回収品目
「チャイルドシートを処分したいけど、捨て方が分からない。」
「チャイルドシートの処分にはいくらくらいかかるの?」
などの悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。乳幼児の安全を守るチャイルドシートは頑丈なことに加えてかさばるので、処分するのも一苦労です。
処分費用の相場や捨てる際の注意点も解説するので、この記事を読めば以下の4つがわかるでしょう。チャイルドシートの処分を検討している人はぜひご覧ください。
この記事を読んで分かること
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チャイルドシートを処分する方法は以下の6つです。
チャイルドシートの状態がよい場合は、知人に譲るかフリマアプリで販売するのがおすすめです。経年劣化が目立つ場合は廃棄する方がよいでしょう。それぞれのメリットやデメリットを考慮して、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
チャイルドシートをゴミとして処分するのがおすすめなのは、次のようなケースです。
チャイルドシートを自分で処分できれば、業者に頼むコストも必要ありません。なお、チャイルドシートは主に下記いずれかのゴミに該当します。
以下ではそれぞれを詳しく解説します。
大きいサイズをそのまま捨てる場合に当てはまるのが、粗大ゴミとして処分するケースです。自治体ごとに細かなルールは異なるので、必ず確認してから処分しましょう。粗大ゴミを出す手順は以下の通りです。
粗大ゴミの収集は、自治体によって日にちや回数が違います。収集日を過ぎてしまった場合には、次の収集日を待つことになるので注意が必要です。
チャイルドシートは燃えないゴミとして捨てることもできます。指定されたゴミ袋の口が閉まるサイズなら、不燃ゴミとして処分可能です。大きいサイズのチャイルドシートでも、自分で解体して小さくした場合は同様に不燃ゴミとして処分できます。自治体によっては、可燃ゴミとして扱うケースもあるので確認しておきましょう。
チャイルドシートを不燃ゴミで処分する場合、費用は無料で済むのがメリットです。ただし、チャイルドシートを解体するには、広い場所を確保しなければなりません。工具を扱う技術が必要になる点もデメリットです。
チャイルドシートを売却するのも処分方法のひとつです。ただ捨てるよりもお得に処分できるので、以下3つの方法を利用して売却先を探してみましょう。
売却による処分では、チャイルドシートの保存状態が良く、レカロなど人気ブランドのものであるほど買取価格が高くなりやすいです。そのため、売却前にあらかじめ本体をキレイにしたり、有名ブランドかを確認すると良いでしょう。
チャイルドシートが小型で買取先に郵送しやすい場合は、特におすすめの方法です。ただし、その場合は梱包の手間や配送コストがかかってしまうデメリットがあります。
チャイルドシートを無料で譲る方法もあります。考えられる方法は以下の2つです。
チャイルドシートを売買で処分する場合は、価格交渉などの手間が発生する可能性も考えられます。無償であれば、比較的スムーズに話を進めやすいでしょう。また、粗大ゴミとして捨てる費用もかからないうえ、環境に優しいメリットもあります。
近隣で譲渡先を見つけたい場合は、SNSや「ジモティー」などの地域に密着したサービスを活用する方法がおすすめです。その際、チャイルドシートの運搬方法や費用負担などに関わるトラブルには注意してください。
自治体によっては、不要なチャイルドシートを警察署に寄付することもできます。厳密には、「交通安全協会」に譲る形です。交通安全協会とは、各都道府県の警察本部および所轄警察署の内部に設置されている一般財団法人です。交通安全運動の一環として、チャイルドシートが必要なドライバーに最長で6ヵ月間、無料で貸し出しを実施しています。
しかし、都道府県や各交通安全協会でチャイルドシートの保有台数にバラツキがあるのも事実です。そこで、協会によってはチャイルドシートの寄付を受け付けている場合があります。不要なチャイルドシートが再び役立てられ、地域貢献になる点がこの方法のメリットです。
チャイルドシートの処分では、販売店の引き取りサービスを利用することも可能です。実際に、ベビー用品メーカーのコンビでは、チャイルドシートの無料引き取りサービスを行っています。引き取られたチャイルドシートはリサイクルされるので、環境面への配慮も十分です。スタッフが自宅を訪問し回収するので、郵送などの手間や費用もかかりません。
ただし、西松屋やトイザらスなど販売店によっては現在引き取りに対応していない場合があるので注意しましょう。なお、アカチャンホンポでの購入商品が「プレミアム補償」に該当する場合は、メーカーでの修理代金の一部がポイントで補償されます。引き取りではありませんが、利用すれば、破損したチャイルドシートの修理費用分で次の買い物がお得になるでしょう。
修理した後にチャイルドシートが不要になった場合は、知人に譲ったり、不用品回収業者に処分を依頼したりするのがおすすめです。
不用品回収業者に依頼するのもチャイルドシートを処分する方法のひとつです。自宅まで出張し回収してくれるので、自力で処分する手間がかかりません。粗大ゴミとして処分するときのように、自治体のルールや回収日を気にする必要もないでしょう。
他の不用品を一括して引き受けてくれることもあるので、処分したいものが複数ある場合にもおすすめです。即日で回収に応じてもらえる業者もあるので、チャイルドシートをすぐに処分したいときにも便利でしょう。ただし、他の方法に比べて費用が高い傾向にある点はデメリットです。
チャイルドシートの処分にかかる費用相場を以下の表にまとめました。
処分方法 | 費用相場 |
---|---|
不燃ゴミとして捨てる | 0円~100円程度 |
粗大ゴミとして捨てる | 200円~400円程度 |
買取先に郵送する | 2,400円~10,000円程度 |
不用品回収業者に依頼する | 6,600円~ |
チャイルドシートは粗大ゴミや不燃ゴミで処分する方が費用を抑えられます。ただし、自分ですべての段取りを進める必要があり、場合によっては解体作業も必要になるでしょう。郵送の場合は、利用する業者や郵送先によって費用が大きく変わります。不用品回収業者を利用する場合は、人件費や運搬費などによって具体的な費用が変動するので、注意しましょう。
ここまで、チャイルドシートの処分方法や費用相場などを解説しました。チャイルドシートを処分する際は以下の3点に注意しましょう。
チャイルドシートは一般のゴミとして扱えない場合が多く、処分ルールをしっかりと確認する必要があります。業者に依頼する場合は、相見積もりで価格を比較しましょう。
チャイルドシートを捨てる際には、素材ごとのゴミ分別ルールをチェックしましょう。下記は、処分時に分別が必要になる主な素材の種類です。
自治体によって、それぞれの素材の処分方法は異なります。チャイルドシートを分解して処分する場合は、なるべく素材ごとにパーツを分け、指定の方法で捨てましょう。
チャイルドシートの処分時には、大きさ別のルールも確認しましょう。チャイルドシートをそのまま処分するときは、粗大ゴミとして扱うことがほとんどです。粗大ゴミの規定は、各自治体によって大きさ別に決められているので、事前に自治体のホームページを確認しましょう。
たとえば、大阪市は粗大ゴミを「最大の辺または径が30cmを超えるもの、あるいは棒状で1mを超えるもの」と規定しています。また、チャイルドシートを自分で分解して捨てる場合は、自治体ごとの指定のゴミ袋に収まるサイズになるよう処分しましょう。
チャイルドシートの処分を不用品回収業者に依頼する場合は、見積もりを複数比較しましょう。不用品回収業者に依頼すると、以下3つの費用が発生します。
業者ごとに料金体系が異なるので、依頼する業者によっては同じ条件でも見積もり内容に差が出る場合があります。複数の業者から見積もりを取って比較し、より納得できる業者を選びましょう。
次に、チャイルドシートの種類ごとにおすすめの処分タイミングを紹介します。
ベビーシートを使っている場合、1歳頃には処分して新しいものに買い替えることをおすすめします。
なお、ベビーシートの後はチャイルド・ジュニアの兼用タイプを買い替え先として選ぶとよいでしょう。幼児専用のシートは4歳までしか使えないものの、兼用タイプなら1歳から11歳まで長く使えるため財布や環境にも優しいです。
ベビー・チャイルドの兼用タイプは4歳まで使えるものの、窮屈な姿勢で座っていると子どもも嫌がります。
そのため、子どもの成長に合わせて、ジュニアシートに買い替えるのがおすすめです。
ジュニアシートを使用する目安は3歳以上かつ身長100cm以上、体重15kg以上です。
次に、実際に100人に聞いた調査結果をもとにチャイルドシートを処分した時期を紹介します。
100人への調査の結果、今回は以下のような結果になりました。
タイミング | 割合 |
---|---|
子どもが0~3歳のタイミングで処分 | 9% |
子どもが4~6歳のタイミングで処分 | 34% |
子どもが7~10歳のタイミングで処分 | 47% |
それ以上 | 7% |
その他 | 3% |
7~10歳の、子どもがチャイルドシートを使わなくても車に乗れるようになる年齢で捨てられていることが多いようです。
一方で、10歳を超えてもチャイルドシートを家に置きっぱなしの家庭もありました。チャイルドシートは場所を取ってしまうため、不要だと感じたらすぐに処分してみてはいかがでしょうか。
チャイルドシートを分解することで、一般の家庭ゴミとして処分できます。チャイルドシートを解体する手順は以下の通りです。
基本的にはドライバーや六角レンチで解体可能ですが、重労働となることが想定されます。チャイルドシートは頑丈な作りであることが多く、なかには取り外しが難しいパーツが含まれる場合もあるでしょう。そのため、工具の扱いに不慣れな人は自力で解体するよりも不用品回収業者へ依頼する方が賢明です。
チャイルドシートの回収は不用品回収相談所の利用がおすすめです。チャイルドシートの回収は以下の手順で行われます。
問い合わせは電話やメールから可能です。当日は必要に応じて事前に養生などの準備を行うので、安全かつスムーズに回収作業が完了します。
チャイルドシートの処分を不用品回収業者に依頼する際の業者の選び方は以下の通りです。
それぞれの選び方を解説するので参考にしてください。
料金設定が一目見て分かりやすく、具体的な金額を明記している会社は信頼できる業者の可能性が高いです。
料金体系がシンプルな業者であればチャイルドシートの処分にかかる費用がどれくらいか想像しやすいでしょう。
一方で、トラブルが多い業者は料金を明確に記載していない場合が多いです。わざと分かりにくい表現をして、高額な料金を請求してくることもあります。ホームページを見ても料金が明確に分かりづらい業者は、違法業者や悪質な業者であることが多いので、避けるようにしましょう。
不用品回収業者のホームページに、実際の回収事例や実績が掲載されている業者は信頼できます。
具体的にどのような不要なものを回収したのかを詳しく書いてある業者を選ぶことが重要です。
特に、作業にかかる時間や回収した不要なものの写真や事例ごとにかかる料金などが詳細に掲載されている場合は信頼できる業者として判断しやすいでしょう。また、回収作業の前後の写真が分かりやすく掲載されている場合も、トラブルが少ない業者であると考えられます。
一般廃棄物収集運搬業の許可を持っている業者かどうか、しっかりと確認することも重要です。
自治体からの許可を持たずに営業している業者は違法業者となり、トラブルに巻き込まれる危険性があります。
不用品回収の許可を得ている業者のホームページには、必ず一般廃棄物収集運搬業許可を取得済みであることが表示されています。また、許可の記載を確認する際には、具体的な許可番号が記載されているかもチェックしましょう。
「古物商許可」では不用品の廃棄には対応できないため、特に注意が必要です。
最後に、チャイルドシートの処分に関するよくある質問を3つ紹介します。
食器棚の引き取りを無料でしてもらう方法は以下の通りです。
ただし、どの方法も運搬に手間がかかったり条件に合わないと無料で引き取ってもらえなかったりするため、確実な処分方法でない点には注意が必要です。
トイザらスではチャイルドシートの引き取りはしていません。
チャイルドシートだけでなく他のベビー用品も引き取りサービスはないため、注意が必要です。
参考:トイザらス
道路交通法では、6歳未満の子どもにはチャイルドシートの使用が義務づけられています。しかし、シートベルトを正しく装着できる身長は140cmとされているため、6歳を過ぎても140cmに達するまではチャイルドシートを使用するとよいでしょう。
なお、使用するチャイルドシートは子どもが成長して身長が伸びていくにつれて以下のように変える必要があります。
種類 | 年齢 |
---|---|
ベビーシート | 0~1歳ほど |
チャイルドシート | 1~4歳ほど |
ジュニアシート | 4~10歳ほど |
チャイルドシートを使用していない場合、適正使用者の4.6倍ほどの死亡率があります。チャイルドシートは必ず正しく装着しましょう。
引用:国土交通省
チャイルドシートは以下の6つの方法で処分できます。
上記の中でも、簡単に処分できるおすすめの方法が不用品回収業者に回収を依頼することです。都合のいい時間に自宅まで回収に来てくれるのに加えて、他の不用品もまとめて回収してもらえます。解体などの必要もないので、チャイルドシートの処分を検討しているなら、一度見積もりを依頼してみましょう。
不用品回収相談所は市町村の許認可を受けた不用品回収業者です。不用品回収や遺品整理など、お家に関するさまざまなお困りごとを解決しますので、お気軽にお問い合わせください。
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