回収品目
「ライターの処分方法に困っている」
「そのまま家庭ゴミに出せる?」
「できるだけ手間をかけずにライターを処分したい」
このように、ライターの処分にお困りの方もいるのではないでしょうか。
禁煙をきっかけに、大量のライターを処分してしまいたいと考えている方もいるでしょう。
ライターは自治体の家庭ゴミに出せますが、正しく処分しないと火災の原因になることがあります。ライターを処分する際は、事前に中身のガスを抜いておかないといけません。
もしライターが大量にあるために、すべてガス抜きするのが難しい場合は、不用品回収業者に依頼することも検討してみてください。
この記事では、ライターの処分方法やガス抜きのやり方について解説していきます。この記事を読むことで、以下の行動が取れるようになります。
この記事を読んで分かること
ライターの処分にお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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ライターを処分する方法は、主に6つあります。
どの方法が処分しやすいか、確認してみてください。
ライターは自治体の規定に従って家庭ゴミに出せます。いくつかの自治体の処分方法をチェックしてみましょう。
自治体名 | ライターの処分方法 | 中身が使い切れなかった場合 |
---|---|---|
北海道札幌市 | 燃やせないゴミ (中身を使い切ったものは、無料で収集) |
中身を使い切れないライターは、各清掃事務所、地区リサイクルセンターに持ち込む |
神奈川県横浜市 | 燃やすゴミ(使い捨てタイプやプラスチック製のライター) 小さな金属(オイルライター・ガスライター) |
故障等で中身が出せないものは収集事務所に相談 |
埼玉県さいたま市 | 有害危険ゴミ(種類ごとに別々の透明袋に入れ、収集所の端に出す) | 使い切れず、どうしても中身が残ってしまう場合には「中身あり」と書いた貼り紙をつける |
東京都足立区 | 燃やさないゴミ(不燃ゴミ) | 使い切れない場合は清掃事務所へ相談 |
愛知県名古屋市 | 発火性危険物(可燃ゴミと少し離して出す) | 使い切れない場合は、区の環境事業所に相談 |
上記5つの自治体では、使い切ったライターを家庭ゴミとして出せます。しかし、中身が使い切れないライターは、指定場所への持ち込みや担当部署への相談が必要な自治体がほとんどです。
ライターの中身が入ったままゴミに出すと、清掃車両の火災原因となるため、絶対に行ってはいけません。
不要なライターをリサイクルショップに買い取ってもらうことも、一つの手です。100円ライターは買い取り不可の場合が多いですが、高価な注入式ライターなら買い取ってもらえる可能性があります。
高値がつきやすいライターの例は、以下のとおりです。
元値が高いために「捨てるのはもったいない」と感じるライターは、買い取りを検討してみてください。
大量のライターを処分したい人は、不用品回収業者に依頼することも検討してみましょう。業者によっては、中身が入ったままのライターを回収してくれるところがあります。
不用品回収業者なら、すぐに引き取ってもらえるので、ゴミ収集日を待たずに処分したい人にもおすすめです。また、ライター以外に不用品がある場合、一緒に回収を行ってもらえます。
ただし不用品回収業者によっては、ライターなどの危険物は引取対象外のケースもあるので、事前に問い合わせておくと安心です。
ライターを寄付するのも、処分方法のひとつとして挙げられます。ライターの寄付を呼びかけている福祉施設を探してみてください。
例えば、以下の団体ではライターが寄付の対象になっています。
中身が入っているライターは引火の危険があるので、一方的に送りつけることはやめましょう。ライターを回収している団体に寄付する際は、事前に送り方を確認してから、行うようにしてください。
周りに喫煙者がいれば、不要なライターをもらってくれる可能性があります。手渡しであれば着火等の危険性はないので、近くに喫煙者がいればもらってくれないかどうか聞いてみましょう。
近年は電子タバコが主流になってきているため、ライターを使う人はなかなか見つからない可能性もあります。そのため欲しい人が周りにいない場合は、他の処分方法を検討しましょう。
不要なライターは、キャンプでの火起こしに使えます。「100円ライターでは火力が弱い」と考える方は、使い捨てライターにセットするだけで「強力なガスライター」に様変わりする商品も販売されています。
キャンプに持っていけば、1回でたくさんガスを消費できるので、効率よく処分できます。
自分一人ではライターを使う機会がない人は、キャンプが趣味の人にもらってくれるか聞いてみるのもいいでしょう。
ライターを処分するときに、やってはいけない行動があります。ここからは2つのNG行動について解説します。
安全対策のために、ライターを処分する前に確認してみてください。
ライターのガスオイルを抜くのが困難だからといって、ハンマーで叩き割ってはいけません。叩き割ると液体ガスが大量に飛び散るため、引火や爆発の危険があるからです。
また、ハンマーで叩いたときに生じる火花で引火する恐れもあります。ガス抜きが困難な場合は、中身が入ったまま回収してくれる不用品回収業者に依頼するなど、安全な方法を選ぶようにしましょう。
ガスやオイルが入ったまま廃棄することも避けましょう。ガスが残っているのにゴミに出してしまうと、ライターが原因でゴミ収集車が爆発する危険性があるからです。
自治体では、ライターを捨てるときは必ずガスやオイルを抜くようアナウンスしています。
ガスやオイルを抜いて処分したり、中身が入ったライターを回収場所まで自分で運んだりなど、自治体のルールに従って処分するようにしましょう。
ライターにはさまざまな種類があり、ガス抜き方法がそれぞれ異なります。こちらでは、ライターの種類別にガス抜き方法を紹介していきます。
ガス抜き方法がよくわからない方は、参考にしてみてください。なお、作業するときは火の気のない場所で行いましょう。
使い捨てライターのガス抜き方法は以下のとおりです。
手順が多いように見えますが、レバーを下げたら置いておくだけなので、それほど面倒な作業ではありません。
注入式ガスライターのガス抜き方法は、以下のとおりです。
注入式ガスライターは、ガス抜きの手順が少なく、それほど面倒ではありません。
ガスライター用燃料のガスボンベも、処分する際はガス抜きが必要です。ガス抜きの手順は以下の通りです。
初めはかなり勢いよくガスが噴出します。地面に液体のガスが付着しますが、すぐに気化するので心配いりません。ガスの残量が多ければ、作業に3分ほど時間がかかることがあります。
ライターのガス抜きを行う際は、注意すべきポイントがあります。こちらでは、以下5つの注意点について解説していきます。
ライターのガス抜きを行う前に、ぜひ確認しておいてください。
ライターのガス抜きを行うときは、ベランダや庭などの屋外で行うようにしましょう。ガスは空気よりも重いので、下のほうに滞留しやすい性質があります。そのため、風通しの悪い室内でガス抜きを行ってしまうと、爆発や引火、吸引事故などのリスクが高まります。
外で作業を行うときは、風上に立つようにして事故が起こらないように、気をつけましょう。
ガス抜き作業を行うときは、静電気を帯びにくい服を着て作業しましょう。静電気によって、発火する危険性があるためです。
服に静電気が発生する原因は、異なる素材が擦れ合うことで帯電するためです。例えば「ポリエステル✕ナイロン」「ウール✕ポリエステル」など。
そのため同じ素材の服同士であれば、帯電することがないため、静電気は起こりにくくなります。さらに静電気除去グッズも併用すれば、より安全に作業できます。
ライターのガスを大量に吸引すると、酸欠や窒息を起こす恐れがあるため、なるべく吸わないよう気をつけましょう。作業中に気分が悪くなるようなことがあったら、すぐに作業を中断してください。
吸引しないためには外で作業したり、風上に立ったりなどの方法が有効です。大量のライターを一度にガス抜きすると体調不良のリスクが高まるので、数日に分けて行うか、まとめて不用品回収業者に依頼するようにしましょう。
ガス抜きを行うときは、ライターの金属部分に触れないように注意しましょう。ガス抜きを行うと、ライター内部の液化ガスが気体に変化する際に生じる気化熱により、急速に冷却されます。
急冷された金属部分に触れると低温火傷により、肌を傷める危険性があるので、触れないように気をつけましょう。
ガス抜き後、水に浸しておくとより安全に処分できます。ライターを使い切っていたとしても、微量のガスやオイルが残っていることがあるからです。
自治体によっては、水に浸してから捨てることを推奨しているところもあります。例えば、宮城県仙台市のHPでは、以下のように記載されています。
中のガスを使いきって、水に浸してから、家庭ごみ指定袋に入れてください。使い切らずに出すと車両火災の原因になります。
引用元:家庭ゴミの出し方|宮城県仙台市
完全に発火を予防するために、最後に水に浸しておきましょう。
ライターを処分する方法は、主に以下の6つが挙げられます。
ライターを家庭ゴミとして出す場合は、自治体の規定に従う必要があります。ほとんどの自治体では、ガス抜きしてから家庭ゴミに出すことになっています。
大量のライターを処分したい場合は、ガス抜きにかなりの労力がかかるでしょう。まとめて処分したいなら、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
ライターの他にも不用品があれば一緒に回収してもらえるので、効率よくお部屋のお片付けができます。
不用品回収相談所の加盟業者は、市区町村から「一般廃棄物収集運搬業」の許可を得ている不用品回収業者です。電話やメールで簡単に無料見積もりを申し込みできるので、気軽にお問い合わせください。
ライターをはじめ、その他不用品の処分でお困りの方は、ぜひ一度不用品回収相談所をご検討ください。
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