衣類乾燥機の処分方法4選｜簡単な方法から家電リサイクル券の購入手順まで解説！

「古い衣類乾燥機を処分したいけど、粗大ごみで出せる？」
「衣類乾燥機の処分にかかる料金はどれくらい？」

衣類乾燥機はめったに壊れることがないため、正しい処分方法を知らない方が多いのではないでしょうか。

家電リサイクル法とは、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機といった特定の家電について、処分方法を定める法律です。

たとえ乾燥機が、自治体が定めた粗大ごみのサイズ以下でも、家電リサイクル法対象品目なのでゴミ収集やゴミ処理施設は利用できません。指定引取場所を探したり、不用品回収業者に処分を任せたりする必要があります。

この記事を最後まで読むことで、以下の3つの行動が可能です。

これから衣類乾燥機を捨てようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

衣類乾燥機を処分する方法4選

ここでは衣類乾燥機の処分方法を4つ紹介します。

• 買い替える家電量販店に処分を依頼する
• 最寄りの指定引取場所に持ち込む
• 不用品回収業者に処分を依頼する
• リサイクルショップへ売却する

衣類乾燥機を処分する費用と手間のどちらを優先するかで、選択する方法は変わってきます。自分にとって最適な方法を選んでみてください。

買い替える家電量販店に処分を依頼する

衣類乾燥機の買い替えを検討している方は、新しい製品を購入する予定の家電量販店に、古いものを処分してもらえないか確認しましょう。多くの家電量販店では、新しく買った衣類乾燥機を自宅に運び込む際、古いものを交換で有料回収してもらえます。

かかる費用は、法律で定められた「家電リサイクル料」と、販売店ごとに設定している収集・運搬費用の合計金額です。さらに、新しく買った衣類乾燥機の設置も任せたい場合は、追加料金を支払う必要があるためそれなりの費用がかかるでしょう。

一方で、家電量販店に料金と一緒に衣類乾燥機を引き渡せば、本来自分で郵便局などから支払うはずだった家電リサイクル料について、店舗が代わりに手続きしてくれるメリットがあります。衣類乾燥機を購入予定の方は、一度店舗に相談してみましょう。

また、買い替えをしなくても、過去に衣類乾燥機を購入した店舗も、有料回収してもらえることがあります。購入した店舗を覚えていない場合は、不用品回収業者などを利用して処分してもらいましょう。

最寄りの指定引取場所に持ち込む

車などで衣類乾燥機を運べる方は、最寄りの指定引取場所に持っていく手段がおすすめです。自分で衣類乾燥機を運び出せれば、業者への依頼で発生する運搬料がかかりません。

しかし、乾燥機を一人で指定取引場所に持ち込むことは難しく、人手を用意する必要があります。衣類乾燥機は重いもので30kgを超えるため、一人で車まで運ぶのは一苦労だからです。万が一、衣類乾燥機を自分の足の上に落としたら大怪我をしてしまいます。

さらに、家電リサイクル券を郵便局で購入する必要があります。事前に支払いを済ませてから、指定引取場所に持っていきましょう。

全国の指定引取場所については、一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターの「指定引取場所案内 – E-map」から確認できます。お住まいの自治体によって最寄りの指定引取場所は違うため、場所を確認してから運び出しましょう。

不用品回収業者に処分を依頼する

新しく購入するのではなく、衣類乾燥機の処分だけをしたいなら、不用品回収業者に依頼しましょう。不用品回収業者は自分の都合に合わせて予約でき、乾燥機の設置場所まで回収に来てくれます。

たとえば、高層マンションやアパートの高層階に住んでいたとしても、10kg以上もある衣類乾燥機を運び出してくれます。直付け型で壁に設置している衣類乾燥機でも、取り外しまで行ってくれるため依頼者側が事前に準備することはありません。

ただし、不用品回収業者はリサイクル料と収集運搬費用に加えて、人件費がかかっているため料金は割高になりがちです。料金を安くするには、買取を行っている不用品回収業者を利用して、処分費用と売上を相殺するようにしましょう。

信頼できる不用品回収業者を選ぶには「一般廃棄物収集運搬許可」の取得状況を確認したり、利用者からの口コミを参考にしたりすることが大切です。

リサイクルショップへ売却する

衣類乾燥機の状態がキレイでリサイクルショップに買い取ってもらう場合、自宅まで出張買取を行っているショップを選ぶと良いでしょう。10kg以上もの重さがある衣類乾燥機を、自力でリサイクルショップまで持ち込むのは労力がかかるためです。

外観に汚れが少なく、Panasonicなどの人気メーカーであれば、買取金額が高額になるでしょう。さらに、売却する場合に限り、衣類乾燥機のリサイクル料を支払う必要はありません。

一方で、衣類乾燥機の動作に不備があったり、使用年数が経っていたりすると買取不可になる恐れがあります。査定・出張費無料のリサイクルショップは数多く存在しますので、公式サイトから対応サービスを調べてみましょう。

衣類乾燥機の処分にかかる費用を比較｜処分だけなら不用品回収業者を利用しよう

衣類乾燥機の処分費用は、選んだ処分方法によって異なってきます。下記の表で処分にかかる費用の内訳をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

どの方法を選んでも、処分するには家電リサイクル料の支払いが必要です。家電リサイクル料は法律で決まった金額なので、方法ごとに変わることはありません。

自分で乾燥機を指定引取場所に渡す際は、事前に家電リサイクル券を購入する形で、リサイクル料金を払います。

一方で、家電量販店と不用品回収業者には、家電リサイクル券の料金と運搬などにかかる細かなお金の合計金額を払います。家電リサイクル券の料金を預け、代わりに手続きしてもらえるのです。家電リサイクル券の買い方を調べたり、支払いに行ったりする手間が省けて便利に利用できるでしょう。

不用品回収業者に依頼すれば、重くて運搬が難しい衣類乾燥機を、スタッフが運び出してくれます。衣類乾燥機を新しく購入するのでなければ、不用品回収業者に依頼して処分の手間を省きましょう。

費用と手間のどちらを優先するかで、選択する衣類乾燥機の処分方法は変わります。自分の今の状況にあった処分方法を選んでみてください。

家電リサイクル券を購入する4つの手順

家電リサイクル法対象品目を指定引取所に持ち込むなど、自分で処分する手段を選んだ場合、家電リサイクル券を購入する必要があります。家電リサイクル券の購入手順は以下の通りです。

1. 処分する家電のメーカーをメモして郵便局へ行く
2. 郵便局にある用紙に必要事項を記入
3. リサイクル料金を郵便局の窓口で振り込む（ATMでも可）
4. 窓口で家電リサイクル券などを受け取る
5. リサイクル券と各種証明書を持ち帰って家電を処分する時まで保存しておく

ATMで支払う際は、ご利用明細票を忘れずに受け取りましょう。

不用品回収業者や家電量販店を利用する場合、回収料金の中に家電リサイクル料が含まれています。リサイクル料を渡すことで業者側が代わりに手続きをしてくれるため、利用者が郵便局で支払いをする必要はありません。

まとめ：衣類乾燥機の回収から処分まで不用品回収相談所にお任せください！

衣類乾燥機を処分する方法は4つです。

持ち運びに苦労する衣類乾燥機を手間なく処分するなら、不用品回収業者に依頼しましょう。特に、衣類乾燥機を壁に直付けしている方やマンションの高層階に住んでいる方は、不用品回収業者のスタッフに取り外しから持ち運びまで任せると便利です。

不用品回収相談所の加盟業者は「一般廃棄物収集運搬業」の許可を取得しており、家電リサイクル券の購入から運搬・処分まで実施している不用品回収業者です。無料で見積もりを承っていますので、お気軽にお問い合わせください。

   

この記事の著者

一般廃棄物実務管理者

坂本 貴志

不用品回収相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、不用品回収・遺品整理・ゴミ屋敷清掃・引っ越しに伴う粗大ごみ回収・処分サービスのエキスパート。一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、全国の不用品回収の料金、遺品整理の料金、ゴミ屋敷清掃の料金も知り尽くし、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。