回収品目
「神棚はどんな方法で処分できる?」
「神棚を処分する時の相場や注意点が知りたい」
などのお悩みはございませんか。
神棚には神様をお祀りしているため、失礼のない方法で処分する必要があります。魂抜きや供養といった手順を踏んでから、神社に持ち込んで処分したり不用品回収業者に依頼したりするのがおすすめです。
この記事を読むことで、以下の3つが可能になります。
この記事を読んで分かること
ぜひ最後までご覧ください。
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神棚を処分する前には、魂抜きや供養をする必要があるかチェックしましょう。
神棚はお稲荷様・荒神様・三宝荒神・地の神様といった神様を、お祀りするためのものです。
魂入れして設置している神棚の場合、処分する前に神主の方に依頼して、お焚き上げや魂抜きをしなければいけません。
一方、魂入れがされていない神棚であれば、粗大ごみとして捨てるなど好きな方法で処分できます。
神棚を設置した時に魂入れをしているか、あらかじめ確認してから処分しましょう。
神棚の処分の仕方は以下の6つから選べます。
以下では、それぞれの詳細について解説していきます。
神棚は神社に持ち込んで、処分してもらう方法がおすすめです。
神社に事前に連絡を入れてから神棚を持ち込むことで、祈祷してから処分してもらえます。
持ち込み処分ができる神社の具体例は以下の通りです。
神札を神社で購入した場合、返納する形で処分してもらいやすいです。
供養が済んだ神棚は自治体で粗大ごみとして処分できます。
粗大ごみとして処分する場合、収集場所に運び出す戸別収集と、ごみ処理施設に自分で持ち込んで処分する持ち込み処分の2つの方法があります。
粗大ごみとしての処分は、安い費用で処分できる一方、粗大ごみ処理券を購入して神棚に貼り付け、自身で収集場所まで運び出さなければなりません。
自治体によって粗大ごみか燃えるごみか、どちらに分類されるかが異なるので、地域のルールをチェックしましょう。中には、神棚を粗大ごみとして処分できない自治体もあるため、注意が必要です。
また、神棚の中の神札は燃えるごみに分類されますが、神様が宿っているとされるため、神社や供養を行ってくれる業者に処分を依頼するのがおすすめです。
大きいサイズの神棚は解体して小さくすることで、燃えるごみとして処分できます。
粗大ごみとして処分する場合よりも費用がかからないものの、解体作業中に怪我をしたり、広い作業場所を用意したりしなければいけないのが欠点です。
なお、神棚は木材以外にもさまざまな素材が使われているので、ガラスやネジなどの不燃物と、しめ縄などの可燃物に分類してからごみ出しすることが大切です。
混合ごみとして処分できる自治体もあるので、一度地域のルールを確認してみましょう。
神棚の買い替えを検討している場合には、神棚の販売店の交換・引き取りサービスを利用するのもおすすめです。
神棚の販売店に回収を依頼すれば、神棚の祈祷やお焚き上げも行ってくれる場合があります。
神棚・神具の製造販売を行う「伊勢宮忠」をはじめ、神棚や仏壇を専門に販売している業者であれば、供養と回収を同時に頼むことが可能です。
ただし、他のアイテムも取り扱っている通販業者は、供養には対応していない場合もあるため、事前に回収サービスの詳細についてチェックしましょう。
自分で神棚を取り外す・運ぶことなく手軽に廃棄したい時には、不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。
不用品回収業者は、自宅から出た不用品を回収・処分している業者を指します。
自治体で処分する場合よりも費用がかかるほか、供養してもらえない場合があるものの、好きなタイミングでスムーズに処分してもらいやすいのが特徴です。
また、神棚以外の不用品もまとめて回収してもらえるため、家の中の不用品を一度で処分したい方にも向いています。
どんど焼きに神棚を持って行って処分するという方法もあります。
どんど焼きとは、小正月に行われる火祭りです。行事神仏に関わりがあるお札や絵馬・飾りなどを炎で浄化させることで、込められた魂を天に返すとされています。
旧暦の正月にあたる1月15日などに神社にて行われることが多く、神棚もどんど焼きで処分できます。しかし、どんど焼きでは金属製の神具・陶器などは処分できないため注意が必要です。
神棚を処分する費用の相場は、以下の通りです。
神社で祈祷・処分 | 粗大ごみとして処分 | 買い替え時に引き取り | 不用品回収業者に依頼 | |
---|---|---|---|---|
金額 | 5,000円~30,000円 | 500円~2,000円ほど | 無料もしくは5,000円~20,000円 | 約80,000円 (2LDKの部屋の遺品整理の例) |
神棚を安く処分したい時には粗大ごみとして捨てるのがおすすめですが、神棚を自分で取り外してから運んでごみ出ししなければいけないのがデメリットです。
神棚以外の遺品もまとめて整理したい時や、自身で運べない大きさの神棚を処分したい時には不用品回収業者の利用も検討しましょう。
神棚を処分する・買い替える具体的なタイミングは、以下の通りです。
伊勢神宮では20年に一度、「式年遷宮」と呼ばれるお祭りが行われます。神棚を交換するタイミングに迷った時には、伊勢神宮の式年遷宮を目安にするのもおすすめです。
神棚を神社に持ち込んで処分する時の流れは、以下のようになります。
神札は新しい神棚を設置したタイミングですぐに入れ替えるようにしましょう。神棚は風呂敷で包むか、マチ付きの大きい紙袋などに入れて持ち運ぶことも大切です。
また、用意する玉串料の封筒の表書きには「玉串料」か「御焚上料」と記載します。下段には代表者の氏名を書き、30,000円を入れる時には中袋に旧字体で「金参萬円也」と書きましょう。
中袋の裏面には住所・氏名・電話番号を書き、新札を包むのも大切なマナーです。
一部の神社では、神棚を郵送して処分してもらうことも可能です。
富士浅間神社では郵送での神棚の処分に対応しているため、神棚を神社まで壊さないように持ち運ぶ手間が省けます。
富士浅間神社に神棚を郵送して処分してもらいたい時には、以下の流れで行いましょう。
郵便局に配達を依頼する際には、処分料のみ現金書留で送付する必要があります。
神棚に使われる道具や神具を捨てたい時には、それぞれ以下の方法で処分をします。
道具・神具 | 処分方法 |
---|---|
花瓶や皿などの陶器 |
|
神鏡 |
|
お供え物 (お米・お酒・生米などの食品) |
|
榊 |
|
神棚の飾りの雲 |
|
基本的には普通ごみとして処分できますが、気になる場合には神社に対応を聞くのもおすすめです。
神棚を処分する際には、以下の3つの注意点を把握しておくことも重要です。
ここからは、それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
処分時には、宗教による神棚の処分方法の違いを押さえておくことが大切です。
たとえば、金光教と天理教の違いは次の通りです。
宗教 | 特徴・違い |
---|---|
金光教 |
|
天理教 |
|
天理教では、500円玉程度の大きさの赤い巾着に納めてある「神実様」が用いられます。
神実様がない場合供養の必要がありませんが、神実様がある場合には天理教教会へ連絡して引き取ってもらわなければいけません。
取り外しが難しい場合には、無理に作業しないことも大切です。
神棚は天井近くに設置されているため、一人では取り外せないこともあります。取り外しは力のある男性が行うのがおすすめです。
無理に取り外そうとすると神棚が破損したり怪我をしたりするリスクがあります。神棚をうまく取り外しにくい時には、自宅から運び出しをしてくれる不用品回収業者に頼むのもおすすめです。
中古住宅などの購入時に神棚を処分する際には、お札を神社に返すこともマナーとして大切です。
神棚を買い替える場合、新しい神棚にお札を移動させることで対応できますが、神棚自体を処分したい時にはお札をいただいた神社に返します。
どこの神社からいただいたお札かわからない場合は、返納が可能な神社に返しましょう。
地の神様の祠を処分する時には、神社にお祓いを依頼しましょう。地の神様(じのかみさま)は屋敷神のことです。
主に静岡県中部や西部で多く祀られていて、子孫や稼業・家紋の繁栄を見守ってくださる守護神とされています。
新しく祠を交換する場合、祠をいただいた神社に古い方の祠を納めるようにしましょう。事前に電話で神社に引き取ってもらえるか確認しておくとスムーズに処分しやすいです。
また、購入した土地に以前の所有者が祀っていた地の神様がいる場合、丁寧に管理されていなかった可能性があります。一度神社に納め、今後お祀りしたいと感じたタイミングで地の神様をお迎えしましょう。
ここまで、神棚の処分方法や注意点について解説してきました。魂入れを行っていない神棚や、魂抜きを行っている神棚を処分するのであれば、不用品回収業者の利用をご検討ください。
ただし、不用品回収業者にはさまざまな業者があるため、神棚を丁寧に処分してくれるところを選ぶ必要があります。
不用品回収業者を選ぶコツは以下の3つです。
まず、不用品回収業者に依頼をした時の電話や受付の対応が丁寧かどうかをチェックしましょう。悪い口コミが多くないか調べるのもポイントです。
また、自治体から正式に許可を得ている業者かどうかも確認しましょう。自宅から出た不用品を回収する業者は、「一般廃棄物収集運搬業許可」を得ていなければいけません。
回収だけでなく祈祷や供養に対応している業者であれば、手間を省きつつ丁寧に処分できます。
不用品回収業者の選び方について、より詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。
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不用品回収業者の「不用品回収相談所」に神棚の回収を依頼する時には、以下のような流れになります。
必要に応じて現地の下見を行うため、より正確な金額でお見積もりが可能です。お支払いは作業完了後となります。
神棚を処分する際は、次の6つの方法から選ぶことが可能です。
特に神棚だけでなく、神具や道具をまとめて処分したい方には不用品回収業者がおすすめです。
不用品回収相談所の加盟業者は、不用品を回収する上で必要な一般廃棄物収集運搬業の許可を得ている業者です。電話相談や見積もりは無料でキャンセル料も発生しません。神棚の処分でお困りの方は、不用品回収相談所の利用をご検討ください。
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