回収品目
「使っていないコタツがあるけど、どうすれば捨てられるの?」
「車を持っていなくても処分できる?」
「手間をかけずにコタツを処分する方法は?」
このように、使わなくなったコタツの処分に疑問を持っていませんか?
コタツは毎年買い換えるような家電ではないため、いざ処分するとなると方法が分からずに困ってしまう方も多いのではないでしょうか。自治体のルールに沿ってゴミを出したり、不用品回収業者に依頼したりすれば、コタツを処分できます。
しかし、どの方法が自分に合っているのかなどが分からないと、なかなか処分を始められないですよね。そこでこの記事では、コタツの具体的な処分方法や、費用相場を解説していきます。
記事を最後まで読むことで、次のようなことがわかります。
この記事を読んで分かること
コタツは大きな家具なので、置いたままにしておくと部屋が窮屈に感じてしまいます。処分方法を知り、コタツを気持ちよく手放しましょう。
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コタツを処分する方法は主に6つです。
それぞれの処分方法について、メリットとデメリットを比較しながら紹介していきます。
粗大ゴミ回収に出して、コタツを処分する方法です。自宅近くのゴミ収集所にコタツを出しておけば、地域の委託を受けた業者が回収してくれます。
横浜市を例にすると、コタツを粗大ゴミとして出す手順は以下の通りです。
コタツの場合、手数料として購入する収集シールの値段は500円です。
安い価格でコタツを処分できることがメリットですが、予約状況によっては収集日が後ろ倒しになってしまうデメリットもあります。
自治体によって申し込み条件や料金が変わるので、必ず事前に確認してから収集所にコタツを出しましょう。
事前申し込みが必要な場合は、自治体に連絡をしてからコタツに処理券を貼り付け、指定の回収場所に出します。処理券は、コンビニや市役所、清掃事務所などで購入できます。
また、回収場所は普段ゴミを収集している場所または自宅前での受け取りのどちらかを選べることが多いです。コタツはサイズが大きく重量があるため、事前に申し込みする際に受け取り方法について確認しておくとよいでしょう。
事前申し込みが不要な場合は、コタツを指定の回収日時・場所で出すだけです。ただし、回収日は月に1〜2回しかない場合が多いため、個別で対応してもらうことは難しいでしょう。
引越しの日が近づいているのに粗大ゴミの日がまだ先の場合は、自分で運んだり不用品回収業者に処分を依頼したりするのがおすすめです。
自治体によっては、住民が自分でゴミ処理場に持ち込むことでも、コタツを処分できます。
例えばさいたま市では、年末年始などの一部期間を除き、事前予約なしでコタツを持ち込みできます。100kgまでのコタツなら、さいたま市では処分料金がかかりません。
他の自治体でも大体10kgあたり100円程度でコタツを処分可能で、費用を節約できることがメリットです。しかし車がなければ持ち込みが難しいデメリットもあります。
受付時間などを事前に調べ、安全に運べる車と人手を用意した上で持ち込みをしてください。
家電量販店では、小型家電リサイクル法に基づいてコタツの有料回収を行っています。有料回収を行っている主な店舗と、料金の例は次の通りです。
条件 | 料金 | |
---|---|---|
エディオン |
|
4,400円 |
ケーズデンキ |
|
1,100円 |
ヨドバシカメラ |
|
4,400円 |
ただしヤマダ電機をはじめとする一部の家電量販店では、指定された段ボールに入るサイズの家電しか回収していません。お店が用意している段ボールがコタツを入れられるサイズであるか確認してから、有料回収を利用しましょう。
家電量販店に処分をお任せできることがメリットですが、車でコタツを運ばなければならず手間がかかります。
まだ新しいコタツであれば、売却する方法もあります。
売却処分のメリットは、不要なコタツをお金に換えられることです。しかしあまりに状態が悪かったり、コタツの需要が低い夏場だったりすると、買い手がつかないデメリットがあります。
売却できる場所やツールは以下の通りです。
自分の好きな値段で売りたい場合はインターネット、梱包や発送の手間を省きたいならリサイクルショップでの売却がおすすめです。
コタツをなるべく手頃な値段で処分したい場合は、分解して一般ゴミとして処分する方法がおすすめです。
例えば、テーブルの部分や足、ヒーターやコンセントなど、それぞれのパーツに分ければ、粗大ゴミのサイズを下回ります。
ただし、分解する場合には、パーツごとに素材を確認し、自治体のルールに従って適切に分別する必要があります。また、作業には工具が必要な場合もあるため、怪我に注意して行うようにしましょう。
「コタツを運ぶ車がない」とお困りの方は、不用品回収業者の利用を検討しましょう。不用品回収業者は、コタツなどの不用品を自宅まで引き取りに来てくれて、処分まで代行してくれるサービスです。
自治体の回収条件を調べたり、コタツを収集所やお店まで自分で運んだりしなくてよいことが、不用品回収業者のメリットです。回収から処分まですべてお任せできるので、業者を予約する以外の手間はかかりません。
一方でデメリットは、業者によって料金やサービス内容に違いがあることです。公式サイトで料金などを調べ、複数社を比較した上で最適な不用品回収業者を探しましょう。
実際に100人にアンケート調査を行った結果、コタツを処分した方法の割合は以下の通りとなりました。
処分方法 | 割合 |
---|---|
粗大ゴミとして処分 | 60% |
ゴミ処理場に持ち込む | 14% |
家電量販店に回収してもらう | 9% |
コタツを売却する | 3% |
コタツを分解して一般ゴミとして処分する | 9% |
不用品回収業者に引き取ってもらう | 5% |
もっとも多い処分方法は粗大ゴミとして処分する方法で、60%でした。
基本的には自分で処分する人が多い一方で、運搬方法がわからなかったり手続きが面倒と感じたりする方は家電量販店や不用品回収業者に処分の依頼をすることが多いようです。
コタツを捨てるべきか迷っている方に向けて、まずは処分のタイミングを解説します。結論からいうと、コタツの寿命は10年程度です。10年程度でコタツが暖かくなる速度が落ちたり、コードやネジなどの付属パーツが劣化したりしてきます。
しかし購入から10年たっていないコタツでも、次のようなケースでは処分を視野に入れましょう。
コタツは熱を持つ家電なので、無理に使用すると火事の原因となることも。調子が悪いコタツを長期間にわたって使うのは避け、使用時に違和感を感じたら早めに処分と買い替えを考えてみてください。
コタツの処分方法ごとにかかる費用の目安は、次の表の通りです。
処分方法 | 費用相場 |
---|---|
粗大ゴミ | 500〜1,000円程度 |
ゴミ処理施設への持ち込み | 無料〜10kgあたり100円程度 |
家電量販店の有料回収 | 1,000〜5,000円程度 |
売却 | 無料 (個人売買の場合は送料などがかかる) |
不用品回収業者 | 運搬費2,000円〜 処分費500円〜 (不用品回収相談所で安心パックを利用した際の単品料金の目安) |
自治体の粗大ゴミ収集やゴミ処理施設を使った処分では、地域によって費用が異なります。他の方法と比べると安く処分できますが、コタツを指定の場所まで運ばなければなりません。
運搬の手間をかけたくない方は、不用品回収業者の利用がおすすめです。コタツの他にも処分したい不用品があれば一度にまとめて回収を頼めますし、分解や運び出しをスタッフにお任せできます。
費用と手間のどちらを優先するのかで、ご自身にあった処分方法を検討してみてください。
そもそもコタツにはどのような種類があるのでしょうか?
ここでは、コタツの主な3つの種類や特徴、処分方法を解説します。
コタツは、主に以下の3種類に分けられます。
電気コタツ | ローテーブルに布団をかけたタイプ |
---|---|
堀りゴタツ | 床に穴をあけて設置するタイプ |
デーブルコタツ | ダイニングテーブルをコタツにしたタイプ |
電気コタツは床に直接座って使用するタイプで、もっともポピュラーなコタツの種類です。
堀りゴタツやテーブルコタツは、近年では簡単に設置できるユニットタイプのものも発売されているため、数を増やしています。
特に、テーブルコタツはイスに座ったまま使用できるため、足腰の負担が少ないのがメリットです。
どのコタツでも処分方法は基本的に同じです。
ただし、持ち運びが可能なコンパクトなコタツは、クリーンセンターに直接持ち込む方法が簡単でおすすめです。
一方で、大型のコタツで自分で運べない場合は、下取りサービスや不用品回収業者を利用することをおすすめします。
初めて不用品回収業者を使う際は「怪しい業者に当たったら嫌だな」「トラブルになったらどうしよう」と不安に感じることもありますよね。
そこでこの章では、不用品回収業者選びで失敗しないためのポイントを紹介していきます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
利用しようか迷っている不用品回収業者が「一般廃棄物収集運搬業許可」を持っているか確認しましょう。「一般廃棄物収集運搬業許可」とは、市町村が発行する公的な許可で、取得していない業者は家庭から出る不用品を回収できません。
きちんと手続きを踏んで営業している不用品回収業者なら、公式サイトに許可番号や許可証の画像を掲載しています。一方で許可に関する明言を避けたり、質問への答えを濁したりしている業者は、違法営業をしている可能性が高いです。
違法業者を利用することで不法投棄などのトラブルにつながるので、依頼前に必ず「一般廃棄物収集運搬業許可」の有無を確認してください。
不用品回収業者を利用した方による、口コミを調べることも重要です。利用者目線での生の意見は、信頼性が高い情報だからです。
このようなサイトで、気になっている不用品回収業者に関する書き込みがないか確認しておきましょう。「対応が悪かった」「料金が極端に高かった」など、ネガティブな体験談が多く寄せられている不用品回収業者は、同じような経験をしないために利用を避けることをおすすめします。
申し込み前に、料金について確認しておきましょう。回収当日になってから初めて料金について確認すると、想定していたよりも高額な請求で困ってしまうリスクがあるためです。
料金の計算方法やオプションの存在などを知っておけば、予算の目安を知ることができます。ハッキリと料金を知ってから利用を決めたい方は、見積もりサービスを活用しましょう。
次のような営業スタイルの不用品回収業者は、トラブルに巻き込まれる恐れがあるので注意してください。
以上の特徴に当てはまる不用品回収業者は、会社情報などの実態をつかむことが難しく、コタツの回収後に連絡を取れなくなる場合があります。
環境省でもこのような業者は無許可営業をしている可能性が高いと呼びかけているので、コタツの回収を依頼する際の参考にしてみてください。
ここからは、コタツの処分でよくある疑問にお答えしていきます。
処分時の不安をなくすためにも、コタツの捨て方に困ったら確認しておきましょう。
コタツを無料で回収してもらう方法は以下の通りです。
ただし、状態や条件によっては無料回収を断られる場合もあります。確実な処分方法ではない点に注意しておきましょう。
コタツの引き取りはホームセンターでも可能です。
例えば、コーナンでは家具を購入した場合に同等品を1点まで無料で引き取ってもらえます。
ただし、店舗によって異なる可能性があるため、詳しくはお近くの店舗で確認してください。
ニトリでもコタツの引き取りは可能です。
ただし、配送サービスを利用している場合に限られます。
また、コーナン同様、同等品でなければ回収してもらえないため、あらかじめ確認しておきましょう。
粗大ゴミの分類で「家具調コタツ」と「コタツ」で表記が分かれている自治体がよくあります。「家具調コタツ」と「コタツ」を分ける基準として、サイズを参考にしている自治体が多いです。
例えば岡山市では、1辺の最大の長さが75cm以下のものを「コタツ」として200円、1辺が75cm以上のものを「家具調コタツ」として500円で処分しています。
大きさのある「家具調コタツ」は足部分の木材に重量があり、運搬や粉砕の手間を理由に「コタツ」と区分しています。
自治体によって分類の考え方は異なりますので「家具調コタツ」と「コタツ」の見分け方は、電話やメールで担当課に問い合わせてみましょう。
コタツの中を温める役割のヒーター部分は、自力で分解できます。分解方法は、ヒーターを固定しているネジをプラスドライバーで外すだけです。
プラスドライバーをお持ちでない方でも、ホームセンターや100円ショップで簡単に購入できます。
コタツの枠組みからヒーター部分を分解すれば「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」として分別できたり、インターネットを通じて売却するときに梱包しやすくなったりするメリットがあります。
コタツ布団は粗大ゴミに分類される自治体が多いです。コタツ布団は厚みがあって膨らみ、ほとんどの自治体が粗大ゴミとして判断する基準にしている「30cm」を超えてしまうためです。
不用品回収業者を利用すれば、コタツ本体もコタツ布団もまとめて引き取ってもらうことが可能です。コタツ布団も一緒に処分する方は、不用品回収業者の利用を検討してみてください。
コタツを処分する方法は、以下の6つです。
コタツは大きな家電であるため、ゴミ処理場まで運んだり売却のために発送の準備をしたりすることが手間となるでしょう。運び出しなどの作業をすべててお任せし、コタツを楽に処分したい場合は不用品回収業者の利用をおすすめします。
不用品回収相談所の加盟業者は、各市町村の「一般廃棄物収集運搬業許可」を受けた上で、コタツをはじめとするさまざまな不用品を回収しています。処分できずに困っているコタツがあれば、まずは電話やメールでお気軽にご相談ください。
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