子処分を含む不用品回収サービスをご利用いただきました。ホームページを通じて当社を知っていただき、その選択理由は「安心・信頼が持てた」「必要な許可を取得している」「スタッフの対応」の3点でした。

「これだけの量の荷物をどうしたらいいか悩んでいましたがご相談したらスムーズに進めていただき一つ悩みを解消できたかとおもうと気が楽になりました。ありがとうございました。」とのお言葉をいただき、お客様の不安解消に貢献できたことを嬉しく思います。特に作業スタッフの対応には「満足」との評価をいただきました。

詳細は下記ページにて紹介しておりますので、ご参照ください。

参考：【大阪市阿倍野区 S様】椅子処分に伴う不用品回収「一つ悩みを解消できたかとおもうと気が楽になりました。ありがとうございました。」

まとめ：椅子の処分は不用品回収相談所へご依頼ください

不要となった椅子を処分する際のポイントは、次の通りです。

不要な椅子が何脚もある場合や、他にも処分したい家具や家電などがある場合は、不用品回収業者に依頼するとよりスムーズです。

不用品回収相談所の加盟業者は、一般廃棄物収集運搬業許可証を取得している不用品回収業者で、椅子の処分も承っています。電話やメールでの相談は無料なので、気になる方はぜひお問い合わせください。

   

この記事の著者

一般廃棄物実務管理者

坂本 貴志

不用品回収相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、不用品回収・遺品整理・ゴミ屋敷清掃・引っ越しに伴う粗大ごみ回収・処分サービスのエキスパート。一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、全国の不用品回収の料金、遺品整理の料金、ゴミ屋敷清掃の料金も知り尽くし、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。